Vario-Tessar T* FE 16-35mm F4 ZA OSS SEL1635Z スペック・仕様・特長

ソニーは、レンズ交換式デジタル一眼カメラ「α」用の交換レンズとして、35mmフルサイズ対応で小型高性能ZEISS（ツァイス）広角ズームレンズ「SEL1635Z」（Eマウント）と、世界初（同社調べ）35mmフルサイズ対応の電動ズームGレンズ「SELP28135G」（Eマウント）を発表。「SEL1635Z」を11月7日より、「SELP28135G」を12月下旬より発売する。

■「SEL1635Z」

ミラーレスカメラ特有の短いフランジバックを最大限に生かした小型軽量かつ高性能なZEISS広角ズームレンズ。高度非球面レンズ（AAレンズ advanced aspherical）を含む非球面レンズ5枚と、ED（特殊低分散）ガラス3枚を用いた先進の光学設計によって、画面中心から隅々までシャープに描写する高い解像力と、歪曲収差や像面湾曲を極限まで抑制した忠実な再現性、および高い色収差補正を実現した。

さらに、ZEISS独自の「T*（ティースター）コーティング」により、フレアやゴーストを抑えた高コントラストな描写も可能。これらの高い光学性能により、広角を生かしたダイナミックな構図で風景撮影などが楽しめるという。また、大口径のフォーカスレンズの制御には、リニアモーターを採用し、静止画・動画それぞれに対応したフォーカシングで高い応答性と静粛性を実現する。

主な仕様は、レンズ構成が10群12枚、最短撮影距離が0.28m、最大撮影倍率が0.19倍、フィルター径が72mm。本体サイズは、78（最大径）×98.5（全長）mmで、重量約518g。価格は158,000円（税抜）。

■「SELP28135G」

高画質動画撮影に最適な操作性と光学性能を追求した35mmフルサイズ対応の電動ズームレンズ。一眼カメラ「α7」シリーズや業務用カムコーダー「PXW-FS7」にも対応する。大口径フルサイズレンズ向けに、SSM（Super Sonicwave Motor）を用いた高トルクの電動ズーム機構を新規開発し、プロの動画撮影に求められる低速から高速のズーム速度に対応。自由な映像表現を可能にするとともに、静粛なズーミングも実現する。また、フォーカス群の軽量化と「ダブルリニアモーター」の採用によって、応答性が高く、静かで高精度なフォーカス制御を行う点も特徴だ。

光学設計には、フォーカス時の画角変動（ブリージング）やズーム時の軸ずれ/フォーカスずれを最小限に抑制する独自のSMO（Smooth Motion Optics）機構を採用し、安定した映像を可能にする。さらに、αレンズとして初めて「ズーム・フォーカス・絞り」の3つの操作リングを搭載。ズームリングは、低速から高速まで幅広いズーム速度を制御でき、回転方向の反転も可能だ。フォーカスリングは、瞬時にAF（オートフォーカス）/MF（マニュアルフォーカス）を切り替えられる独自のスライド機構を備えた。

主な仕様は、レンズ構成が12群18枚、最短撮影距離が0.4（W）〜0.95（T）m（AF/MF）/0.95m（Full MF）、最大撮影倍率が0.15倍、フィルター径が95mm。本体サイズは、105（最大径）×162.5（全長）mmで、重量約1215g（三脚座別）。価格は300,000円（税抜）。