
キレイに整列した46台のHonda「N-VAN」。この日、栃木県に新しくできた「那須塩原ニワトコRVパーク」には、さまざまな趣味に合わせてカスタムを施したN-VANユーザーが、日本各地から集結しました。書斎のようにカスタムして執筆活動をする方から、ハンターカブを積載しキャンプ&ツーリングを楽しむトランポ仕様の方まで——。N-VANオーナーが一堂に会した「N-VANの集い vol.2」から、選りすぐりのカスタムされた5台をご紹介します。

目次
N-VANが書斎に!? 小説家が乗りこなす執筆部屋

ことわ 荒太さん
カスタムテーマ:動くツリーハウス
N-VAN歴:1年2ヶ月
乗車モデル:N-VAN +STYLE FUN・ターボ
カラー:ソニックグレー・パール
Instagram:@arata_kotowa
大工さんが施した絶妙な曲線美と抜け感
小説家のことわ荒太さんは仕事柄、景色や気分を変えて執筆作業をしようとN-VANの購入を決定。執筆部屋として書斎仕様にN-VANをカスタムしました。カスタムは専門業者ではなく、建具も製作できる知人の大工さんに依頼。執筆作業のための書斎スペースと、趣味のスケッチができる空間を完備したN-VANが完成しました。
製作した大工さん本人もディープなソロキャンパーとあって、木目を基調とした緻密な設計が光ります。


曲線や抜け感を多用した空間は、ミリ単位までこだわったそう。天井部に配した梁はとくにお気に入りで、天井部に合わせた絶妙な曲線が広々とした空間を演出しています。


また、テールゲートを上げて後部から引き出すスライド式のテーブルは、屋外でのアクティビティを拡張。趣味のスケッチも楽しめる仕様にオーダーしたそうです。
誰にも邪魔されない空間で執筆作業も順調
カスタムのテーマとしたのは「動くツリーハウス」。小さい頃から憧れていた「ツリーハウス」を手にし入れたことわさんは、「絶対に誰も入って来られない自分だけの空間」で過ごす時間が何よりも贅沢に感じていると言います。
N-VANに乗り始めてから、未経験だったソロキャンプにもチャレンジ。執筆の気分転換はもちろん、充実した時間を過ごせているそう。




キャンプ&ツーリング! N-VANとハンターカブでトランポ車中泊

さるこさん
カスタムテーマ:トランポ車中泊
N-VAN歴:3ヶ月
乗車モデル:N-VAN +STYLE FUN・ターボ
カラー:ソニックグレー・パール
Instagram:@saruko_van
大型バイク乗りがたどり着いたN-VANトランポという選択肢
かつてハーレーやBMW「R1250GSA」など大型バイクに乗っていたり、今でも旅先でオフロードを走っていたり、クルマもバイクも好きなさるこさん。そんなさるこさんがたどり着いたのは、N-VANにHonda「CT125 ハンターカブ」をトランポするという発想。バイクを載せたときの安定感や、デフォルトで積荷を固定できるタイダウンフックを完備していることから、トランポするなら車種は、N-VAN一択だったそう。
また、低床で荷室の位置も低いので、さるこさんひとりでもラダーを使って簡単にバイクを乗せられることも決め手だったと言います。



「Hondaの『シビックタイプR』や『S660』にも採用されたカラー、ソニックグレー・パールがあることもN-VANを選んだ理由です!」と乗り物好き、Honda好きならではのコメントもいただきました。
すべての趣味の範囲を広げたN-VANの汎用性

さるこさんは、ドライブやツーリングだけでなく、キャンプや温泉もよく行くという多趣味ぶり。そんな趣味の幅を広げてくれたのもN-VANだと言います。


これまでは、旅先でツーリングを楽しむときにはバイクをレンタルしていたそうですが、トランポすることで、バイク移動では大変だった遠方でもツーリングが楽しめるようになりました。そして、何よりも自分のバイクで日本中を走れる楽しさは格別なのだとか。今後はトランポした状態でも車中泊できるようカスタムする予定だそうです。
ドライブ好きとしては、軽バンなのにFF(フロントエンジン・フロントドライブ)で、ターボ車のパワーも力強く、ストレスがないのもN-VANの魅力。また、今回のイベントのように、N-VANユーザーが集まる会に参加して、ユーザー同士コミュニケーションをとると、さらなるアレンジの想像も広がります。


釣り車仕様のN-VANなら釣果も伸びる!

