株式(日本)―テーマ/クオリティ/配当/低ボラ
JPX/S&P 設備・人材投資指数
- 何を測る? 設備投資と人材投資に積極的な日本企業のパフォーマンス。S&P DJIとJPXが共同算出。対象はTOPIX採用銘柄のうち、設備投資の成長性・効率性(財務)と人材投資の充実度(外部スコア)を総合評価し上位を選定(目安200社)。 (S&P Global)
- 使いどころ 国内株の「投資積極性」を因子として取り込みたいとき。One ETF(313003)が連動。 (am-one.co.jp)
iSTOXX MUTB 積極投資企業200
- 何を測る? 積極的な投資(設備・研究開発など)を行う日本企業200社を対象にしたiSTOXX×三菱UFJ信託(MUTB)のテーマ指数。公表資料は2016年版が入手可能。
- 使いどころ 「攻めの投資」を定量選別した日本株テーマを取りたいとき。
JPX日経400
- 何を測る? 収益性やガバナンス等の定量基準と流動性スクリーニングを経て選ばれる質の高い日本株400社。JPX総研と日本経済新聞社が算出。 (日本証券取引所)
- 使いどころ 日本株のクオリティ・ガバナンスを意識したベンチマーク。
MSCI 日本株最小分散(最小ボラティリティ)指数
- 何を測る? 親指数(MSCI Japan)から、ポートフォリオ分散最小化の最適化で構成する低ボラ戦略。構成銘柄数は概ね150–200で年2回見直し。 (MSCI)
- 使いどころ 国内株の下振れ耐性を高めたいときのコア/サテライト。
MSCI ジャパン高配当セレクト 25 指数
東証配当フォーカス100指数
(参考)TOPIX-17 小売
(NEXT FUNDS) 情報通信・サービス(TOPIX-17)
- 何を測る? TOPIX-17の「情報通信・サービスその他」に連動するETF(1626)。指数の業種定義に基づくセクター取得。 (NEXT FUNDS)
- 使いどころ 情報通信・サービス領域の業種バイアスを明示的に構築。
野村 企業価値分配指数
- 何を測る? 企業が創出した価値(利益等)の分配(配当・内部留保など)姿勢に着目する独自指数コンセプト。NFRCの公開説明ページあり。 (nfrc.co.jp)
- 使いどころ 「価値創出の配分方針」を重視した銘柄群の研究・配当政策の観点でのスクリーニング。
株式(グローバル)
S&P500® 指数(連動ETF:1547 など)
NASDAQ-100
- 何を測る? NASDAQ上場の非金融大型グロース中心の100銘柄(主にテック・コミュサービス・消費関連)。解説(大和AM)。 (大和アセットマネジメント)
- 使いどころ テクノロジー主導の米大型グロース・ファクターを厚めに取る。
MSCI エマージング・マーケット IMI 指数
- 何を測る? 新興国の大型・中型・小型まで含む広範指数(IMI=Investable Market Index)。JST Fixing版は円換算をJST10時為替で適用。 (MSCI)
- 使いどころ 新興国のフルキャップ・広範分散を一括取得(iShares Core EM IMI等が代表)。 (BlackRock)
不動産(J-REIT)
東証REIT Core指数
東証REIT指数(配当込)
野村 高利回りJリート指数
- 何を測る? J-REITのうち分配利回りが相対的に高い銘柄群に着目した独自指数(NFRC)。 (nfrc.co.jp)
- 使いどころ 収益分配(インカム)を厚く取りたいサテライト配分に。
債券(グローバル&先進国)
FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジなし・円ベース)
- 何を測る? 日本を除く先進国の政府債に広く分散したグローバル国債指数(WGBI ex Japan)。NEXT FUNDS「2511」が連動(為替ヘッジなし、円ベース)。 (NEXT FUNDS)
- 使いどころ 国内外分散の外債コア(為替リスクを許容)として。
ブルームバーグ米国国債(7–10年)インデックス
- 何を測る? 米国財務省発行の中期ゾーン(7–10年)の国債セグメント。NEXT FUNDS「2647」(為替ヘッジなし)で取得可。 (NEXT FUNDS)
- 使いどころ デュレーションを中期に固定した米国金利エクスポージャ。
ブルームバーグ・フランス国債(7–10年)インデックス
コモディティ
LBMA Gold Price
- 何を測る? ロンドン地金市場協会(LBMA)が管理する金の指標価格。午前(AM)・午後(PM)の価格設定等の基準が公開。 (LBMA)
- 使いどころ 金連動商品の価格参照ベンチマーク。分散・ヘッジ用途。
まとめ:実務での使い分けヒント
- ベンチマーク軸:広く市場を取るなら S&P500、MSCI EM IMI、東証REIT(配当込)、WGBI ex Japan のような市場系をコアに。
- 因子・テーマ軸:国内株で「投資積極性」は JPX/S&P 設備・人材投資、低ボラは MSCI 最小分散、配当は MSCI 高配当25/配当フォーカス100。 (S&P Global)
- セクター軸:業種のメリハリを付けるなら TOPIX-17(例:小売、情報通信・サービス)。
- 金利軸:為替を含む外債ベータなら WGBI ex Japan(2511)、米金利の中期ゾーンなら 米国7–10年(2647)、ユーロ圏単国の中期なら 仏7–10年。 (NEXT FUNDS)
- インカム&安定軸:均等加重の 東証REIT Core はJ-REITのコアをブレンド、時価総額加重の 東証REIT(配当込) は市場ベータ把握に適合。
必要なら、この一覧を用途別ポートフォリオの雛形(配分とリバランス・ルール付き)に落とし込みます。各指数の“採用・除外基準”や“リバランス頻度”、ETF実装(信託報酬・トラッキング差・売買代金)まで踏み込む版も作れますが、まずはここで網羅した定義と役割が実務の土台になります。