「どう受け取ってくれるのか。不安でいっぱいですが…」
1年前の2024年8月12日、自担こと私の推し、Hey!Say!JUMPの八乙女光くんが結婚を発表した。ファンクラブサイトに掲載されたメッセージのこのフレーズが、今もずっと私の心の中で息絶えず住み着いている。
光くんが結婚発表をして1年経った!ということで、光くんのファンになって丸17年を迎える八乙女担の私が、当時を振り返っての胸の内をだらだらと綴っていきたいと思う。とはいえ実のところ、八乙女担として生活するなかで光くんが結婚したって意識することはほとんどない。うさ耳の公式写真を発売してくれたときや、ほろ酔い自撮り写真をSNSに上げてくれたときに、「既婚者になってもこんなサービスしてくれるのありがてぇー!」「既婚者様が我々下民のためにりあこ営業をしてくださった…」って心の中でいじって拝むくらいだ。
でもたまに何の前触れもなく、ふと「あーそういえば光くん結婚したんだよな」って思い出したりもする。3ヶ月に一回くらいは。結構多い?

有岡大貴くんの結婚
まずは昨年6月の話から。「STARTO ENTERTAINMENTの誰かが結婚する」という情報があるアカウントで投稿されていたのが始まりだったはず。私は「へぇ、誰だろう」と全く他人事として受け止めていて気にも留めてなかった。でも6月7日の夕方、そのアカウントが「まるっと恋に落ちたから 今さら止められるわけないじゃん」って投稿していて、一気に血の気が引いた。待って、それJUMPの「我 I need you」のワンフレーズやん。Hey!Say!JUMPの誰かが結婚するってこと!?このとき私は仕事のアポの帰りで坂の上にいて、衝撃を受け止められないまま坂道をくだった。今思うと坂をくだることと突然の絶望が結びついちゃって、ドラマ映えしそうなメタファー演出になっててちょっといい感じ。数時間後、有岡大貴くんの結婚が発表された。
死ぬほど動揺した。そりゃいつかはJUMPのメンバーも結婚するんだろうなと思っていたけど、こんなに早くその日が来ると思っていなかった。この事務所では30代前半で結婚するタレントは過去にあまりいなかったこと、有岡くんが「この事務所のCDデビュー組の平成生まれタレントの中で初の結婚」だったことから、「こんなに早く」と思ったわけだけど、グループ結成&CDデビュー17年のグループのメンバーが結婚するのは、「こんなに早く」どころか、「頃合い」なのかもしれない。
「こんなに早く」と思ってしまうのは、結局自分のせいなのだ。好きなアイドルが結婚する頃には、おたく側もそれを穏やかに受け止めて静かに祝福できる、落ち着いた人間になっているんだろうなとイメージしていた。全然違う。私は穏やかになっても落ち着いてもいない。まだまだ血気盛んにフルスロットルで、16年前に好きになったときと同じ熱量で、あまりにもHey!Say!JUMPが好きだった。

