
ベンツCクラスの現行モデルであるW206がデビューしたのは2021年、もう3年も経つんですね。中古車では最安で400万円ぐらいから狙えるようになってきました。
Cクラスを購入したいけど乗り心地や使い勝手が気になる…という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はCクラスワゴン(W206)の乗り心地や使い勝手を徹底的にレビューしていきたいと思います!
ちょっと試乗しただけでは分からない、内装の細かな質感や乗り心地など…元W205オーナーである筆者から見てどう進化したか?も含め、徹底的にレポートしていきます。購入を検討されている方はぜひご覧ください。
代車で現行Cクラスがきた!

実は先日、Bクラスの1年点検で正規ディーラーに入庫してたんですよね。その時の代車がなんと現行Cクラス(W206)のステーションワゴンでした。ありがたや。
一日中貸してもらえる機会なんて滅多にないので、ここぞとばかりに乗り回してきました。試乗とかで10分ぐらいチョロっと乗るだけ…に比べると、やはり良い意味でも悪い意味でも、色々と見えてくる部分がある訳です。
しかも筆者、皮肉なことに2ヶ月前に6年間も連れ添ったCクラス(W205)を手放したところ。現行のW206は一体どのように進化したのか?使い勝手や乗り心地など徹底的にレビューしてきたいと思います!
お借りした車両の詳細情報
乗り心地・走り
まずは乗り心地・走りについてレビューしていきたいと思います。率直な感想としては、“隅々まで電子制御されてます”感が強くて、スキがない。あらゆるノイズが遮断され、必要なインフォメーションだけを伝えてくれる透き通った乗り心地です。
ただ、全体的に重厚感は影を薄め、「静かで軽やか」になった印象です。この辺りはCクラスに限らず、ベンツの全体的な傾向と一致するものだと思います。
では、それぞれ「エンジン・駆動系」「ステアリングフィール」「足回り」に分けてレビューしていきます。
エンジン・駆動系

走り始めてまず思ったのは…
ディーゼルエンジンがとても静か。
”遮音性が高い“とか“室内には聞こえてこない”とかそういうレベルではなく、そもそもエンジン自体が静かなんですよね。外から聞いてもディーゼル音がほぼしません。エンジン始動も「…サー」って感じ(伝わりますかね…?)、クランキング音すらしません。アイドリングストップからの復帰なんて気づかないレベルです。
W205前期のガソリンエンジンはディーゼルかと思うほどうるさかった&音がガサツだったので、これは劇的な進化です。
W206世代から「全車電動化」されており、C220dは48Vマイルドハイブリッド+ISGシステムを搭載しています。大型化したスターターを高電圧のバッテリーで駆動させており、エンジン始動が異様にスムーズなのはこれが効いているんだそう。
古典的な車好きが”電動化“と聞くと「ケッ」とか思いますが、先入観無しで乗ってみるとめちゃくちゃ良いシステムでした。メーカーの努力に感服。
ちなみにパワーも全く問題無し。
モーターアシストの恩恵もあるのでしょうが、低回転からモリモリのトルクがあるのに加え、9速ATが次々とシフトアップしていくので、街乗りだとほぼ2000〜3000rpm以上回すことがありません。
アクセルを踏み込むと、かすかなエンジン音と共にどこまでも加速していきます。恐るべし。
静音性の観点では、Eクラスに近づいたんじゃないでしょうか。まさしく「車格が上がった」感じがします。まぁその分、最新のEクラスは更にレベルが上がってるんでしょうけど。

ただ、気になったのはブレーキペダルは軽いのに、アクセルペダルが重すぎること。踏み込み量に対するレスポンスは穏やかなのでギクシャクすることはないですが、あまりに差があり過ぎて慣れるのに時間がかかります。

ステアリングフィール

W206、ステアリングが軽い!
誤解しないでほしいのですが…筆者が知っている範疇だと、Aクラス(W177)とかBクラス(W247)に似てるような気がします。強力なパワステでアシストされている感じもまさしくA/Bクラスっぽいな…と。
違和感はないものの、今までのCクラスに比べるとやや重厚感には欠けるかも知れません。
足回り

