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2025.5.23 「愛する」と「働く」

『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』  東畑開人・著

 

(グーグル画像より)

 

という本を読んだ。

 またまた臨床心理士の東畑開人さんの書いたもの。

(「なんでも見つかる夜に」と聞いただけで読んでみたくとなった。

心って、他人のはもちろん、自分のだってわからない。

コロコロ変わるこころ《「こころ」の初めの「こ」の後に「ろ」を入れれば「ころころ」》

中学を出てから全寮制の学校にいたとき、友人との付き合いにずいぶん気を遣い、疲れた。

疲れたあげく、学校を辞めた

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 前に読んだ本での「いる」と「する」。

 いる」と「するは、次に読んだ著者の本にも出てきたし、

東畑さんの人間観、人生観のキーワードだ。

 

 この本では いる」と「する」が、「愛する」と「働く」に変わっていた。

(今日はそのこと、次回は「幸福」と、二つのことだけ書きます)

 

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人生(突きつめていえば)働くこと愛すること」 (→「する」「いる」

 

(上の二つのことを)混ぜるな危険

彼女(著者のクリニックのクライエント)の不眠はその象徴(二つを混ぜた結果)です。

眠りとは「する」の放棄です。(→ 後に著者はいう。「他者は安全である。この感覚が心にあるとき

僕らは安心して眠ることができます」。つまり、眠りは「」に包まれていてこそ可能で、

」の中では不可能)

働くこと」と「愛すること」は、混ぜるな危険

働くこと」のやり方を「愛すること」に持ち込むと、「愛すること」は台無しになってしまう。…

特に現代では、僕らはついつい「働くこと」のやり方を「愛すること」に持ち込んでしまう。

愛すること」が「働くこと」に飲み込まれてしまうのです。

〈卵の根源性〉

「卵が先か鶏が先か」というけれど、著者はいう)働くこと」と「愛すること」であれば、

愛すること」の方が根源的

愛すること」を失った「働くこと」は、他者への恐れを強めていく。…

(ここで著者は昔の日本の終身雇用は「不自由なこともあったけれど」「大船が個人の人生を

守ってくれていたのも事実」不自由さと引き換えに安心=「いる」を得ていました」という。

ところが現代は)働くことから「いるが失われた。…

だからでしょう、ここ数年トレンドになっていたのは、起業・副業・転職でした。

(さらに著者は述べる。「現代は「「働くこと」の意味が変化した」)お金と結びつかないことは

無価値なものに見えてくる

 

      


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 私は老人だから過去が長い。

(「長い」ということだけでは十分条件にはなっていないが)過去が短い若い人より、

人生(突きつめていえば)働くこと」と「愛すること」 (→「する」と「いる」)

ということを強く実感できる。

 

いる」ということは(=)存在」であり、それ自体が意味がある。

(私はいまこうしてブログを「する」、している。けれど、同時にブログしている自分を根本で

支えている「いる」自分を感じている。

働くこと」からはとうの昔に辞め、いまは「愛すること」に精魂かたむける《というよりか、

それしかない。もちろんここで「愛すること」というのは、特定の誰かを「愛する」という狭いもの

ではなく、「いる」の別な言い方)

 

      


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混ぜるな、危険。…

働くこと」のやり方を「愛すること」に持ち込むと、「愛すること」は台無し

すごく胸に響いた。

 

 

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                        ちりとてちん

雨蛙 退屈で死ぬことはない  金子兜太

 

 




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