製品特長
[メーカー情報]最大65点クロス測距を実現。 狙った被写体を高精度・広範囲で捕捉。中央は開放F8に対応
より速く、より高精度にピントを合わせるために。AFフレームの多点化、そしてクロス測距化を追求。EOS 7D Mark IIのオールクロス65点AFセンサーは、キヤノンテクノロジーの限界に挑んだ末に生まれました。65点の測距点をファインダー内で広範囲かつ高密度に配列。思い通りの構図で、被写体を高精度に捉えることが可能に。全測距点で、F5.6光束対応のクロス(縦/横)測距が可能※1なので、縦線または横線どちらか片方の検知では得られない捕捉性能を発揮します。使用頻度の高い中央測距点のラインセンサーは、高いピント精度を実現するF2.8とF5.6光束対応クロス測距(デュアルクロス測距※2)を配置。開放F8に対応※3しているため、エクステンダーを装着して開放F8になるレンズでも、中央測距点でのクロス測距が可能です。さらに、低輝度限界はEV-3(中央1点)を達成。暗いシーンを高感度で撮影するときも、高精度なAFを活かした撮影が行えます。
すべてのAFフレームで、精密な合焦と捕捉力を発揮。
中央縦一列のセンサーとF2.8光束の斜めクロスセンサーを2ライン・千鳥配列で二重に測距。すべての測距エリア選択モードで、2ライン測距を行うため、シビアなピント精度が求められる大口径レンズ使用時に効果を発揮します。中央測距点では、F5.6対応センサー全体を使うことで、大デフォーカス(大ボケ)状態での被写体検出が可能。素早くAFすることができます。
さまざまなセンサーを連携させた、高性能AFシステム。
従来のEOSのAFシステムに対し、さらなるAF精度と応答性を追求。「オールクロス65点AFセンサー」に「被写体検出用・AEセンサー」「AF補正用・光源検知センサー(AEセンサーを使用)」という、3つのセンサーを連携させた独自のAFシステムです。被写体やシーンに合わせてAF特性を最適化。より高精度かつ安定的なAFを実現します。
多点化と小型化を両立。耐久に優れた新AFユニット。
AFを多点化しながらも、AF光学系を最適化することで、ユニットの小型化を実現。また、耐環境特性に優れる構造・材質を採用することで、安定したAF性能が発揮できるよう設計しています。
被写体や構図に合わせて選べる7つの測距エリア選択モード。
あらゆる撮影シーンに対応するために、7つの測距エリア選択モードを搭載。EOS初のラージゾーンAFが可能です。背面液晶の右横に新搭載された測距エリア選択レバーにより、モードの切り替えもスムーズに行えます。
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※1 使用レンズにより、測距点数、クロス測距点数、デュアルクロス測距点数が変動する場合があります。
※2 EF50mm F2.5 コンパクトマクロ、EF28-80mm F2.8-4L USMではF5.6クロスセンサーで測距します。
※3 EF180mm F3.5L マクロ USM+エクステンダー EF2×では行えません。
被写体の特徴を見分け、予測できない動きにも高精度に自動追尾。
高速で動く被写体、予期せぬ動きをする被写体にも追尾し続けるEOS iTR AF。最初にピントを合わせた被写体の顔や色を、まずカメラが認識。被写体の速度や方向が急変し、測距点を外れてしまっても、測距点を移動させてピントを合わせ続けることができます。さらに顔や色の検知だけでなく、新しい追尾アルゴリズムにより、高精度な被写体検出、追尾が可能に。またEOS iTR AFは、被写体の顔や色を解析し、AEとAFを最適に制御するEOS iSA※2 Systemと連携しています。
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※1 iTR:intelligent Tracking and Recognition
※2 iSA:intelligent Subject Analysis
* 測距エリア選択モードの65点自動選択AF時、ゾーンAF、ラージゾーンAF時に有効な機能です。
* AF情報と人物の顔情報、被写体の色情報をもとに測距点選択を行います。
画像処理の速度だけを高速化しても、同時に精度が伴っていなければ高画質な一枚は生まれません。EOS 7D Mark IIの映像エンジンは、速度と精度を高次元で両立したデュアル DIGIC 6を採用。約2020万画素CMOSセンサーから出力される8チャンネル高速信号読み出しに対応するため、アナログ信号をデジタル信号に高速変換する4チャンネルA/D変換フロントエンド処理回路を2個採用。デュアル DIGIC 6とセットで働く高速並列処理回路により、最高約10コマ/秒の高速連続撮影を実現。階調や色を繊細に捉え、自然な画像を、より高速に生成することが可能です。常用ISO感度100〜16000や撮影時の歪曲収差補正、EOS iTR AFの顔検出精度の向上、さらにはフルハイビジョン動画の60pのIPB圧縮、MP4動画記録などの実現に結びつきました。
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ISO16000 |
ノイズ低減機能がさらに進化。常用ISO感度※最高16000、拡張最高51200。
シャッターチャンスは、時間も場所も選びません。光量が足りないことを理由に、その瞬間を逃すことは、撮影者にとって大きな損失です。EOS 7D Mark IIは、APS-Cサイズで約2020万画素の高画素CMOSセンサーながら、常用ISO感度最高16000という高感度を達成。暗いシーンでの撮影や、より速いシャッター速度で撮影したい時に有利です。静止画撮影時の常用ISO感度は100〜16000。感度拡張により、H1:25600、H2:51200の設定も可能です。
ISOを自動制御するISOオート※。
撮影現場において明るさが変化したとき、カメラ側で自動でISO感度を調整するISOオートを搭載しています。ISO感度の自動制御範囲は、上限設定が可能。暗いシーンを遅いシャッター速度で撮影したいときや、画質を優先するため高ISO感度側を制限したいときなどに有効です。また、シャッター速度が自動的に遅くならないよう[ISOオート低速限界]も設定可能。手動での設定範囲は、1/8000〜1秒と設定範囲が拡大。設定したシャッター速度より遅くならないよう、カメラが自動でISO感度をシフトします。自動設定では[遅め⇔速め]を7段階から設定できます。
※ ISO感度はすべて推奨露光指数です。
※ ISOオートでは、感度拡張は行われません。
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より高感度に強く。多彩な機能を実現した高画質EOSムービー。
映画やCMなど、プロの制作現場でも活躍するEOSムービー。70種以上のEFレンズがすべて使えるので多彩な表現が楽しめます。静止画と同様に高感度、高画質な描写性能も見逃せません。EOS 7D Mark IIのEOSムービーは、高感度の性能も大きく進化。デュアル DIGIC 6と新開発CMOSセンサーにより、常用ISO感度100〜16000を実現。暗いシーンも低ノイズでクリアな映像表現が可能です。また、デュアルピクセル CMOS AFにより、滑らかで追従性にも優れたAFが可能。記録形式は、従来のMOVに加え、互換性の高いMP4にも対応しています。
フルハイビジョン60p動画記録を実現。記録形式はMP4にも対応。動きの速い被写体でも残像感を抑え、より滑らかで美しい動画撮影を可能にするフルハイビジョン60p動画を実現。1/2倍速スロー再生時にも滑らかなスロー再生が行えます。記録形式はMOVに加え、再生互換性に優れるMP4フォーマットにも対応。幅広いデバイスで再生することができます。またフレームレートは24.00fpsの設定が可能。映画制作でフィルム素材が混在する映像編集のワークフローにも対応できます。
※ フルハイビジョンで60p設定時、動画サーボAFは使用できません。また、ワンショットAFはコントラストAFになります。