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防犯カメラ購入で補助金も 最新グッズで自宅の安全をアップグレード!

空き巣や強盗被害がたびたびニュースで取り上げられ、自宅の防犯対策を見直したい人は多いだろう。そんな中、東京都では法人だけでなく個人宅向けも対象とし、防犯機器の購入に対して補助金を出す取り組みが始まっている。正式には「東京都防犯機器等購入緊急補助事業」というもの。

類似の補助事業は、東京都に限らず全国の自治体で行なわれている。ただし、申請時の諸条件や対象製品などは大きく異なる。

例えば東京都武蔵野市では、上限を5万円として費用の9割を補助してくれる。また福島県の大熊町のように、2021年から上限5万円としてかかった費用を全額補助する自治体もある。

【武蔵野市】住まいの防犯対策補助事業が始まります(最大5万円)。

【大熊町】家庭用防犯カメラの設置費用を補助します

そのほか、申請期間が8月1日~2026年2月28日で上限は6万円(補助対象経費上限8万円)という東京都台東区のように、これから受付する自治体もあるようだ。住んでいる自治体により異なるものの、多くの人が対象となっている、または今後対象になる可能性があるだろう。

【台東区】防犯機器等の購入・設置費用を補助します

気になるのは、「防犯のためにどんな製品を購入した場合に対象となるのか?」ということ。これについては、多くの自治体が「屋外の防犯カメラ」や「カメラ付きインターホン」、「センサーライト」、また「窓に貼る防犯フィルム」などを対象としている。

いずれにしても、防犯機器を購入する予定がある人、または「補助が出るのなら購入したい」という人は、居住している自治体のホームページを確認してほしい。「防犯+補助金+居住している自治体名」などと検索すれば、該当ページが出てくるはずだ。

そして今回は、多くの自治体が補助対象としている製品カテゴリーの中から、編集部が注目したモデルをいくつか紹介していく。

設置環境に応じて選べる防犯カメラ

防犯カメラは現在、様々な機能を備えたモデルがラインナップされている。気になった時に、手元のスマートフォンでリアルタイムの映像をチェックできるモデルから、ソーラーパネル内蔵でAC電源が不要なモデルまでバリエーションは多彩だ。そんな中から、戸建てやマンションといった住居種別、または自宅のネットや電源の環境に合わせたモデルを選びたい。

なおマンションの場合、共用部に設置した機器が補助の対象から外れる自治体もある。購入前に、どこに設置するか、補助対象かなどを確認しておきたい。

ネットやスマホ不要で使えるパナソニックの防犯カメラ

パナソニックの「VL-CV100K」は、インターネット環境がなくても使えるモニター付き屋外カメラ。価格はオープン。市場想定価格は55,000円前後。

パナソニックのモニター付き屋外カメラ「VL-CV100K」

屋外カメラとモニター親機で構成され、インターネット環境やスマートフォンがなくてもすぐに使い始められる。

カメラには「動作検知」と「人検知」の2つの検知機能を搭載。動作もしくは人物を検知すると、モニター親機へリアルタイムに音で通知され、映像を確認できるほか、モニター親機に内蔵されたマイクを使用して、現場の屋外カメラの映像を見ながら侵入者に対して音声で威嚇できる。

カメラが動作もしくは人物を検知すると、モニター親機へリアルタイムに音で通知され、映像を確認できる

また、人物の侵入を検知すると、検知した時点の約4秒前からの映像を約1分間自動で、モニター親機に録画する。そのため検知から録画開始までのタイムラグがなく、動作や人物を検知したときの状況を確認できる。

カメラはナイトビジョンモードを備え、周囲が暗くなると屋外カメラ内蔵の赤外線LEDが点灯し、肉眼で確認しにくい夜間でも自宅のガレージや庭など、家の周りを映像で確認可能だ。