W206の足回りは文句なし!
プロの評論家のレビュー記事で「違和感ある」とか「突き上げが酷い」などネガティブな意見が散見されますが…。
W205のゆったりした印象は影を薄めたのは事実ですが、だからと言って嫌な突き上げもないし、段差を乗り越えた後の収まりも良い。どこまで行っても限界が見えないCクラスの足回りは健在です。
また、筆者が乗っていたW205前期に比べるとノイジーな微振動が減ったと感じます。道路からのインフォメーションの取捨選択が洗練されていて、これは正常進化でしょう!
使い勝手・デザイン
続いて使い勝手やデザインについてレビューしていきたいと思います。相変わらずベンツの内装は神がかっておりますな…。
内装デザイン&使い勝手

全体的にシンプルで先進的な印象。ギラギラした高級感は影を潜め、スキッとした無機質なテイストです。
W205の高級感モリモリのデザインに比べると随分シンプルになったな〜っていうのが正直な感想でした。もうちょっと本杢目とかメッキ等のギラギラした要素があってもいいんじゃないかなぁ…と。

センターコンソールから助手席にかけてはカーボン調(?)のトリム。スポーティな印象です。
ちなみにシルバーの縁取りは触るとヒンヤリ…金属が使われているっぽいですね。こういう細かな質感まで抜かりないのはさすがメルセデスです。

トンボ型のステアリング、使い勝手はともかくデザインは秀逸。新品レザーの触り心地も良いですなぁ〜。また、Cクラスはステアリングのチルト&テレスコピックが電動なのが嬉しいですね。他社ではDセグ車でも手動のモデルが多いです。
また、W206は静電容量式のセンサーでドライバーがステアリングを握っているかどうかを検知してくれるようになりました。ACC作動中、警告を消すために無意味に動かさなくてよくなったのはグッドポイントです。

センターコンソールにはドリンクホルダーやUSBポート、ワイヤレスチャージャー等があります。

フタはスライド式になっていて、開ける時は奥まで手で動かす必要があります。ちょっと不便かも?

独特な形状のヘッドレストのフロントシート。もちろんヘッドレストの上下位置調整は電動です。シートのホールド性はバツグンでした。


後部座席の居住性や座り心地など、ユーティリティ性は文句無し。今回お借りしたのはワゴンですから、トランク容量も十二分にあります。




アンビエントライトは“お上品”な感じ。AクラスやBクラスのようなギラギラした光り方ではありません。やはりこの辺りはターゲットとしている年齢層を意識したデザインなのでしょう、エントリークラスのAクラスはヤング層、プレミアムセダンであるCクラスはミドルエイジを想定しているように感じました。

HMI関連の使い勝手
W206のHMIデザインのトピックスは、ナビパネルが11.9インチへと大型化され、センターコンソールと一体となったデザインに変更されたことでしょうか。
W205世代は8インチぐらいの小さなディスプレイだったので、それに比べるとめちゃくちゃデカくて見やすい!バックカメラの画質も劇的に進化してます。
ただ、ナビパネルを見るときの視線移動が大きいのは難点ですかね。W213のEクラスや現行A・Bクラスファミリーのような横長のディスプレイの方が視線移動は少ないです。まぁそこはヘッドアップディスプレイで解決できるのか…?

また、物理ボタンが排除されてタッチ式になっている箇所がチラホラ。デザイン性だけを優先しているように見えますが、いざ使ってみると全然問題無いですね。静電式になったパワーシートのスイッチも「使いにくそうだな〜」とか思ってましたが、案外慣れると使いやすいです。


まとめ
いかがだったでしょうか。
色々とネガティブなことも言ってますが、あらゆる面でW205から正常進化しています。W206は素晴らしい車です。当たり前です、なんたってベンツのCクラスですから。
スポーツセダンとしてのアイデンティティを保ちつつ、快適性を向上させたW206。Aクラスとは明確に差別化された高級感のある走りでありながら、そしてEクラスよりも軽快に走る…そのバランスの良さがCクラスの真骨頂ですね。グランドツーリングからワインディングまで完璧にこなせるあたり、やはりCクラスは優秀です。あぁ良い車だ…。
ちなみにこちらのCクラスワゴン、お見積りシミュレーションしてみたら諸経費別で850万円ぐらいでした。ひぇ〜…。
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