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過去のNHKドラマで語る『ばけばけ』の時代

『ばけばけ』の主人公、トキの生まれた明治という時代を扱った中で、主人公の境遇が、トキに似ていたり、時代のあおりを受けたエピソードのあるドラマを、集めてみました。

士族はつらいよ! スペシャルドラマ『坂の上の雲

私の記憶のなかで、『ばけばけ』の主人公トキと境遇が一番近いと思ったのが、『坂の上の雲』の秋山真之です。

松江藩と同じ親藩の、松山藩藩士の子供で、トキと同じ、維新のあった1868年生まれ。明治とともに人生のあった人です。

 

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ただ、真之には十歳上の兄、好古(よしふる)がおり、彼が学びながらも働くことで、寺に送られる運命を避けられました。

それより私が大きいと思うのは、父親の久敬(ひさたか)が県庁に勤めており、高くはなくても、安定した収入を得ている描写があったことです。

久敬が旧藩士でありながら、新体制の県庁に勤められた理由はよくわかりません。

トキの松野家、親戚筋の雨清水家は、維新前の収入が百石単位の中~上級藩士だったのに対し、秋山家は十石くらいの下級藩士だったため、公職追放? を免れたということかもしれません。

あるいは、松江と松山で何らかの事情の違いがあったのか。

いずれにせよ、かつかつであっても一定の収入があったこと、あるいは、もとの収入が少なくて、親が投資や事業を考えなかったことが、トキたちと秋山兄弟の明暗を分けたと言えるかもしれません。

一定の収入、マジ大事ですね。(低収入・無収入への不安が、人を投資に走らせるのです。(涙))

その結果、秋山兄弟は学問により貧窮からの脱出に成功し、トキは自活への鍵であるはずの学問を、途中で放棄せざるを得なくなったという違いがあります。

話は変わりますが、好古は、旧主である若き元藩主家当主のお供を頼まれて、フランスに留学します。

普仏戦争で負けたフランスへの留学に、周囲は好古の軍人人生は終わったな、という反応を示します。

しかし、そこで覚えたフランスでの馬の扱いが、彼の人生を大きく開くことになりました。

身分から建前上、自由になったといえども、士族同士のしがらみはあったということを示すと同時に、旧佐幕藩とフランスとの関わりをも示している気がします。(明治の初期に、松江藩に来た軍事教官も、フランス人だったそうです。)

裕福な商人だって大変だった! 朝ドラ『らんまん』、『あさがきた』

『らんまん』は、植物学者、牧野富太郎1862年生まれ)がモデルの槙野万太郎が主人公。彼は裕福な造り酒屋の子息ですが、植物好きが高じ、植物学者になっていきます。

1860年代生まれという意味では、トキと同世代なのですが、彼は維新前というか、明治の学制前の藩校の教育を受けていました。裕福な商人だったからこそ受けられた、自由な教育でしたが、学制発布とともに、小学校に通わされることになってしまいます。

   藩校で英語まで学んでいた万太郎に、小学校の教育は合わず、やめてしまいます。

   また、酒石税が導入されたために、姉に任せた実家の酒蔵の経営も苦しくなっていきます。

 

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『あさがきた』は、豪商・三井家の生まれで明治の女性実業家、広岡あさがモデルの、白岡あさが主人公。幕末から明治の末くらいまでを描きます。

広岡あさは、1849年生まれですが、ドラマの説明で白岡あさは1861年時点で11歳、と説明されていたので、1850年生まれと解釈し、ヘブン(おそらく1850年生まれ)と同い年と解釈しました。

前半で、幕府崩壊前後の混乱がでてきます。幕府崩壊を見越し、大名に貸したお金をその前に返してもらうなどして、主人公は婚家の破綻を防ぎますが、姉の嫁ぎ先はこの混乱でかつぶれてしまいます。

他にも、こういう苦境に陥った商人は多かったんでしょうね……。

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農民も大変だった!朝ドラ『おしん

主人公のおしんは、1901年生まれなので、1868年生まれのトキより一世代下です。

世代が違うので、この作品をいれるか迷ったのですが、この世代になっても、貧しさゆえに学校にいけなかった人が少なからずいたことを書いているので……。

主人公は農民のなかでも最下層の、小作人(自分の土地のない耕作者)の娘。小学校に行くのを楽しみにしていましたが、貧しさゆえに子守り奉公に出されてしまいます。

明治に入ってからの農民も大変でした。税制としては、それまで原則として米を現物で納めればよかったのが、それを売ったお金で納めなければならなくなります。

また、徴兵制で働き手の男子を一定期間出さねばならなくなったり、子供にも農作業を手伝わせていたのが、学校に行かせている間は手が足りなくなったり、学費を払わねばならないなど、負担が増えたようです。

特に徴兵制は、トキたち士族階級の、「戦う者」としての、職と誇りの喪失と裏表をなすもので、士分、平民両階級において、不満のもととなるものでした。

 

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 では。

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