なのにとうとう、Hey!Say!JUMPから結婚を発表される頃合いがやってきてしまったのだ。夢であってほしいと思った。この、「うわあああああああああ」って感情を言語化するための研究機関があるなら猛勉強するのでどうにか入れてもらいたい。簡単にいうと、「誰のものにもならないでほしい」、「結婚したら仕事とグループが一番じゃなくなってしまう気がする」とかそういうことなんだと思う。幼稚すぎて言葉にするのが恥ずかしい。死にたくなる。
JUMPは当時有岡くんを含めて8人中6人が個人SNSアカウントを公開運用していたが、この話題に触れるメンバーが3人、触れないメンバーが2人と分かれた。薮宏太くんのメッセージはとてもあたたかくて、今見ても涙を誘う。
大ちゃんはいいこ!大ちゃんは素敵!大ちゃんは優しい!大ちゃんは暖かい!大ちゃんは健気!大ちゃんはかっこいい!大ちゃんはかわいい!
— 薮宏太 (@kota_yabu_hsj) 2024年6月7日
だからこそとっても嬉しい。
伊野尾慧くんは深夜、黒背景に「寝れそう?」と一言書かれたストーリーを投稿しておたくをざわつかせた。ファンへの優しいケアのようでもあり、傷ついた女に近づくずるい男ムーブのようでもあり、有岡くんへのメッセージのようでもあり…伊野尾くんって、SNSの申し子すぎる。ちなみに当時SNSを持っていなかった髙木雄也くんは、有岡くんと2人でやってるラジオでDef Techの「My Way」を選曲した。もちろん「結婚おめでとう!お祝いとしてこの曲をリクエストしまーす!」なんて言っていないけど、髙木くんから有岡くんへの粋なメッセージなんだろうと受け取るファンが多かった。私もその一人で、「お前は弱くないから」「今日はめでたし」という歌詞に泣いてしまった。
Instagramアカウントを持っていた光くんは、何も投稿しなかった。
有岡担のお友達に「光くんは、まだ結婚は早いって怒ってるんじゃないですかー?」と言われたけど、私は、何か投稿をすることで、誰かを悲しませたり炎上したりするのを恐れて、触れない選択肢を取ったのかなと想像していた。
ほかのアイドルグループの結婚発表や熱愛報道と比べると、有岡くんは世間的にはネガティブな騒ぎにならなかったように思う。でも、ファンの私が見る範囲では当たり前に荒れていたし、本人のSNSにも心無いコメントが溢れていた。有岡くんがJUMPで一番の結婚発表だったこと、JUMPの中でもいわゆるりあこおたくを飼っている人気メンバーであったことが原因だと思う。本人が非難されているのを見るのはめちゃくちゃつらかったし、1件1件通報したいくらいに腹が立った。でも、「結婚してくれてうれしい!ども!アイドルに結婚してほしい派のおたくでーす!」というコメントにも表出ろ!!!と言いたくなってしまう。全方位に「うわあああああああああ」となったのが、有岡くんの結婚発表だった。
さらに遡って、結婚発表から1年前の2023年は、ジャニーズ事務所という名前がなくなるなどJUMPを取り巻く状況に大きな変化があった年だった。JUMPは「たくさん話し合って、“続けていく”ことを決めた」というニュアンスのことを何度も口にしてくれた。ファンとして一番嬉しい答えだった。この考えに初めて触れたのは、2020年のアイドル雑誌での、知念侑李くんの「僕はもう『売れたい』とかじゃなくて大切なメンバーたちとストレスなく長く一緒に活動していけることが理想」という発言だと思うんだけど。でも結婚発表後に振り返ると、この皆で出した答えこそが伏線で、話し合いの中では「結婚してもアイドルをやめない。結婚するメンバーがいてもこれまで通りグループを続けていく」「自分の人生や幸せを犠牲にしすぎない」と意思確認もしたのかなぁと想像している。

光くんもいつか結婚するという覚悟
だから私は有岡くんの結婚発表で、「光くんもいつか必ず結婚する」とほぼ確信に近い形で覚悟した。8人全員が結婚するとは限らないが、光くんはもともと結婚願望や家庭への憧れを話すことが多かったので、確実に結婚する側のメンバーだろう。有岡くんの結婚でもこんなに動揺したのに、自担の光くんが結婚したら私はどうなってしまうんだろう。タタリ神になってしまうかもしれないし、ソウルジェムが濁って魔女になってしまうかもしれないし、無惨様の血をもらいにいって鬼になってしまうかもしれない。人間の形を保っていられる自信がなかった。
そこで考えついたのが、「ポジティブなことが同時に起これば、ダメージを軽減できるどころか、むしろ結婚発表が楽しみになるのではないか」という作戦だった。たとえば、いつか欲しいと憧れている、何か特別なきっかけがないと買えないような一生もののジュエリーを買うとか!そういえば、カルティエのトリニティリングがほしい。ゴールドとホワイトとピンクのゴールドの3色の太い3連のリング、なんか景気が良いし派手でかっこいい!この天才的な作戦により、物欲の化け物である私は早速わくわくしてきた。
金曜日からずーっといろんなこと考えていたけど、とりあえず今日から、心のリスクヘッジのため、光くんもいつか必ず結婚するというマインドで生きていこうと思う。光くんが結婚したら記念にトリニティの指輪買おうかな?今日現在で30万ですが、インフレでその頃いくらになっているのかお楽しみに💍💛 pic.twitter.com/dhpwfwGgXz
— 千紘 (@ybhkkgkhc) 2024年6月9日
お値段は税込みで308,000円。ハイブランドの値上げは容赦ない。2012年、JUMPが帝国劇場で座長を務めると決まったとき、私も帝国劇場にふさわしいおたくになりたいと8万円で購入したヴィトンのバッグは、今28万円になっている。干支一回りの間に定価が20万上がってるのやばすぎでは。でもコンサートのチケットも倍くらいになってるもんね。なので、トリニティも光くんが結婚する頃には45万くらいになっていて、「いっそあのとき買っておけば良かった」と後悔するんだろうなと思った。ごめんなさい、だらだらと書いてしまいましたが、この後やっと光くんが結婚します。そして、このブログを書いている2025年8月現在、335,000円になっていて、27,500円上がっておりました。

