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2025.5.30 幸福、幸せ

 今日はもう一つの話題、「幸福」。

(著者は臨床心理のクリニックを開業しています。

本は、実際のご自分の経験《ある若い女性のクライエントの具体的な症例、「不眠」》を例に挙げ

前回は「働くこと」「愛すること」という視点から、今回は「幸福」」という視点から悩み、問題を

とらえていきます)

 

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幸福は複数である ポジティブとネガティブ、そして純粋と不純

幸福とはあらゆる目的の背景に潜んでいる「メタ目的」-

(著者のいうメタ目的」とは、突きつめて言うなら、人生そのものがいつも「幸福」であることを

誰も望むので、人の行いのすべての背景には「幸福」が潜んでおり、それが目指されている

また幸福」とは主観的かつ相対的なものであり、「これがそうだ」というものではあり得ない。

であるから、「幸福」はいろいろ、複数、多様、複雑でなければならない)

シンプルな幸福(であってはいけない)

複数の幸福を見出さなくてはいけない。

ポジティブネガティブ

(著者は「本当はポジティブには幸福も不幸も含まれているはずで、ネガティブにもその両方が

含まれているはず」という。つまり「ポジティブ幸福ポジティブな不幸」もあれば

ネガティブ幸福」「ネガティブな不幸」もあるということ。

幸福)か不幸「」かと割り切るのではなくあいまい灰色のグラデーションが大切)

純粋なポジティブネガティブと不純なポジティブネガティブがあるのではない。

(大切なのは)絶頂的幸福(ではなく)ほどよい幸福

人間を信じる(→そのためには「時間」がとても大事)

無限の神を信じるよりも、有限の人間を信じる方がずっと難しい。…

納得いかないこと、矛盾に満ちていること、絶対に許すことができないこと、

つまり論理的思考では答えの出ないことを、時間がゆっくりと溶かしてくれる。

(クライエントの女性は《セラピーを続けるうちに》彼氏と呼べるような男性ができ、

付き合うようになった。そして彼女の心は安定し、不眠症は一時改善した。

それはよかったのだけど、彼は仕事がうまくいかない不満などがあって、それを彼女にぶつけ

《つまり甘え》、そういう彼を受け止めきれない彼女。

二人の関係には危機が訪れ、彼女の不眠は再びひどくなってきた。

 

彼は彼女は何でも受け入れてくれる人だとの勝手な、自分にとって都合のいい彼女像を描いていた。

ところが現実の彼女は違う→灰色の彼女 しかし、同じことは彼への彼女の姿、態度でもあった→ 

灰色の彼

」は相手の「自分にとっての都合のいい化《理想化》」ではなく、妥協《といっては語弊がある

けど、いい意味で現実をていねいに見ること》にあるのかもしれない)

白と黒が溶け合うと、灰色の彼女(彼)が見えてくる。現実の彼女(彼)が見えてくる。

(→ネガティブな幸せ

大人になること。これこそがネガティブな幸せの正体です。

大人には大人の平安ネガティブな幸せがある。

 

      


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 ひと口に幸福幸せといってもいろいろだということをすごく思った。

 

それから「ネガティブな幸せ」ということ。

(ここでいう「ネガティブ幸せ」というのは多くの人がそう感じるであろうという、

客観的な表現に違いない。

そもそも幸福幸せというものは客観的に存在するものではないし、「感じ」という主体的なもの。

「ネガティブ」「ポジティブ」だって自分の感じ方、思い方によって黒白でなく灰色のグラデーション

になる)

 

      



 現実というありのまま、「いる」を幸福幸せと感じられることほど、

幸福幸せなことはない。

 

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論理的思考では答えの出ないことを、時間がゆっくりと溶かしてくれる

 

心にグッときた。

 

 

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                        ちりとてちん

若葉吹く 風さらゝと なりながら  惟然




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