製品特長
[メーカー情報]直感的なアナログ操作
電源OFFの状態でも天面を見れば撮影条件が一目でわかる、Xシリーズ伝統のスタイルを継承。Xシリーズの原点である"X100"から受け継がれる、レリーズボタンを囲むように配置された質感高い金属削り出しのシャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルは、外周部に深いローレットを刻むことで確かな操作性と安心感を与えてくれます。
Built-In ISOダイヤル
シャッタースピードダイヤル内部にISOダイヤルを内蔵した、往年のフィルムカメラを彷彿させる機構。ダイヤルの外周部を持ち上げて回すことで、小窓の中の数字を見ながらISO感度を設定できます。ISOダイヤルを「A」ポジションに合わせ、カメラのメニュー内の感度ダイヤル設定を“コマンド”へ切り替えると、ボディ前面のコマンドダイヤルの操作ひとつでISO感度を素早く設定することができます。
±5段の露出補正が可能な「C」ポジション
指掛りの良いローレットが外周部に刻まれた露出補正ダイヤルでは、1/3ステップずつ±3段の補正をおこなうことができます。ダイヤルを「C」ポジションに合わせると、ボディ前面のフロントコマンドダイヤル操作での±5 段の露出補正を可能とし、ファインダーを覗きながら狙ったシーンを逃すことなく、リアルタイムでの意図した作品作りをサポートします。
右手ですべての操作をおこなえる背面ボタンレイアウト
液晶モニターをすっきりとデザインの中に収めたボディ背面。撮影中に頻繁に使う操作系は、すべて親指で素早く操作することができるよう、モニターの右手側に集約。これにより、しっかりとカメラをホールドしたまま、被写体に集中した状態ですべての操作を可能とします。
素早くフォーカスエリアを変更できる「フォーカスレバー」
「フォーカスレバー」 レンズ一体型のXシリーズとして初めて「フォーカスレバー」を採用。縦・横・斜めと8方向に動くレバーによって、フレーミングした姿勢のまま素早くAFポイントを移動させることができます。
アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー
光学ファインダー(OVF)と電子ビューファインダー(EVF)の特長を組み合わせた「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を採用。ボディ前面のファインダー切り替えレバーの操作で、瞬時にOVFとEVFを切り替えられます。また、光学ファインダーの画面上にフォーカスエリアを映し出す電子ディスプレイを表示でき、OVF時でもフォーカスピーキングやデジタルスプリットイメージを利用することで、リアルタイムで正確なピント合わせをサポートします。
エレクトロニックレンジファインダー(ERF)
光学ファインダーの画面右下にEVFを小窓化して同時表示するエレクトロニックレンジファインダー。ERFで表示されるEVFは視野率100%に加え、フォーカスエリアを中心に2.5倍拡大、6倍拡大の表示が可能。光学ファインダーを覗きながら、露出やホワイトバランスなどを、実際に撮影される映像としてモニターに表示できます。また、MFアシストを使えば、マニュアルフォーカスでより高い精度のピント合わせが可能です。
リアルタイム・パララックス補正
近距離撮影で生じる撮影範囲フレームと実際の撮影範囲のズレ「パララックス」を、リアルタイムで自動補正して表示。OVFモード撮影時でも、ピントを合わせた際に撮影画像に反映される、撮影範囲とフォーカスエリアをカメラ側で自動補正し表示することで、より確実な絵作りが可能となります。
伝統息づく富士フイルムの「色」。
80年以上にわたって写真フィルムを製造してきた富士フイルムだからこそ、こだわり抜いた「写真画質」。富士フイルムを代表するフィルムの名を冠した「PROVIA/スタンダード」「Velvia/ビビッド」「ASTIA/ソフト」など全15種類を搭載。温かみのある人肌、抜けるような空の青色、鮮やかな木々の緑色など、記憶に近い美しい色で再現します。X100シリーズとして初の「ACROS」モードを搭載したことで、従来のモノクロモードとは一線を画す滑らかな階調、引き締まった黒、美しい質感再現でのモノクロ写真表現が可能です。
新開発APS-Cサイズセンサー「X-Trans™(*3) CMOS?」
非周期性のカラーフィルター配列により、光学ローパスフィルターを排したXシリーズ独自のセンサー「X-Trans™ CMOS III」を搭載。約2430万画素のA PS-Cセンサーは、画素数を増加させつつもノイズを抑え、従来は拡張感度域だったISO12800を標準感度として使うことができます。また、位相差画素の範囲を拡大することで、これまで以上の高速で高精度な位相差AFを実現しました。
新エンジン「X-Processor Pro」
画像処理エンジンには新開発の「X-Processor Pro」を採用。処理速度が従来の約4倍となり、高速読み出しが可能な「X-Trans™ CMOS III」センサーの能力を引き出すことで、レスポンスが飛躍的に向上しています。また、LCD表示やEVFのライブビュー画像表示スピードが60fpsに向上したことで、動く被写体をより滑らかに映し出します。起動時間も最速約0.5秒となり、電源ONから撮影までが高速化され、狙ったシーンを瞬時に捉える事が可能となります。
オートフォーカス
■像面位相差A Fのエリア拡大とA F基本性能の向上