8月12日、結婚発表
2ヶ月後の8月12日。朝早くから出かけていた私は、お昼すぎに帰ってお昼寝をしていた。夕方、ふと目が覚めるとLINEが数件届いている。「大丈夫ですか?」「千紘さん……!」「話聞くよ」怖い怖い!なんか大事件起きてる…!?咄嗟によぎったのは、2022年1月の宮城でのコンサートで、光くんが突然イヤーマフをして登場したときのこと。そしてその半月後に、光くんが突発性難聴で芸能活動の休止を発表したこと。え、まさか、まさか。
最悪の事態を想像して慌てて情報を確認すると、結婚の発表だった。そっちかー!の安堵が大きくて、その後、結婚!?!?って遅れてびっくりした。自分で自分の深層心理を突きつけられたよね。たった一つだけ願いが叶うのならば、私は光くんが1分1秒でも長くHey!Say!JUMPでアイドルを続けてほしいんだって。これさえ叶えばほかは何も望んじゃいけないと自分を戒めるほどに、活動休止のときの衝撃、「光くんがもうアイドルを続けられない可能性がある」と一度覚悟したことはとても大きかった。嫌な言い方をするなら、その気持ちを人質に取られて、光くんにいてほしいなら結婚は許せと突きつけられたようにも感じた。
光くんは、誰となぜ結婚したんだろうと考えた。相手については、一般女性というだけで何も分からなかった。そのせいで親からは「一般女性ってまさかあんたじゃないよな?」というふざけたLINEが来た。「◯◯似の美女!」とか「◯年前にこうやって出会ったみたい!」とか、今もほんっっっとに何の情報も入ってこない。めちゃくちゃありがたかった。「◯年前」という情報だけでも、おたくはとてもダメージをくらう。仮に10年前と言われると、え、あのお仕事をしてこんな発言をしていたときに!?と歴史が変わって発狂してしまうし、1年前に出会ったなんて言われたらド新規やないかーい!と発狂してしまう。知らない以上、何の考えも巡らせずに済んだ。今後も週刊誌各社、何も教えないでくださいお願いします。
私はJUMPがメンバー同士でどんなことをしてどんな会話を交わしたか、メンバーの交流情報を聞くのがとても楽しみで、誕生日だったらメンバーからLINEが来たかとか、メンバーとの飲み会があったら誰から誘ってどんなことがあったのか、いつも血眼で情報を拾い集めている。結婚という人生の中で一、二を争う大きなイベントでその情報が得られないのは致命的な取りこぼしだと思った。光くんはメンバーにどんな状況でどう伝えたんだろう、メンバーは光くんのお相手の方を知っているのだろうか、知らない場合写真で顔くらいは見たりしたのだろうか、それともマネージャー経由で事務的に連絡されて、実は直接会話は交わしてないかもしれない――など、気になりすぎるのに何も知ることができない。だからこそ、光くんにとって欠かせない存在である相方、薮くんが有岡くんのとき同様とても素敵なメッセージを上げていたときは、光くんの結婚式に薮くんが参列して祝辞のスピーチを述べるならこんな感じなのかな、と想像させてもらえてで嬉しかった。一方伊野尾くんはまたも黒背景に白文字で「今日は飲んでもいいんじゃない?」と一言書いたストーリーを上げており、「祝福のお酒とも取れるし、ヤケ酒とも取れる…」と考察班を唸らせていた。やはりSNSの申し子。
出会ってもうすぐ22年!
— 薮宏太 (@kota_yabu_hsj) 2024年8月12日
いつもは少し?いや結構?抜けてるけど1人の人間としてそして友として尊敬してるよ。
相棒よ。これからもみんなを沢山笑顔にしてね。
大好きだぜ。ほんとうにおめでとう!
と、こんな感じで、私の光くんの“推し方”は、雑誌やテレビ、SNSなどから情報をできる限り拾い集めて、本物に限りなく近い偶像、レプリカを作り上げることである。たとえば、春に「Bug Parade」という主演舞台が決まったときは、同担のお友達と「八乙女さんが最近、“Bug”を起こしてしまったことはありますか?」「この舞台は“選択”がテーマですが、八乙女さんにとって大きな“選択”はなんですか?」と、雑誌のインタビューや会見で出そうな質問と、光くんの回答を想像して盛り上がった。発言、歌い方、ダンスのクセ、そのすべてに「光くんなら、こうするかな」と仮説を立て、答え合わせをし続けること、それが私の幸福な推し活なのだ。なのに、結婚を決めた光くんがどんな顔してるかなんて、私はこれっぽっちも知らない。光くんの結婚については、とにかく情報がなかった。だからこそ発狂せず心の安寧を保つことができて本当に本当に感謝していて恵まれていたなと思ったのだが、一方で、17年も見てきた光くんの人生の大事なイベントについて、結婚したという事実以外何も知ることができず、寂しさも感じた。

