ローパスフィルターレス
レンズがとらえた光を直接イメージセンサーに伝えることで、より高い解像感の写真が撮影できる機能。
※撮影条件や被写体によっては、モアレや偽色が目立つ場合があります。
撮像素子
光を取り込むセンサー部分を表し、面積が大きいほどより多くの光を取り込めるため色の再現が忠実になる。
焦点距離
レンズと撮像素子との距離で、この距離によって撮影できる画角が決まる。
数字が小さくなるとより広く(広角)、大きくなるとより狭く(望遠)撮影することができる。
F値
レンズの明るさを表し、数字が小さいほど明るいレンズになる。
レンズが明るいと入射する光の量が増え、シャッタースピードを早くすることができる。
光学ズーム
レンズを動かし光学的に焦点距離を変更することにより様々な画角で撮影できるようになる。
最短の焦点距離からの倍率であらわす。
タッチパネル
スマホのようにタッチ操作が可能なモニタ。多くはボタンやダイヤルとタッチパネルの併用式で、タッチAFやタッチシャッターをメインに使われます。搭載モデルは多くありません。
GPS機能
上空に浮かぶGPS衛星の電波を使って現在地を測位する機能を指します。GPSを搭載していると写真の撮影位置情報が緯度経度で記録されます。アウトドア用デジカメの他、一部の高倍率ズーム機が搭載しています。
撮影枚数
CIPA規格(カメラ映像機器工業会が定める電池寿命測定方法)に基づいた枚数。
4K対応
4K解像度の撮影ができ、4K対応テレビなどへ出力することができる。
自分撮り機能
背面モニターが回転して自分の姿を見ながら撮れる機能を指します。モニターを自分撮りモードにすると自動的にセルフタイマーがオンになる、表示が鏡像になる、美肌がオンになるなど各社工夫をしています。
チルト液晶
可動式液晶モニターの一種で、モニターが上下にチルトする機構を指します。上にだけ動くもの、上にも下にも動くもの、180度動いて自分撮りに対応するものなどがあります。構造はシンプルで便利ですが、縦位置でのローアングル撮影には未対応です。
バリアングル液晶
可動式液晶モニターを搭載した機種。
ハイアングルやローアングルでの撮影の際に液晶モニターの確認がしやすくなる。
360度カメラ
360°すべてのアングルを1度に撮影できる。全天球カメラとも呼ばれる。
タイムラプス
一定間隔で連続撮影した静止画を素材に作った動画です。長時間の事象の変化を短時間で表現できるのが特徴です。
顔認識
人物にカメラを向けた際、被写体の顔を認識し、自動的にピントや明るさを合わせてくれる機能。
機種によって、複数の顔を認識することができたり、笑顔を認識して自動的にシャッターを切ることができるものがある。
AF自動追尾機能
指定した被写体に自動的にピントを合わせ続ける機能です。ピンボケを防げますが、被写体によってはうまく追尾してくれないこともあるため、通常のAFとうまく使い分ける必要があります。
手ブレ補正機構
撮影時の手の揺れを検知して自動で修正し、画像がブレたりぼやけたりするのを防ぐ機構。
光学式ではレンズの位置や、撮像素子を動かすことでブレを補正し、電子式では撮影された画像データを解析してブレを補正する。
Wi-Fi
ワイヤレスで撮影した画像を「パソコン」「タブレット端末」「スマートフォン」に転送できる機能
Wi-Fi Direct対応
無線LANルーターを使わず、無線LAN対応機器同士をダイレクトに接続できる規格。
PictBridge対応
デジカメとプリンターを直接繋いで印刷するための規格がPictBridgeで、パソコンを介さなくてもプリントできます。USBで接続するタイプやWi-Fiを使ってプリントするタイプなどがあります。
NFC
近距離無線通信技術の規格で、実はおサイフケータイもNFCの一種です。NFC自体は写真転送には向かないので、カメラとスマホをくっつけてWi-Fiを作動させ自動接続するのに使われます。
2014年5月16日 17:20掲載
ソニーは、コンパクトデジタルカメラ「サイバーショット」シリーズの新モデル「DSC-RX100M3」を発表。5月30日より発売する。
レンズには、デジタルカメラ用ガラス非球面レンズとして世界初(2014年5月16日現在)となる、非球面レンズ2枚を高精度に接合することで広角・大口径化と小型化を両立させた、新開発の「ZEISSバリオ・ゾナーT*24-70mm F1.8-2.8」レンズ(※レンズ焦点距離は8.8mm〜25.7mm)を搭載。35mm判換算で広角24mm〜望遠70mmの画角に対応。また、絞り値にして3段相当(光量1/8)のNDフィルター内蔵により、屋外の日差しが強い環境でも光量を調節でき、自由度の高い撮影が行える。
撮像素子は有効約2010万画素の1.0型裏面照射型「Exmor R CMOSイメージセンサー」を採用。高感度、低ノイズ性能を実現したほか、従来機「RX100 II」と比べ約3倍に処理速度が向上した画像処理エンジン「BIONZ X」を搭載。高速処理能力により、自然な質感を細部まで再現する「ディテールリプロダクション」技術や、夜間などの光量が少ない場所でも高い解像感を維持する「エリア分割ノイズリダクション」などを実現。加えて、最高ISO感度12800の高感度撮影や、動画撮影時にも鮮明でノイズの少ない映像の記録が可能だ。
また、新たにボディに収納できる高精細有機ELファインダーを搭載。高コントラスト・高精細な有機ELデバイス採用の「OLED Tru-Finder」は、新設計の接眼レンズに、覗いた際の映り込みを低減する「ZEISS T*コーティング」を採用。さらにアイセンサー搭載により、自動でファインダー表示と液晶モニター表示が瞬時に切り替わる仕様となっている。背面モニターは自由なアングルやポジションで撮影できる180度チルト液晶を採用。上方向は約180度、下方向に約45度まで変えられるので、自分撮りなどに便利だ。
動画撮影機能においては、「XAVC S」記録方式に対応(Class10以上のSDXCカードが必要)し、フルHDを50Mbpsで記録可能。また、音声圧縮方式は非圧縮のリニアPCMを採用。なめらかな手ブレ補正を実現する「インテリジェントアクティブモード」を搭載する。
このほか、スマホなどとの連携が可能なWi-Fi/NFC機能を搭載。好みに応じてカメラにさまざまな機能を追加できるアプリケーションダウンロードサービス「PlayMemories Camera Apps」に対応。さらに、HDMIやWi-Fi機能により、カメラから4Kテレビへ静止画を転送可能。また「トリルミナスカラー」に対応しているため、撮影した写真や映像を「トリルミナスディスプレイ」対応テレビで映し出すことも可能だ。
ボディサイズは101.6(幅)×58.1(高さ)×41.0m(奥行)mmで、重量は約290g(バッテリー、「メモリースティックPROデュオ」を含む)。
このほか、光学ズームが2.9倍、全画素超解像ズーム約5.8倍。記録フォーマットが静止画がJPEG、RAW、動画がXAVC S、AVCHD規格 Ver.2.0準拠、MP4。
市場想定価格は88,000円前後(税抜)。