センサー上に位相差画素を持つ像面位相差AFを採用。像面位相差エリアの面積は、従来モデルに対して約230%に拡大。従来49点だった測距点は91点(最大325点)となり、高速・高精度なフォーカスを行います。また、AFアルゴリズムも従来のものを見直し、曇天時などのコントラストの低いタフなシーンでも確実にピントを合わせて撮影ができます。
■シーンに合わせて選べる6つのAFモード
静止した被写体に有効なAF-Sと動く被写体のためのAF-Cには、それぞれフォーカスエリアの「シングルポイント」「ゾーン」が選択できるほか、カメラが複数のエリアを自動的に選択してピントを合わせる「ワイド/トラッキング」モードも選べます。「シングルポイント」「ゾーン」モードを選択時には、液晶モニター横に搭載されたフォーカスレバーを使用することで、フォーカスエリアの位置と大きさを瞬時に変更することができます。
*1 CIPAガイドライン準拠、内部測定方法。
*2 MFモード時。
*3 X-Transは富士フイルム株式会社の商標または登録商標です。
ドライブモード
動画撮影に加えて、1コマ撮影、秒間3コマ、4コマ、5コマ、8コマの連写、さらに、露出、ISO感度だけでなく、ダイナミックレンジ、フィルムシミュレーション、ホワイトバランスと、合わせて5つのオートブラケティングを選択することが可能になっています。
アドバンストフィルター
写真表現の幅を広げる「アドバンストフィルター」を搭載。コントラストを抑えて全体の階調を明るくする「ハイキー」やレトロな雰囲気のトイカメラ風に撮影する「トイカメラ」、特定の色域のみ色を残して全体をモノクロにする「パートカラー」など全8種類。電子ビューファインダーや液晶モニターで、その効果を確認しながら撮影することができます。
光を操るNDフィルター
光量が多い環境で開放側の絞りを使っての撮影や、シャッタースピードを遅くするときに有効なNDフィルターをレンズに内蔵。光量が1/8となる絞り値3段分のNDフィルターを、ファンクションボタンやメニューから簡単にON/OFFして使うことができます。
1/32000秒の超高速電子シャッター
シャッターは10万回の耐久性を誇るリーフシャッターと、静粛性に優れた電子シャッターを搭載。電子シャッターへ切り替えると1/32000秒という超高速レリーズが可能で、日差しの強い晴天下でも、レンズの開放絞り側で適正な露出を得ることができます。また、シャッター音をOFFに設定することで、静寂な教会やコンサートの場面でも、場の雰囲気を損なうことのない写真撮影が可能となります。
10cmオートマクロ
近接撮影に最適化されたAF速度モードに自動的に切り替え。最短撮影距離は約10cmを誇ります。 10cmまでのマクロ撮影によって固定式単焦点レンズでありながら、風景から料理・小物撮影まで幅広いシーンに対応します。
拡張されたフルHD動画撮影
フルHDの動画の撮影も59.94p/50p/29.97p/25p/24p/23.98pの6パターンでの撮影ができ、従来のものよりAF追従性能も向上しています。撮影中に絞り、シャッタースピード、露出補正の設定が変更できます。また、フィルムシミュレーションの選択が可能となり、多彩な映像表現が楽しむことができます。
光を操るNDフィルター |
コンバージョンレンズ
フジノン23mmF2固定式単焦点レンズの高い画質性能をそのままに撮影フィールドを広げてくれるのが、ワイドコンバージョンレンズ「WCL-X100 II」とテレコンバージョンレンズ「TCL-X100 II」です。X100シリーズ専用に設計された上質なデザインはX100Fと調和する佇まいを見せます。X100Fのレンズの性能を最大限に引き出す光学設計で、F値を変えることなく高画質を実現。カメラボディは自動的にコンバージョンレンズの装着を認識し、光学ファインダーでの撮影時には撮影範囲の目安を示す枠を表示します。
デジタルテレコンバーター
搭載レンズの35mm相当の画角に加えて、デジタルテレコンバーターを設定することで、50mm/70mm相当の画角での撮影が可能となり、被写体に近寄ることのできない環境や、景色を切り取ってテーマを明確にした撮影に最適です。撮影している画像は電子ビューファインダーと液晶モニターのどちらにもリアルタイムで確認ができるため、緊張感を維持した状態でより被写体に集中した写真撮影をおこなえます。
*1 35mm判換算
<メーカー情報は、2019年8月時点のものです。>
PCソフトウェア「FUJIFILM X Acquire」を使用してカメラ設定の保存・読込みに対応
これまでソフトウェア「HS-V5」「Lightroom Tether Shooting Plug-In PRO」の使用時のみに可能だった、USB接続によるパソコン上でのカメラ設定の保存・読込み機能が、無償ソフトウエア「FUJIFILM X Acquire」を介してご利用いただけます。撮影条件を瞬時に切り替えたり、複数の「X100F」間で設定をコピーする際に便利です。
RAW現像ソフト「FUJIFILM X RAW STUDIO」に対応
パソコンとデジタルカメラをUSBケーブルで接続することで、デジタルカメラに搭載している画像処理エンジン「X-Processor Pro」 を使用したRAW現像が可能になります。現像設定の素早いプレビューや、バッチ処理による高速RAW現像ができます。
フラッシュの無線コントローラー制御に対応
他社製スタジオフラッシュの無線コントローラー制御に対応します。富士フイルムカメラシステムに対応した他社製スタジオフラッシュでハイスピードシンクロや、TTL撮影がご利用いただけます。