そんな結婚発表の中で、唯一、光くんの気持ちを推し量れるようなフレーズがあった。それが冒頭のメッセージだ。
「僕、八乙女光は人生で大きな決断をしました。どう受け取ってくれるのか。不安でいっぱいですが…1人でも多くの方の笑顔が見たい。笑顔にしたい。光りになりたい。それは昔から変わりません」。
いや、もうね…好きなアイドルに“不安”って言われたら、「君の味方だどんなときも!!!」って叫ぶしかないやん。「大丈夫!」って魔法の言葉で返すしかないやん。光くんが不安になっている、あぁ、どうしよう。「活動休止したときの恐怖」を人質にとられたとき同様に、「不安」を掲げられたら、もう光くんが心配でいてもたってもいられなくなってしまった。不安って、どういう不安なんだろう。ファンが悲しんだり怒ったりすることが不安なのかな。離れていくのが不安?「ファンにどう思われても仕方ない」と覚悟決めた系でいる可能性もあったけど、「ファンにどう受け取られるか不安」のほうで来たか。大きな情報である。私のレプリカがアップデートされていく。そして不安になってる光くんもとてつもなく好きだ…。“アイドルとしての自分”や”ファンの気持ち“を大事にしてくれてるのかもしれないと感じて、申し訳ないけどうれしかった。
有事の際って炎上のリスクを回避するために定型文報告になりがちだけど、こうやってちょっとでも感情を見せてくれると一気に心を持っていかれる。岡本圭人くんがJUMPを脱退すると発表したときのファンクラブ動画では、山田涼介くんが「自分勝手だなと思いました!」と言っていて、え、待って、めちゃくちゃ怒ってるやんそんなことある!?と、あまりのまっすぐさにお通夜気分がちょっと和らいだものだ。
そして、光くんに不安だと言われてはっとした。2002年から20年以上も本気でアイドルという特殊な仕事に本気で取り組んできてくれた光くんが、犯罪とか非人道的なことをしたわけじゃないのに、なぜ不安にならなければいけないのか。改めてこれまでの光くんを思い返すと、どの瞬間も眩しいくらいにキラキラしていた。私が見てきた光くんはずっとずっとプロのアイドルだった。うまくいかないことや空回ることもあったけど、むしろその人間味も含めて最高のアイドルだった。やるべき仕事を本気で頑張ってきた人に、不安になってほしくなかった。こう思うのは、私が「頑張ってる人は報われるべき」「努力している人は幸せになる権利がある」という思想が強い人間だからかもしれないけど。そしてこの思想も、光くんの影響がきっとあるんだけど。

