直近の「実績レビュー(YTD/1年/5年年率の有無は入手元準拠)」をクラス別に簡潔にまとめました。数字は各運用会社などの最新公表(月末基準など)に合わせて記載しています。最後に一次情報を付けてあります。
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1) ゴールド・貴金属(◎)
GLD(SPDR Gold Shares)
YTD +24.8%、1年 +34.9%、5年年率 +11.3%(いずれも2025/8末、トータルリターン)。金は2024-25にかけて実需・地政学・金利低下観測で強い推移。
GLDM(SPDR Gold MiniShares)
YTD +26.05%(2025/8末)。低コストでGLDとほぼ同一の価格連動。
YTD +35.61%(2025/9/4時点、NAV)。長期の平均年率も二桁前後でGLD系と整合的。
SLV(iShares Silver Trust)
銀は工業需要とボラティリティが高く、2025年は金を上回る局面あり(YTD/1年とも大幅上昇、詳細は運用会社ページ参照)。
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2) 高配当株(◎〜◯)
VYM(Vanguard High Dividend Yield ETF)
YTD +6.6%、1年 +11.0%、5年年率 +14.0%(2025/7末、NAV)。23年の防御→24–25年のリカバリーで中期成績は堅調。
HDV(iShares Core High Dividend)
1年年率 +11.6%、5年年率 +11.7%(2025/8末、NAV)。ディフェンシブ寄りでドローダウン耐性。YTDは+5〜10%台。
1489(NF・日経平均高配当50)
日本の高配当指数連動ETF。公式資料と取引所資料で配当利回り・騰落率を随時開示。25年は配当寄与で相対強さを維持。
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3) REIT(物流・ホテル中心)(◎〜△)
Prologis(PLD)
世界最大の物流REIT。モーニングスターのトレーリング・リターンで直近1年・5年の株主リターンを確認可。25年は金利軟化局面で回復基調。
日本プロロジスリート(3283)
物流特化J-REIT。IR/決算資料・市況サイトで配当(分配)と騰落率を確認可。25年は分配安定+需給タイトで底堅い推移。
日本ホテルリート(8985)
観光回復の追い風で稼働率・ADR改善。開示サイトで分配金と価格推移を確認。金利上昇耐性はやや限定的。
VNQ(Vanguard Real Estate ETF)
YTD -0.69%、1年 +1.94%、5年年率 +6.51%(2025/6末、NAV)。REIT全体は金利感応度が高く、セクター選別が肝。
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4) インフラ・公共(◎)
IFRA(iShares U.S. Infrastructure)
YTD +15.63%、1年 +26.62%、5年年率 +18.10%(2025/8末、NAV)。公共料金・建設資材・エンジ系が寄与。
UTF(Cohen & Steers Infrastructure Fund/CEF)
YTD +10.96%(NAV)、1年 +21.36%(NAV)、5年年率 +10.49%(NAV)(2025/6末)。グローバル・インフラに分散、配当と値上がりの両輪。
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5) コモディティ・資源(◎)
DBC(Invesco DB Commodity Index)
YTD +4.12%、1年 +5.92%、5年年率 +12.87%(2025/8末、NAV)。原油・金属・穀物を広くカバー。
DBA(Invesco DB Agriculture)
YTD +4.36%、1年 +16.24%、5年年率 +15.63%(2025/8末、NAV)。食料インフレの直撃を反映。
XLE(Energy Select Sector SPDR)
YTD +12.06%、1年 +22.80%、5年年率 +13.47%(2025/9/4時点)。原油価格と部門株のラリーを反映。
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6) ヘルスケア・生活必需(◯)
VHT(Vanguard Health Care ETF)
直近1年はプラス、長期年率も一桁台後半〜2桁弱で安定(運用会社ページで月次更新)。ディフェンシブ寄与。
XLP(Consumer Staples Select Sector SPDR)
生活必需品の価格転嫁力でボラ抑制。24–25年は相対的にやや出遅れつつも配当と低ベータが下支え。
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7) デジタル×実物資産(◯)
Equinix(EQIX)
データセンターREIT。モーニングスターのトレーリング・リターンで直近の年次・中期成績を確認可。電力コスト転嫁とAI需要がテーマ。
NextEra Energy(NEE)
YTD +1.29%、TTM -8.99%、5年累計TR +15.72%(いずれも2025/9/5、トータルリターン)。22–23年の金利逆風から24年回復→25年は横ばい圏。
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補足と読み方
ここでのYTD・1年・5年は、原則トータルリターン(配当再投資後)。個別株/J-REITは公開仕様上、価格ベースの紹介や定性的レビューが混在します。詳細は添付ソースで都度確認ください。
同じ「金」でもGLD/GLDM/IAUはコスト差が主。GLDM/IAUは信託報酬が低く、長期の費用差が効きます。
REITは金利感応度が高く、物流(PLD/3283)とホテル(8985)でドライバーが異なります。分配安定の物流、変動大も価格転嫁しやすい宿泊、という棲み分け。