(この記事は私の不当な除籍・解雇事件の問題の一部についてです。全体像を簡単に知りたい方はこちらを先にお読みください。)
第6回期日(口頭弁論)が終わりました。裁判傍聴や支援する会の報告集会に来てくれた皆さん、この間募金などの支援をしていただいた皆さん、本当にありがとうございます。
この日の様子はYahoo!ニュースになりました(発信は弁護士JPニュース)。全体が要領よくまとまっていますので、ぜひお読みください。
ここでは私が今回の期日で驚いたことを2つ書きます。
一つめは、(ア)“共産党は警察から狙われ、警察と激しくたたかっている組織だから党員でないと党職員は務まらない”、(イ)“だから組織が党籍を奪えば警察とはたたかえない人間に変化してしまうので、勝手に解雇してよい”という理屈を、私の裁判の準備書面の中で、長々と述べていることでした。9ページの書面のうち4ページ以降はこの理屈で埋められています。
さらにびっくりするのは、「証拠」としてつけてきた35ページもの書類は、1984年に福岡県で起きた、党員に対する警察のスパイ工作事件(芦屋事件)の資料(判決と国会議事録)なのです。
私は「なんだこりゃ?」と思いました。
一体、私の裁判、私の解雇になんの関係が?

被告(共産党幹部)たちは、(ア)を証明したかったのでしょう。でも(ア)が仮に通ったからといって、(イ)は到底導き出せません。
そしてそもそも(ア)についても全く怪しいのです。
ここで挙げられている1984年の芦屋事件でスパイ工作を受けた人は、当時は党員ではありましたが、党の職員ではありませんでした。
そうなると、党職員に限らず、党員であれば誰でも警察から狙われ、スパイ工作を受ける危険があることになります。
現在でもなお「警察白書」では、「公安の維持」の章において、被告共産党は「監視」等の対象とされている(被告準備書面p.6)
共産党の活動は、常に権力との緊張関係にあり、こうした緊張関係にある任務を、党員でない一般の者が担えるものではないことは明らか(被告準備書面p.6)
では、共産党は入党するときに、そんなことを「明示」して「合意」しているでしょうか。全くしていませんよね。
党員に対してこんなに危険なことが今もあり、それが組織防衛に不可欠だというのなら、なぜそのことを全ての党員の入党前に説明し、合意をしないのか? ということになります。
それどころか、警察を挑発したり、その介入をまねくような挑発を、現場の党員が次々にやっていても、なんの手立てもとろうとしないどころか、「市民としての活動には口を出さない」として容認しているのが、今の党幹部たちではないのでしょうか。
自分のオキニの無法はニコニコ容認し、自分が気に入らない党員は道理を捻じ曲げて追放する——これが今党幹部がやっていることのように思えてなりません。
もう一つ驚いたことは、「福岡県や東京都委員会で、除籍などで党籍を失い、本人との争いになっているが、解雇されたケース」を出してくれと私たちは求めてきましたが、結局出てこなかったのです。
この二つが今回の期日で私が驚いたことでした。
それにしても、“警察に狙われている組織だから、党籍を無くせば解雇OK”というのは、理屈としてアクロバティックすぎて何を言っているかわからないですよね。

私が行ったパワハラについての口頭陳述要旨は次のエントリで紹介します。