ペソは語る。
くらがり森での冒険を。

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ペソはキジ兄とサバ姉とクロ兄と一緒に冒険に出かけました。
行き先は、もちろんねこ森町。くらがりの森です。
人間から
くれぐれも危ないマネはしないように(°_°
と言いつけられていたので、安全そうな場所を選んだのです。

どうですか。
ペソもなかなかカッコいいでしょ。
昼間でしたので、くらがりの森も明るかったです。
木の葉っぱがほんのり黄色になっていました。
赤い実、黄色い実、紫色の実、どんぐりの実。
鳥たちが大喜び。とってもにぎやかでしたよ。
森はとっても平和でした。
なのでみんな油断していたのです。
気がついたら、完全に包囲されてました。
きゃー。

わらわらわらわら。
小さなものがいっぱい寄ってきました。
「とりっく、とりっく、とりっく」
これはいったい何ですか。
驚きすぎて、サバ姉に角と後ろ髪が生えました。
クロ兄が教えてくれました。
「これはヴォルパーの幼生体ですね」
くらがりの森にはいろんなものが住んでいます。
これはヴォルパーティンガーという生き物だそうです。
子どもなので、まだ形が安定していないらしいです。
※参照:おとなのヴォルパー。

うさぎの耳、リスのしっぽ、鹿のような角。
背中には鳥のような翼があります。
とっても不思議な生き物です。
この生き物はホニュー類ですかチョー類ですか。
生まれるときは赤ちゃんですか、卵ですか。
キジ兄たちも知りませんでした。
ならば、探索です。
クロ兄によれば、この子たちは生後間もないとか。
生まれた場所を見つけたら秘密が解けるかも。
子ヴォルパーたちはこころよく案内してくれました。
あれ? 秘密じゃないのかな。
そしてペソたちは見たのです。
野うさぎの巣のような穴の奥に干し草のベッド。
ころころ散らかる卵の殻を!

ペソはまたひとつ、この世の秘密を知りました。
案内してくれた子ヴォルパーたちは
「とりっくとりっくとりっく!」
「あんど、とりーと!」
歌いながらどこかに跳ねて行ってしまいました。
これでペソたちの冒険のお話はおしまいです。
聞いてくれてありがとうございました。
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ぎゃー!(°△°;

トリック=トリートでんがな(ー_ー;

