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【実体験】ベンツCクラス(W205)のよくある故障9選!修理費・壊れやすい箇所・中古車の注意点

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結論から言うと、CクラスW205は極端に壊れやすい車ではありません。

ただしエアサス・足回り異音・ガソリン漏れの3つはW205の定番故障であり、特に修理費が高く要注意です。
この記事ではW205を9年・7万km以上所有した筆者が、実際に経験した9つの故障事例を修理費用つきで解説します。中古車購入時のチェックポイントもまとめているので、購入前の方はぜひ最後までご覧ください。

  • 車種
    メルセデスベンツ Cクラス C200 アヴァンギャルド AMGライン
  • 型式
    W205前期
  • 初年度登録
    2015年2月
  • 走行距離
    7.5万キロ

W205の定番故障一覧と費用の目安

まず、W205で発生しやすい故障と修理費の目安を一覧でご覧ください。購入前の参考にどうぞ。

故障箇所 修理費目安 深刻度 発生距離
エアサス
(ベローズ交換)
片側7万円〜 ★★★ 5万キロ
エアサス
(コンプレッサー
・バルブロック)
20万円〜 ★★★ 5万キロ
足回り異音
(ロアアーム交換)
数万円〜 ★★☆ 6万キロ
ガソリン臭
(燃料ホース交換)
2〜3万円 ★★☆ 7万キロ
シートバック
ポケット修理
8〜9万円
(左右)
★★☆ 3万キロ
給油口キャップ紐交換 3,000〜
4,000円
★☆☆ 3万キロ
ドアハンドルLED交換
(4箇所)
約4万円 ★☆☆ 3万キロ
ヘッドレスト異音 DIY修理可 ★☆☆ 初期
パフューム
アトマイザー不具合
数千円〜 ★☆☆ 初期

深刻度★★★の故障は修理費が高額になりやすく、中古車購入前に必ずチェックすべき箇所です。では、各故障の詳細を順に解説していきます。

W205で多い故障① エアサス故障


W205にはエアサスを装備したグレードが存在しますが、エアサスは故障しやすく修理費も高額なため要注意です。エアサスの故障には大きく分けて2つのパターンがあります。

症状①:エンジン停止中に車高が下がっていく

「エンジン停止中に少しずつ車高が下がっていくが、エンジンをかけると元に戻る」場合は、ベローズからのエア漏れが原因です。ベローズの交換が必要となり、部品代は片側で7万円ほどです。

一時的な対処法としては、コンフォートモードかエコモードにしておくと車高を維持できる場合があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

kamas-cars.hatenablog.com

症状②:エンジン稼働中も車高が下がりっぱなし

「エンジン始動中も車高が維持できず、下がりっぱなしになる」場合は、エアコンプレッサーとバルブロックの不具合が原因です。修理費用は民間工場で20万円前後、正規ディーラーではさらに高額になります。

なお、2022年にエアコンプレッサーのリコールが発表されています。以下のサイトで対象車両かどうか確認できます。
メルセデス・ベンツ日本公式サイト - リコール関連情報 - リコール情報一覧

🔍中古車を買うときはここをチェック!

  • エアサス関連部品(エアコンプレッサー・バルブロック・ベローズ)の交換履歴があるか?
  • 車高の昇降がスムーズか?フロントとリアで昇降スピードが異なる場合は要注意
  • エンジンオフの状態で車高が維持されているか?

エアサスはいつか故障するもの、と言っても過言ではありません。交換履歴がある個体であればひとまず安心ですが、履歴がない場合は購入後に費用が発生することを覚悟しておきましょう。

W205で多い故障② 足回りのギシギシ音


車体が上下に揺れたりステアリングを動かしたりしたときに「ギシギシ」「キー」という異音が鳴る症状です。筆者の場合は走行距離6万キロあたりで発生しました。

原因はロアアームのボールジョイント部分の劣化です。ゴムブーツに破れがなくても中のグリスが枯渇することがあり、ボールジョイント単体の交換はできないためロアアームごとの交換が必要になります。

