
書評というよりは自分用メモ。
「機械翻訳に突っ込む想定でどういう日本語を書くのがいいか」ということに特化して解説した書籍です。
英文法とかビジネス英語の言い回しとかはほとんどでてきません(簡単な英語のフレーズ集だけはおまけ程度に巻末にある)。割り切ってます。
なので、万人受けする書籍ではないのです。
ただ、英語全くできないけど機械翻訳かまして日本語ベースで無理やり海外とやり取りしている人にとって刺さる一冊だと思います。
井上多恵子著「グローバル×AI翻訳時代の新·日本語練習帳」
— kaneko (@kanegoonta) 2025年1月1日
新年一発目の読書
ワイみたいな「英語全くできないけど機械翻訳かまして日本語ベースで無理やり海外とやり取りしている人」にぶっ刺さる一冊。 pic.twitter.com/6iDobSEqVS
「翻訳したい言語に機械翻訳した後に再度日本語に戻してみてちゃんと翻訳されるかを確認する」みたいなのは今もよくやる(生成AIも少し使いながら)のですが、それ以外にも機械翻訳前提での様々なtipsが実例とともに記載されています。
なお、純粋な「日本語の作文能力を鍛える書籍」としては、本多勝一「日本語の作文技術」が個人的におすすめです。
昔おすすめしたブログ↓
以下、本書で学びが深かった点を以下箇条書き(ほとんどは目次のまんまだけど)
★文章
- 5W1H(when,where,who,what,why,how)を意識する。
- 特にWho(誰が)とWhat(何を)が抜けやすいので注意。
- 1文を短く。長文は文章を切る。
- 能動態で書く。
- 受動態か能動態かは主体性を出すべきかどうかで判断。
- 体言止めを使わず文末(述語)まで書く。
- 言葉と言葉のつながりを意識する。
- 「の」で繋ぎまくらない。
- 指示語はあいまいなまま使わない。
- 多少くどくなってもいいので意図が伝わることを優先する。
- 格言や流行語、ことわざを使わない。
- カタカナ(和製英語)や擬態語に注意。
- 単位に気を付ける(年や日本時間)。
- 固有名詞は初めから英語でのほうがいい。
- 定義を明記するのも手。
- 複数か単数かを明確にする。
- 日本固有の風習については補足説明をする。
- 文章のつなぎを日本語から意識する(順接、逆説、追加、言い換え、結論、理由、列挙、例示)。
★文章構成
- 結論を先に言う(起承転結はダメ)。
- 具体的な方法は下記
- PREP法
- Point-Reason(Because~)-Example(For Example~)-Point(So~)
- 結論・根拠・結論
- 結論+事実(理由)・解釈・行動(すべき)+結論 ※結論と行動は重複する場合あり
- PREP法
- 結論を先に言わない場合は、Topic-説明-ボトムライン
★コミュニケーション
- 意見を明確に言う(賛成 or 反対)。
- 相手への共感を示す(感謝・謝罪含む)。
※↑アフィじゃないよ!