肉眼で確認しにくい夜間でも自宅のガレージや庭など、家の周りを映像で確認できるナイトビジョンモードを搭載

カメラは最大4台まで登録でき、見守る場所を広げられる。また電波の届きにくい場所は、別売の中継器(VL-FKW01)を登録することで、通信可能なエリアを拡大できる。

なおインターネット環境があれば、専用アプリ「いえモニ」と連携し、外出先からでもスマートフォンで映像確認が行なえる。

カメラ本体(VL-CVM100)のサイズは、約108×195×108mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは約620g。電源はAC100V(50/60Hz)。画素数は1,280×800ドット。電源コード長は約1.8m。

関連記事:パナソニック、ネット不要で使える屋外防犯カメラ

ソーラーパネル搭載で、“ほぼ”電源不要で使えるアンカー防犯カメラ

アンカーの「Eufy SoloCam E30 T8171321」は、ソーラーパネルとバッテリーを搭載した屋外用の防犯カメラ。価格は17,990円。

アンカー「Eufy SoloCam E30 T8171321」

満充電時には最大90日間の使用が可能で、日当たりの良い場所で1日あたり2時間のソーラー充電ができれば、電源不要で使い続けられる。なおソーラーパネルは、カメラ本体から取り外して設置が可能。そのため、ソーラーパネルだけ日照時間の長い場所に設置しやすい。

ソーラーパネルをカメラ本体から取り外して設置できる

カメラ部は、水平方向に360度、垂直方向に70度回転して広範囲に撮影する。AIによるモーショントラッキング機能を備え、人やペットの動きを検知すると自動で追従して撮影する。撮影解像度は2K(2,304×1,296画素)で、フレームレートは15fps。なお記録媒体として、最大128GBのmicroSDカードが必要(別売)。

夜間には赤外線センサーによるモノクロ動画の撮影が可能。スポットライトは非搭載。

本体サイズは92×92×129mmで、重さは約570g。取付ブラケットや取付ネジなどが付属する。

夜間には赤外線センサーによるモノクロ動画の撮影が可能

関連記事:Ankerの防犯カメラ Wi-Fiなしで使えるSIM対応も

アンカーの配線不要で取り付け可能なライト付き防犯カメラ

太陽光発電の電力で稼働する、アンカーの、センサーライト一体型のセキュリティカメラ「Eufy Solar Wall Light Cam S120」。価格は14,990円。

Eufy Solar Wall Light Cam S120

本体はIP65の防塵防水性を備え、ソーラーパネルとバッテリーを搭載。太陽光発電の電力で稼働するため、天候にもよるが日当たりの良い場所であれば、配線を気にせずに設置して使える。バッテリ―容量は5,200mAh。設置には、付属の取り付けプレートやネジを使用する。

配線を気にせずに設置して使える

カメラの画角は広角120度。解像度は2K(2,304×1,296ピクセル)で、フレームレートは15fps。撮影した映像は、本体内蔵の8GBメモリーに暗号化した状態で保存され、Wi-Fi経由でスマートフォン用アプリから確認可能。アプリでは、ストリーミングでのリアルタイム再生のほか、動作検知時のアプリ通知を設定すれば離れた場所からでも家族の出入りや宅配物の到着が確認できる。

本体サイズは、約170×60×124mm(幅×奥行き×高さ)。重さは約450g。

関連記事:アンカー、配線不要のライト付き防犯カメラ

サンワサプライの人感ライト付きスリム防犯カメラ

サンワサプライの「400-SSA011」は、人感センサーで反応するLEDライト付きの防犯カメラ。価格は11,800円。

サンワサプライのLEDライト付き防犯カメラ「400-SSA011」

本体はスリム形状で壁面にブラケットで固定、または平面に置いて設置することができる。IP65の防水防塵仕様のため、雨の当たる屋外や水回り付近にも取り付けられる。なお電源はAC100Vで、付属のACアダプタをACコンセントに差し込んで使う。

専用アプリ「Sanwa Connect」を使えば、カメラの映像をスマートフォンで確認できる。合計6台のスマートフォンで共有でき、防犯用や見守りカメラとして使える。

