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2025.3.7 ひきこもり(後)

  今日は(後)、終わりです。

  長い紹介・引用ですが、とても大切なことが語りかけるように、

 やさしく書かれています。

(「ひきこもり」なんて自分には関係ない《あるとすれば孫、続く世代》思っていたが、

大いに関係あると思いなおした)

 

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就労=ゴールと考えるべきではない

自信を持つことさえできればゴール

本人はひきこもりの状態を決して楽しんでいませんし、肯定もしていません。

現状をネガティブに考え、自責の念もある

説得、アドバイスより「マイルドなお節介」

私は就労支援における最大のネックは「動機づけ」であると考えています。…

 むしろ孤立する自由、ひきこもる自由が確保されたとき、人は初めて孤立やひきこもりをやめる

 自分だけの動機を獲得します。…

 就労しない自由」を認めることが大切 → 当事者にとって「安心・安全な環境」を重視

 

家族のための対応のヒント

・本人のために「良かれ」の間違い→(親でも子どもの「良かれ」はわからない)

・いちばん大切なことは本人が安心してひきこもれる関係をつくる」こと

 家族から受容されることで社会参加の意欲が生まれる

・食べるために働く時代は…遠い過去のもの

・「就労したい」と望むのは基本的に「承認欲求」のため

 「承認欲求」 → 家族以外の利害関係のない他者からのものであること(が必要)

・ 欲望(は大切)

 枯渇させないために小遣いは不可欠

・不安を解消する手段は、…対話」と「お金

 (たとえ本人から無視されても)対面での挨拶・誘いかけ・お願いごと(は大切。

 対面(であることの重要性→必ず「フェイス・トゥ・フェイス」であること)。

 その際、たとえ本人から無視されても)心の中で「今日も元気でいてくれてうれしい」

「生きていてくれてありがとう」(と思うこと)

・ひきこもりの人の心の中  「恨み半分」「感謝半分」

・議論、説得ではなく「どうでもいい会話」を(する)

 何か結論や正解を出すための言葉ではない

・接し方の基本は「愛情より親切

 「親切」に接しながらも、適度な距離を取って(親など)自分のプライベートも大事

・まずは公的機関のひきこもり支援窓口へ

 

第七章 成熟した社会の未成熟な大人たち(これが最終章)

■「非社会性」という拭いがたい烙印

 ・社会参加と成熟は…どちらが原因でどちらが結果なのでしょうか。

 ・未成熟さの表現形としての「非社会性」 → 「おたく」「不登校」「ひきこもり」)

未成熟さ=反社会性だった時代においては、未成熟いずれ卒業していく一過性の問題」

 認識されていました。(→ 「不良」「ツッパリ」…)

 しかし未成熟さ非社会性となった時代においては、未成熟さはあたかも「先天性」かつ

 「宿命的」な問題となっていきます。

 ・重要なのは、下位グループの生徒がこうした排除に抵抗するどころか、(いじめなどに

 遇わないために)自ら進んで排除を受け入れてしまう点です。 

 → 「宿命」ように認識してしまう

 ・私は、ひきこもりを未然に防ぐべき、すなわち予防すべきだとは考えていません。

 なぜなら、まずその発想はひきこもりをニュートラルな状態として見ていないからです。

 → 価値判断とは無縁

 ・ひきこもりが批判されるのは、彼らが「働かない」「納税しない」「親を苦しめている」などが

 主たる理由でしょう。しかし、生産性の有無で人の価値を判断するという発想は、きわめて危険

 → 「ひきこもりもいる明るい社会」を(を著者は願う)

 ・「一億総活躍社会」みたいなおそろしい標語よりも、

 「二割サボっても回る社会」を目指すほうが、バランスとしてはいい気がします。

 ・「人はひきこもることがあってもいい」「どこでも、誰でも、いつからでも、

ひきこもりは起こり得る」「まともだからこそひきこもる」といった考え方が広く共有されれば、

ひきこもりは排除されにくくなり、一定以上に増加することはなくなると考えています

 

   


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 ④の「就労=ゴールと考えるべきではない

  「就労しない自由を認めることが大切 

  「当事者にとって「安心・安全な環境」を重視

 

 ⑤の「本人が安心してひきこもれる関係をつくること

  「愛情より親切

には大いに共感した。

 

 「就労」ということでは、

本の最終章、⑥で「生産性の有無で人の価値を判断するという発想」の危険性を

強く主張しておられ、「ひきこもりもいる明るい社会」の到来を願う。

 そのためには決して一億総活躍社会」みたいなおそろしい」社会ではなく、

国民の二割サボっても回る社会」を目指すほうが…」と述べられる。

(首が痛くなるほど深く強くうなずいた)

 

    


 ところで、
愛情より親切」には考えさせられた。

両方とも心からの「やさしさ」が元なのだろうけれど、

愛情」が「心」という内面に隠れてわかりにくいものに対して、

親切」は外にあらわれる行動的なものだからわかりやすい。

 「ひきこもり」の人にはわかりやすさがいちばんなのだ。

 

(考えてみれば「オレオレ詐欺」の親切」は、そのことで相手を信用させ、ダマすわけだ。

だから親切」に弱い私たちは詐欺被害に遭いやすいのだと思った。

それに、詐欺する、ダマす側からいえば、詐欺の手段として装っていた親切」であっても

その親切」行動を繰り返すうち「親切」は本物になり、ダマそうとしていたお年寄りへの

愛情」が生まれ、ダマせなくなったというドラマもありうるのだと思った)

 

 

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                           ちりとてちん

何かある 早春の水を 覗きけり 高橋淡路女




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