一時的な対処法として、シリコンスプレーで症状が緩和することがあります。詳細は以下の記事をどうぞ。
kamas-cars.hatenablog.com

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • フロントロアアームの交換履歴があるか?
  • 試乗時に足回りから異音がしないか?(乗り込んで車体が沈んだ瞬間、ステアリング操作時に注意)
  • 片側のみ交換履歴がある場合は、もう片側も近いうちに交換が必要になる可能性が高い

室内からは聞こえにくいため、外から確認できればベストです。

W205で多い故障③ 冷間始動時のガソリン臭


エアコンからガソリン臭がする不具合もW205でよく発生します。原因は燃料ポンプ低圧ホースからのガソリンの滲みです。

修理費は部品代1万円前後、工賃含めてトータル2〜3万円ほどで、比較的安価に対処できます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

kamas-cars.hatenablog.com

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • 燃料ホースの交換履歴があるか?
  • 冬の寒い時期にエンジンを始動した直後、室内にガソリン臭がしないか?

「冬の寒い朝にエンジンをかけた数分間だけ」という限られた条件でのみ発生するケースも多く、現車確認で完全に見抜くのは難しい不具合です。交換履歴の確認を優先しましょう。

W205で多い故障④ シートバックポケット開きっぱなし


シート背面の「シートバックポケット」が開きっぱなしになる不具合です。原因はゴム紐の伸び・劣化で、伸縮性がなくなることで閉じられなくなります。

修理費が割高で、部品代が片側3万5,000円・工賃1万円、左右合計で8〜9万円にもなります。意外と高いですよね。DIY修理の方法は以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。

kamas-cars.hatenablog.com

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • シートバックポケットがきちんと閉じているか?
  • ポケットを開けたときにゴム紐の反力が弱くないか?(反力が弱い場合は近いうちに症状が出る可能性あり)

W205で多い故障⑤ 給油口キャップの紐切れ


給油口キャップの落下防止用ゴム紐が、経年劣化でひび割れて千切れてしまう不具合です。ガソリン近くの部品のため特にゴムが劣化しやすく、防ぎようがない経年変化といえます。

部品代は3,000〜4,000円で、DIYでも簡単に交換できます。費用的なダメージは小さい不具合です。

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • 給油口を開けてキャップの紐がひび割れ・千切れていないか確認
  • ポケットを開けたときにゴム紐の反力が弱くないか?(反力が弱い場合は近いうちに症状が出る可能性あり)

もし千切れていても費用は数千円なので、値引き交渉の材料にはなるかもしれません。

W205で多い故障⑥ ドアハンドルLEDの照度バラツキ


夜間にアウタードアハンドルのLED(ロケイターライティング)が光りますが、このLEDが壊れやすく明るさにバラツキが出たり、光らなくなったりする症状が発生します。新車登録後2〜3年目という早い段階で現れることもある点が厄介です。

交換費用は1箇所あたり部品代3,000円+工賃7,000円で、4箇所直すとトータル4万円ほどかかります。

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • ドアハンドルLEDの交換履歴があるか?
  • 夜間の現車確認が可能であれば、LEDの明るさにバラツキがないか確認

W205で多い故障⑦ ヘッドレスト内部のスプリング外れ


フロントシートのヘッドレストから「カラカラ」という異音が発生する症状です。原因はヘッドレスト内部パーツの割れです。

DIYで修理可能で、修理方法は以下の記事で解説しています。
kamas-cars.hatenablog.com

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • シートを倒したりヘッドレストを揺すったりして「カラカラ」という異音がしないか?
  • ヘッドレストの前後調整がスムーズに動くか?

W205で多い故障⑧ パフュームアトマイザー不具合

オプションのパフュームアトマイザー(車内芳香システム)が香りを発しなくなる不具合も報告されています。原因は内部にあるホースの折れ曲がりです。

詳細は以下の記事をご覧ください。
kamas-cars.hatenablog.com

🔍 中古車を買うときはここをチェック!