動きを感知して自動で撮影するよう設定可能。また、動きを感知するとスマートフォンに通知が届き、カメラのスピーカーを使って、相手と会話ができる。

カメラの映像をスマートフォンで確認できる

本体サイズは53.7×46.5×212mm(幅×奥行き×高さ)で、重さは254.6g。動作温度は-10〜55℃。電源はAC100V(50/60Hz)。電源ケーブル長は約3m。対応記録メディアはmicroSDカード(128GBまで)。

関連記事:人感ライト付きのスリムな防犯カメラ スマホで映像確認

不審者との接触を避けられるカメラ付きドアホン

宅配業者などを装って、ドアが開いたら侵入を試みようとする事件も発生している。特に一戸建て住宅の場合は、カメラ付きドアホン(インターホン)の設置がおすすめ。

玄関外のカメラで訪問者の姿を映し、室内のモニターやスマートフォンで誰が来たか確認できるため、不審な訪問者が来た場合に、ドアを開けずにやり過ごせる。

訪問者の顔を確認しながら応対できるほか、多くの最新モデルは、来訪時の映像を自動で録画できる。また、留守中の訪問者を後から確認可能で、証拠として警察に提出することもできる。

工事不要で気軽に設置できるSwitchBotのテレビドアホン

カメラ付き子機を玄関先に取り付けるだけで、自宅のインターホンをスマートドアホンにできるのが「SwitchBot スマートテレビドアホン W6702002」。価格は18,980円。

SwitchBot スマートテレビドアホン

設置は付属のテープまたはネジで固定するだけ。配線工事不要のため、賃貸住宅などにも手軽に取り付けられる。

配線工事不要で使える

300万画素のクリアハイビジョンカメラを搭載し、双方向通話による応答が可能。カラーナイトビジョンで、夜間も来訪者の顔や外の様子をくっきり鮮明に映し出す。訪問者が呼び鈴を鳴らしたり、玄関先に立つと自動で録画を開始し、後から再生できる。

来訪者の顔をしっかり見てから対応できる

バッテリー容量は5,000mAh。充電は「約2年8カ月に1度」。別売のソーラーパネルを使えば充電不要で使用可能だ。

関連記事:設置工事不要テレビドアホン、SwitchBot スマホで来客対応も

Amazon、玄関ドアに磁石でつく防犯カメラ兼ドアホン

マグネットで玄関ドアなどに設置できる、Amazonの防犯カメラ機能付きドアホン「Ring Battery Doorbell(リング ドアベル バッテリーモデル)」。価格は14,980円。

マグネットで玄関ドアなどに設置できるAmazonの「Ring Battery Doorbell(リング ドアベル バッテリーモデル)」

1,440×1,440pのHD画質とカラーナイトビジョンにより、夜間でも鮮明に撮影。上下左右150度の広角カメラを搭載し、訪問者の全身や玄関前の荷物、置き配なども確認しやすい。

1,440×1,440pのHD画質とカラーナイトビジョンにより、夜間でも鮮明に撮影

このほかモーション検知、リアルタイム通知、ライブ映像確認、双方向通話を利用可能。Amazon Alexa搭載デバイスとの連携により、「アレクサ、玄関を見せて」「アレクサ、カメラを見せて」といった音声での操作もできる。

関連記事:Amazon、玄関ドアに磁石でつく防犯カメラ兼ドアホン

ドアに引っ掛けるだけで使えるパナソニックのモニター付きドアカメラ

パナソニックの「モニター付きドアカメラ VS-HC400」は、ドアに引っ掛けるだけで設置できる防犯カメラ。実売価格は22,000円前後。

パナソニック「モニター付きドアカメラ VS-HC400」

ドアに設置するワイヤレスドアカメラと、カメラ映像で監視できるモニター親機で構成されている。カメラとモニター親機は、あらかじめペアリング済みのため、設定不要ですぐに使える。またインターネット環境やスマートフォンも不要だ。

