30mm F2.8 DN ブラック [マイクロフォーサーズ用] スペック・仕様・特長

シグマは、「Art」シリーズのミラーレス一眼カメラ用単焦点レンズ「SIGMA 19mm F2.8 DN」と「SIGMA 30mm F2.8 DN」について、マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用の発売日を、3月22日に決定した。

いずれも、開放絞り値がF2.8の明るさを実現した口径46mmの単焦点レンズ。ラインアップとして、「SIGMA 19mm F2.8 DN」と「SIGMA 30mm F2.8 DN」のマイクロファーサーズ用とソニーEマウント用をそろえた。グラスモールド非球面レンズを採用し、ディストーションや像面歪曲を徹底して補正。絞りを通る光が光軸と平行な点に結像するテレセントリック性を考慮した設計を施し、画像の周辺部まで安定した描写を実現した。レンズにはスーパーマルチレイヤーコートを採用し、フレア、ゴーストの発生を軽減している。

操作性では、レンズ収差の変動を抑えるインナーフォーカス方式を採用することで、安定したホールディング性を実現。また、ギアなどの機構部品を介さずに直接レンズを駆動させるリニアAFモーターを搭載し、高い駆動精度と静粛性も追求した。オートフォーカスの駆動音を抑えており、動画撮影時にも使いやすい仕様としている。

そのほか、マウントには、高い精度と堅牢性を備えた真鍮バヨネット・マウントを採用。表面処理を施して強度を向上させ、耐久性を高めた。また、出荷時には、4600万画素のFOVEONダイレクトイメージセンサーを用いたMTF測定器の「A1」による全数検査を実施し、高い品質精度を維持。高周波成分の検査も行う。

■広角域をカバーする「SIGMA 19mm F2.8 DN」

口径46mmの広角単焦点レンズ。35mm判換算の焦点距離は、マイクロフォーサーズマウントで38mm、ソニーEマウントで28.5mmとなる。主な仕様は、レンズ構成が6群8枚、絞り羽根枚数は7枚（円形絞り）、最短撮影距離は20cm、最大倍率が1:7.4、最小絞り値がF22、画角が59.3度（ソニーEマウントは73.5度）。本体サイズは60.8（最大径）×45.7（全長）mm。重量は未定。ボディカラーは、ブラックとシルバーを用意する。

価格は24,000円（税抜）。

■標準域をカバーする「SIGMA 30mm F2.8 DN」

口径46mmの標準単焦点レンズ。35mm判換算の焦点距離は、マイクロフォーサーズマウントで60mm、ソニーEマウントで45mmとなる。主な仕様は、レンズ構成が5群7枚、絞り羽根枚数が7枚（円形絞り）、最短撮影距離が30cm、最大倍率が1:8.1、最小絞りがF22、画角が39.6度（ソニーEマウントは50.7度）。本体サイズは60.8（最大径）×40.5（全長）mm。重量は未定。ボディカラーは、ブラックとシルバーを用意する。

価格は24,000円（税抜）。