ナンタクさん
カスタムテーマ:1人車中泊可能な釣り仕様車
N-VAN歴:4年9ヶ月
乗車モデル:N-VAN +STYLE FUN・Honda SENSING
カラー:ガーデングリーン・メタリック
映えよりも実用性。どんな釣りにも対応できる釣り車仕様N-VAN
あらゆる釣りのスタイルにも対応したカスタムを実現しているのが、ナンタクさんの釣り仕様のN-VANです。この日も午前中に山に入り渓流釣りを楽しんできたそうです。


「ひと口に”釣り車”と言っても、釣りのジャンルによって準備するギアは異なります。それらすべてに対応できるよう、映えよりも実用性を重視しています!」
車中泊を前提にカスタムしたため、天井部に設置した釣竿を収納する「ロッドホルダー」はとくにこだわったそう。N-VAN純正アクセサリーの「ルーフインナーサイドパイプ」を軸に、少しでも天井高を確保できるよう、パーツ単位で購入して取り付けたというこだわりようです。


釣り車に重要なのは乗り心地
そして、釣り車で重要なのは、意外にも「乗り心地」だと言います。山道を駆け抜けてポイントへ向かう運転性能はもちろんですが、釣り人にとってはポイントに着いてからが勝負。長時間のドライブでも体力を温存できるという点でも、N-VANの乗り心地は軽バンのなかでも群を抜いているのだそう。
「釣り仲間には軽バンを愛用している人は少ないですが、ドライバーシートの快適さや安全運転支援システム『Honda SENSING』の安心感は、軽バンとは思えないほど遠出がしやすく、釣り好きの人に強くおすすめしたいです」




まるで移動式カプセルホテル! キャンピングカー顔負けの充実スペック

あこぎひとさん
カスタムテーマ:移動式カプセルホテル
N-VAN歴:3年8ヶ月
乗車モデル:N-VAN +STYLE FUN・Honda SENSING/DENALI(DAMD)
カラー:バーガンディー
Instagram:@acogihito
自分仕様の「N-VAN DENALI HOTEL」で日本一周
自身のカスタムを「移動式カプセルホテル」と称するあこぎひとさんのN-VANは、まさにホテルのようなスペックを搭載しています。2台のポータブル電源を積み込み、電子ケトル、電子レンジ、炊飯器、冷蔵庫と、キャンピングカー顔負けの家電を完備。


「N-VANで日本一周するのが目標です。車内で自炊もできるので観光地の混雑も気にならないし、いつでもどこでも寝られるので、今では旅行するときは車中泊が基本スタイルになりました」
そして、あこぎひとさんのお気に入りのポイントがもうひとつ。DAMD社のフェイスチェンジキット「DENALI」をバーガンディーに全塗装し、リフトアップキットを取り付けて車高を上げているので、一見N-VANには見えず、よく「外国のクルマですか?」と聞かれるそう。
そんな自分仕様の「N-VAN DENALI HOTEL」で、宿泊先を決めずに着の身着のまま旅に出られるのがN-VAN旅の醍醐味なんだとか。


乗り始めて知ったN-VANの運転性能
もっぱら「N-VAN DENALI HOTEL」での気ままな旅を楽しんでいるあこびひとさんですが、当然その分だけ移動時間も長くなります。愛車で全国を走るなか、気付かされたのがN-VANの運転性能です。
「『Honda SENSING』の車線維持支援システム(LKAS)と、アダプティブクルーズコントロール(ACC)の組み合わせがとても良く、高速の長距離移動がこれまでの3分の1くらいの労力で走れてしまうんです。普通貨物車にカテゴライズされる車両でこのふたつを搭載しているものは少なく、N-VANの運転性能を証明するものではないでしょうか」



インテリアにセンスが光る! レトロモダンなこだわり空間

ななたびさん
カスタムテーマ:レトロモダンなお部屋
N-VAN歴:1年3ヶ月
乗車モデル:N-VAN +STYLE FUN・ターボ
カラー:ガーデングリーン・メタリック
Instagram:@n.van.nanatabi
DIY初心者でも簡単にカスタムできるウッド調インテリア
かつて日産「フェアレディZ」で“走り”を楽しんでいた、ななたびさんが“クルマ時間”をより快適に過ごそうと、選んだのがN-VANでした。N-VAN購入以降は、YouTubeやSNSなどで、カスタム方法を学び、暇さえあれば車中泊やDIYについて考えていると言います。
なかでもお気に入りなのがInstagramで見つけて、ひと目惚れした「nuts vanlife products」の商品。テーブル、収納棚、ベッド、ユーティリティバーには同ブランドのアイテムをセレクトしています。ウッド調に統一されていて、ななたびさんの目指している「レトロモダンなお部屋」のイメージにぴったりだったそう。
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「nuts vanlife products」のギアはすべてドライバー1本で取り付けができる仕組みで、DIY初心者だったななたびさんでも簡単にカスタムができたとのこと。
一方で、天井収納と網戸は自作でチャレンジしました。天井収納は園芸用品の装飾パネルを採用し、かわいらしさをプラス。窓側には網戸を設け、マグネットで取り外しができるフェルト生地で目隠しできる換気用ファンを取り付けました。

