ネットでチラッと見て、でもブクマも何もしてなくて、その後検索しても見つからなかった話、を書くのが本筋だったこのシリーズ。ちょっとそこから脱線気味だったので、戻します。*1
スペイン王家の継承順について
さて、今回の話は、スペイン王室の話。スペイン王室は、女子の王位継承も認められていますが、男子優先原則がまだ生きてるらしいです。つまり、王様の第1子が女子の場合、その下に男子が生まれたら、継承順位がその男子に移るという原則。弟ができたら、姉は継承権を弟に譲る、というものですね。
これでは男女同権の世界情勢に合わないし、色々と落ち着かないだろう(←いやこれは私見ですが)、ということで、性別によらず長子に継がせる絶対的長子相続制に変えようという機運が、2004年頃もりあがったそうです。
ちょうど、日本でも悠仁様が生まれる直前くらい、女子の皇位継承や宮家継承に道を開いてもいいんじゃない? という機運があった頃に近いですね。
裏付けの取れないひとこと
ここからが裏付けの取れない話。
国会で、与野党ともに改正の機運が盛り上がったらしいのですが、それに反対する人もスペイン内にはいて、
「長子相続もまた、差別ではないのか」
と言った人がいたとかいないとか、とネットで見かけたような記憶が。これの裏付けがとれてません。見かけた方はご一報ください。
まあ、やけくそ気味の詭弁と言えばそれまでですが、それも一つの見方なんですよね。何らかの差別は、世襲による王位というものに必ずついて回る宿命ではあるな……とは思います。
何らかの差別性を含まなくてはならなくて、けれど、できのよい人を前任者が決める、となれば、「優秀とはなんぞや」の定義からして、もっと国内がもめてしまうから、立憲君主国ならば、長子相続なり、男子相続なりで決まりを作って、悪い言葉でいえば、惰性で流していくしかないと思うのですよ。
王室というか、君主制というもの自体が差別的だ、という意見も元々あります。共和主義ですね。
確かに正論なんですが、アメリカのように、もとから共和制だった国以外は、君主制をなくしたあと、落ち着かなかったり、狂暴な政権になってるのをよく見かける*2のと、共和制支持派の言動にも、何らかの差別的感情をチラホラと感じることもあり、私自身は、日本に関しては君主制支持派(熱心度はゆるめ。なにかあったら変わるかも。)です。
ちなみに、スペインは昔、二回王制をやめており、二度目に王制が復活したのは、割と近年?の1975年のことです。やはり共和制と独裁制を経験しています。
その後の顛末
さて、スペインの継承論争ですが、改正が急がれたのは、生まれたばかりの王女様(当時の王太子様のご長女)に、弟ぎみが生まれないうちに、というのもあったようです。しかし、第2子も女のお子さまだったことから、緊急性が下がり、男子優先原則は形骸的に? 残ったようです。スペイン王家のお代替わりにともない、王太子様が即位され、そのご長女が王太子になりました。
うやむやのうちに論争が終わってしまった(少なくとも議会では)のは、日本と似ていますけれど、日本では悠仁様が生まれても、天皇制の存続を望むのなら、女子皇族にも皇位継承は認める方に、舵を切るべきだったとは思います。(私のような浅学の徒が口を挟んではいけないのかもしれませんが。)
長子絶対相続への一足飛びの改正は無理でも、せめてスペイン式になっていれば……。
では。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
クリックお願いいたします。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★