カメラ部の本体

来訪者が来た時は玄関まで行かなくても、部屋にいながらモニター親機で会話できる。また、玄関の呼び出し音に連動して玄関の映像をモニター親機に自動表示する「チャイムリンク機能」を搭載。

モニター親機

なお、ワイヤレスカメラの電源は単三形乾電池4本で、モニター親機は充電式。

モニター親機の本体サイズは、80×24.5×123mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約150g。画面は約2.7インチカラー液晶ディスプレイ。無線通信方式は1.9GHzのDECT準拠方式で、電波干渉しにくいという。

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自動で施錠してくれるスマートロック

警察庁の「令和5年(2023年)の刑法犯に関する統計資料」によれば、侵入窃盗の侵入手口で圧倒的に多いのが「無締り」……施錠されていないドアや窓からの侵入だ。その数は驚くほどで、例えば共同住宅の3階建以上での空き巣の認知件数は1,288件で、そのうち458件が無締り。さらに、そのうちの314件が表出入口(表玄関)からの無締りによる侵入となっている。ちなみに、一戸建て住宅の空き巣で最も多いのが3,670件のガラス破りだが、無締りも2,669件に及んでいる。

つまり窃盗事件の多くが、玄関の鍵を施錠していれば防げていた可能性があるのだ。筆者もそうだが、もともと施錠する習慣がなく、施錠しようと思っていてもどうしても忘れてしまうことがある……そんな人におすすめなのが、現在使っている鍵の上から設置すると、自動で施錠してくれるオートロック機能を備えた、スマートロックだ。

補助対象製品として「スマートロック」を明記している自治体もあるほか、多くの自治体でスマートロックが「防犯性能の高い錠や補助錠」として、補助の対象になる可能性が高い。

ここでは、現在使っている鍵のサムターン部分に、工事不要で後付け設置できるスマートロックをピックアップする。

充電が切れても使えるSwitchBot ロックUltra

サムターンや高さ調節プレートを覆い隠す「一体型カバーデザイン」を採用したスマートロック「SwitchBot ロックUltra」。価格は22,980円。

SwitchBot ロックUltra

本体カラーはブラックとシルバーの2色で、着せ替えシールにより家のドアに合わせてライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン計3色のアレンジもできる。

容量4,200mAhのバッテリーを搭載。フル充電の状態から約1年稼働(解錠/施錠を1日に各10回ずつ行なった場合)できる。バッテリーを本体から取り外して、USB Type-Cケーブルで充電可能。

さらに、予備電力としてCR123Aリチウム電池を装備。電池寿命約5年で、最大1,000回の緊急解錠に対応する。メインバッテリーも予備電池も電力が尽きた時、残留した電力をかき集めて解錠するという「微電流解錠機能」も5回まで利用可能となっている。

ドアの開閉状態に基づいて自動で施錠を行なうオートロック機能を搭載する。

本体サイズは122×62.6×66.8mm、バッテリーを含む重量は377g。通信はBluetooth。運転音は50~55dB。

なお、「SwitchBot ロックUltra」と組み合わせて使うことで、顔認証で解錠できるようにする「顔認証パッド」をラインナップ。価格は16,980円。セットモデルの価格は34,980円。

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リーズナブルで導入しやすいセサミ 5 Pro

「SESAME(セサミ) 5 Pro」は、アプリから鍵の解錠・施錠など操作ができる後付けできるスマートロック。ブラシレスモーターを採用し、1日200回の解施錠でも10年以上は壊れないとしている。直販価格は5,478円。

SESAME 5 Pro

本体サイズは105.9×45×46.5mm、バッテリーを含む重量は186g。

なお、「セサミ フェイス」と組み合わせて使うことで、顔認証、手のひら静脈認証、指紋認証、ICカードでの解錠が可能。「セサミ フェイス」単体の価格は5,480円。

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河原塚 英信