結婚発表のコメントには「これからも沢山の事に挑んで、皆さんと一緒に、笑顔で溢れるような時間を少しでも多く過ごせるように、Hey!Say!JUMPの活動、そして個人の活動としても今以上に精進します」とも綴られていた。本当にそうであってほしいと思った。たくさんのことに挑んで、おたくと笑顔で過ごせる時間を多く作って、たくさんたくさん活動してほしい。この後、光くんは個人でYouTubeを開設して、初めての朗読劇で舞台復帰して、7年ぶりに主演舞台もしてくれた。八乙女担として忙しくなって、とってもうれしかった。朗読劇ではクリスマスの現場まで用意してくれて、幸せだった。
こう書くと、まるで私が最初からちゃんと線引をして、アイドルの着ぐるみをまとった光くんだけを求めていたように見えるかもしれないが、きっと違う。アイドルはどこまでが商品か分かりにくくて、着ぐるみと中の人がイコールであると錯覚してしまうし、私も心のどこかで、中身の八乙女光さんという方に恋してたんだと思う。だから結婚して失恋して自然と線引きされたような感じ。中の人に何かを求めても、何にも見えないしどこにもたどり着かないんだなぁ。私はジャンルとしてはガチ恋ではなかったので「恋」という単語は今便宜上使っただけだけどね。

最初で最後の涙
結婚発表後から4ヶ月後、毎年恒例冬のコンサートツアーが名古屋から始まった。JUMPが2023年にリリースしたDEAR MY LOVERは、山ちゃんと橋本環奈ちゃんが電撃結婚をするというドラマの主題歌で、ウエディングソングである。
ツアーではどんな顔で聞けばいいんだろうと思いながらも、もう最上級のアイドルソングなので、こちらのことは気にせず歌ってほしい、セトリ落ちはやめてくれと願っていたら早速オープニングブロックでイントロが流れた。
「何度でも君の元へ 偶然のように駆けつけて 恋は盲目だな 全部君のせいだ」
いつものように防振双眼鏡で光くんを覗いていたが、いつもよりも歌詞が心に沁みた。光くんを見にいろんなところへ行ったなぁ。毎年アリーナツアーやドームツアーで全国をまわり、地方から新幹線や夜行バスに乗ってTDCホールや帝国劇場に通い、海外は台湾にも行った、番組協力でテレビ局にもよく行っていたし、ドラマのエキストラで急遽沖縄に行ったり、最近はセレモニアルピッチ(始球式みたいなやつ)のお仕事で宮城の楽天の球場へ。何度でも光くんの元へ駆けつけてきた。

ふと、結婚発表のときの「どう受け取ってくれるのか。不安でいっぱいですが…」という言葉が頭をよぎり、「光くん、今どんな気持ちでいるんだろう」と思考が止まらなくなった。今日ファンの前に立つの怖くなかったかな。今も不安な気持ちを持ってたりしないかな。光くんにそう思わせる素振りは一切なかったので、こんなこと1ミリも考えてないかもしれない。本当にただの妄想。だけど、光くんがこうやってアイドルとして一生懸命頑張ってきた姿、キラキラを振りまいて歌って踊っている姿には何の嘘もないのに、どこに駆けつけたときも、私はずっとずっと幸せをもらってきたのに、光くんが自信を持ちきれずに、もし不安になってたら本当に嫌だって思って。
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双眼鏡を外してスクリーンに目をやると、「どんな手を使ってでも幸せにするから」という歌詞で光くんが大きく抜かれた。いや、ほんとそう。どんな手を使ってでも(急に物騒な歌詞ではある)、光くんには引き続き幸せなアイドルでいてもらう!する!だから不安にならないで!光くんは、私にとって世界一のアイドルなんだから。
気がついたらめちゃくちゃ泣いていた。光くんの結婚で涙を流すのはこれが最初で最後だった。結婚発表に“不安”という単語がなければ、私の心はただただ温度が下がって冷たくなっていただけかもしれない。光くんが少しだけ見せてくれた本音の手がかりは、私の心の優先順位を操る大きなキーポイントになった。