  • パフュームアトマイザー装備車の場合、実際に香りが出るか動作確認をする

W205で多い故障⑨ その他細部の劣化

不具合というほどではありませんが、年数が経つと細かい箇所の劣化は避けられません。中古車選びの際は以下もチェックしておきましょう。詳しくは以下の記事で解説しています。
kamas-cars.hatenablog.com

本革シートの擦れ


乗り降りの多い運転席のショルダー部分に擦れが発生します。革シートの宿命ともいえる経年変化です。

リアメッキ部分のヒビ割れ


ナンバープレート上のメッキ部分がヒビ割れてくる症状です。防ぐ方法はなく、新品交換が唯一の対策です。

ハンドルのパンチングレザー剥がれ


ハンドルグリップのパンチングレザーが剥がれてくる症状です。見た目に影響するため中古車選びで確認したい箇所です。

メッキモールの白サビ


欧州車全般に発生する症状で、メッキモールに白サビが発生します。保管環境にかかわらず雨に濡れると進行します。

DIYで磨く方法やラッピングによる対策は以下の記事をご覧ください。
kamas-cars.hatenablog.com
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W205の中古車相場と狙い目の個体


ここまで故障事例を列挙してきましたが、それを差し引いてもW205は非常に魅力的な車です。デザインの良さ・内装の高級感・走行性能の高さなど、所有すれば満足できるモデルだと断言できます。

W205の中古車相場

(以下の情報は最新の市場状況を確認のうえ参考にしてください)

  • 最安値帯:100万円前後〜
  • 走行5万キロ以内・登録5年以内:概ね300万円

半導体不足でコストダウンされている最新モデルよりも、贅沢な装備が奢られた旧モデルを狙うのは非常に賢い選択です。

狙い目の個体の条件

整備履歴がしっかりしている個体を選ぶことが最重要です。特に以下が揃っていれば安心です。

  1. エアサス関連の交換履歴あり(または非エアサス車)
  2. ロアアーム交換済み
  3. 燃料ホース交換済み
  4. 整備記録簿がある(ディーラー整備歴があればなお良し)

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よくある質問(FAQ)

  • Q. W205はよく故障しますか?

    A. 持病と呼ばれる故障(エアサス・足回り・ガソリン臭)は一定数のオーナーが経験しており、故障リスクがゼロとはいえません。ただし整備履歴の確認と事前のチェックで、リスクの低い当たり個体を選ぶことは十分可能です。

  • Q. W205の維持費はどれくらいかかりますか?

    A. 故障がない年は通常の輸入車相当の維持費で済みますが、エアサス故障時は一度に20万円以上の出費になるケースもあります。ある程度の修理費用を想定しておくと安心です。

  • Q. W205の中古車はやめたほうがいいですか?

    A. 整備履歴がしっかりした個体であれば十分に狙い目です。本記事のチェックポイントを参考に現車確認を行えば、リスクを大幅に下げられます。価格と魅力のバランスを考えると、今、非常にコスパの高いベンツといえます。

  • Q. エアサス搭載グレードは避けたほうがいいですか?

    A. エアサスは故障リスクと修理費が高いため、維持費を抑えたい方は非エアサスのグレードを選ぶのも一つの手です。ただしDセグ車でエアサス搭載というレア感も味わえますし、エアサスならではの機能も満載ですから、整備履歴が明確な個体であれば選ぶ価値は十分あります。

  • Q. W205前期と後期どちらがおすすめですか?

    A. 後期(2018年以降)はマイナーチェンジでいくつかの改良が加えられており、一般的には後期のほうが熟成されています。ただし価格も高めになる上、一部装備が簡素化されている(ダッシュボードのステッチ撤廃、サングラスホルダー内のスウェード撤廃など)ので、予算と照らし合わせて好みで選びましょう。

まとめ

今回はW205の定番故障と中古車購入時の注意点を解説しました。

  • エアサスと足回りが最も修理費が高く要注意
  • 整備履歴(特にエアサス・ロアアーム・燃料ホース)を必ず確認
  • 現車確認では異音・LEDの明るさ・シートの状態をチェック
  • それでもW205は魅力たっぷり、当たり個体を引ければ最高の1台

今回ご紹介した注意点を参考に、ぜひ満足のいく個体を見つけてください。素晴らしいW205ライフをお楽しみください!

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その他、W205関連の記事もあわせてどうぞ。

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