「今年はソロキャンプに挑戦してみたい」というななたびさん。今回のイベントでは新調した焚き火台を持参し念願の”焚き火デビュー”を果たしました。隣のサイトだった、キャンプ上級者のさるこさんに手ほどきを受けていました。
統一されたかわいらしいトータルコーデのN-VAN
ななたびさんのこだわりはインテリア。「nuts vanlife products」のアイテムはもちろんですが、それに合わせてコーディネートされた小物や、レトロ調の電子レンジなど見た目がかわいいアイテムをセレクトしています。


そのほかにも気に入っているポイントは、ビジュアルのアクセントとしてあしらったアクセサリー。すべてN-VANの純正アクセサリーです。「ドアミラーカバー」と「ホイールキャップ」、「フロントグリル」をホワイトに。そして、ウッド調の内装と合わせた「デカール ウッド」も取り付けました。ガーデングリーンのボディカラーとも相まっておしゃれにコーディネートされています。



まだまだ広がる趣味空間。十人十色のN-VANカスタム

「N-VANの集い vol.2」には全国から全46台のN-VANが集結。会場の那須塩原ニワトコRVパークは、思い思いにカスタムされたN-VANで賑わっていました。
素敵なN-VANはまだたくさんありますが、そのうちのほんの一部をご紹介します。






「前回の『N-VANの集い vol.1』では32台のN-VANに集まっていただきましたが、今回はそれを大幅に更新して、負けず劣らず個性豊かなユーザーさんたちに集まっていただくことができました」
そう話すのは、発起人のちぎすけさん。
「家族との時間や仕事とは別に、こうして大人になっても共通の趣味で集まることができ、普段はSNS上でしかコミュニケーションをとっていない人がリアルの場で会うことができるのは貴重な機会。
そして、SNS上でやりとりをしているので初対面でもすぐに仲良くなれるのは、N-VANがつないでくれた輪だと思っています」

今回のイベントでは、ドローンで空撮したり、ユーザー同士で使わないパーツなどを出品するフリーマーケットが開催されたり、地元のお店が出店したり、イベントの催しもバージョンアップしています。
「N-VAN」という共通の趣味で集まった者同士とあって、フリーマーケットは大盛況。カスタム用パーツだけでなく、キャンプギアや工具など、多種多様な商品が並びました。




N-VANで広がる趣味。N-VANでつながる人の輪

会場となった那須塩原ニワトコRVパークは、今夏グランドオープン予定の車中泊専門のRVパーク。実はオーナーさんもN-VANユーザーだそうで、SNSを介してちぎすけさんとつながり、イベントを催すまでになりました。
施設内には温水の手洗い場やシャワールームはもちろん、管理棟屋上にはジャグジーも完備。大型のキャンピングトレーラーから軽バンまで、幅広いユーザーを出迎えてくれます。

イベント当日、印象的だったのは、参加者同士が再会を喜ぶように声をかけ合っている姿でした。もともと知り合いだったかのようなやりとりを目にしましたが、聞いてみると実際は初対面。
ちぎすけさんが言うように、SNSで広がった“N-VANの輪”がこうして新たなコミュニティを生み、イベント会場をも結びつけ、性別も年齢も関係なく「共通の趣味」というだけでつながれるのは、N-VANが持つもうひとつの魅力なのではないでしょうか。
「N-VANの集い vol.2」の様子はちぎすけさんのYouTubeチャンネルでも公開されています。
N-VANの集い vol.1の様子はコチラ!
那須塩原ニワトコRVパーク
住所:栃木県那須塩原市横林144-180
電話:080-9824-5315(受付時間10:00〜19:00)
チェックイン:13:00/チェックアウト:12:00
定休日:不定休
URL:https://www.niwatokorvpark.com/
編集/山田卓立、TAC企画
写真/佐山順丸