昨日の自担はもういない、だけど今日の自担が毎日一番好き
初めて光くんのうちわを持った2008年のSUMMARYから17年、光くんは別人のように変わった。
「夢は死にものぐるいで追いかけないと叶わない」と公言し、命を削るようにアイドルをしていた光くんはもういない。率先してメンバーを叱ったり、ツンデレ(今もこの言葉使うのかな!?)だったり、下ネタがダメだったり、セクシーな曲が恥ずかしかったり、そんな光くんにはもう二度と会えない。
だけど、重めの前髪や明るい髪色、バラエティ番組で愛される天才的な天然キャラ、メンバーへの積極的なスキンシップ、地元・宮城のスタジアムのセレモニアルピッチでボールを投げる姿、外見も中身もお仕事もどんどん変わった今の光くんも大好き。
私は光くんが結婚した翌日に、有言実行とばかりにカルティエのトリニティリングを買いに行った。

30万円の指輪をぽんと一括で買える大人になったのは光くんのおかげで、このお金は光くんに作ってもらったもの。私は光くんがいないと、いや、「光くんを1回でも多く生で見たい!」というモチベーションがないと、毎日朝起きて髪を巻いて化粧して会社に行けていない。昔は推し活に市民権がなかったため、会社の先輩に「そんなにライブ行ってお金大丈夫なの?」とよく言われていたが、そもそも、光くんを好きじゃなければ、お金を稼ごうという気力もそんなになかったと思う。実際に、社会人になってからの有休のほとんどは、光くんを見に行くために消化したものだ。

私は購入した日からほぼ毎日、トリニティリングを右手の中指につけて生きている。視界に入るたびに、可愛いなぁと笑顔になれる。こんなに素敵な指輪が手に入ってうれしいので、光くんが結婚してくれたおかげだなと作戦通り思えている。自分が自分のために立てた作戦なんだから、成功率が高くて当たり前かもしれない。そしてただおたくがカルティエを買っただけなのに記事にしてもらい、おたくからも仕事関係の方からも色々とあたたかい言葉をかけてもらって、ちょっとした思い出になりました。ありがとうございます。
自担の八乙女光くんが結婚したので記念に指輪を買いました💍💛 https://t.co/cqomkVV7jW pic.twitter.com/J9MRp9D7Yf
— 千紘 (@ybhkkgkhc) 2024年8月13日
未だに寂しくて複雑な気持ちもあり、祝福自体は大人として余裕で言えるものの、「結婚してくれて嬉しい!」という領域までには一生たどり着かないと思う。そしてそれとは別で、この1年で改めて寂しさを感じたこともある。光くんは、もともと自分のファンに強く固執しているタイプではない。ファンサはするしファン思いだけど、八乙女担に特別な感情を持っているというよりは、JUMPのファンとして広い視野でとらえているほうが近いと私は勝手に解釈している。ファンが星空だとすると(上位互換ごめん)、たとえば薮くんは星に一つひとつ名前と物語があることを知ってるけど、光くんは「星空、きれい」でまとめて楽しむタイプというか。結婚発表に関しては、その若干のドライさに逆に助けられたと思う。自分のファン大好き系両思い売りアイドルや超色恋系アイドルだったら、結婚発表なんてとてもじゃないけど乗り越えられない気がする。
そんな光くんが、これは気のせいでフィルターがかかってるかも知れないけど、結婚してから、ますます「八乙女担」に向かって話すことが減ったなと勝手に感じている。YouTubeで、「視聴者の皆さん」って呼ばれたときはショックだった。いや、ファン以外も見てるしYouTubeを見ている人=視聴者で一切間違いはない、正しいんだけど、光くんには、八乙女担にもっと興味を持ってほしいし、とくべチュ営業してほしいんだ。光くんの解像度低くて同担に殴り込まれるかもしれないので、これは本当に独り言ということでおおさめください。
そんな感じの1年でした!私の八乙女担人生はこれからも続くので、大きな出来事をちゃんと記録しておけて良かったです。
光くんがこれからもずっとずっと大好きです。だから1分1秒でも長くHey!Say!JUMPとして、ずっとずっとずっとステージにいて。最後2連続イコラブになってしまった。将来このブログを読み返すとき「そうそう、この頃、イコラブの『絶対アイドル辞めないで』と『とくべチュ、して』の勢いすごかったよね、いい曲だったな!とくべチュのちゃかちゃんマジで笑ったな」とセットで思い返すんだろう。やばい、最後に宮近海斗くんまで出てきてしまった。
八乙女光くん、結婚おめでとうございます。
