ゴルゴ13、全話無料公開終了まであとわずか!
以前記事で紹介しましたが、12日23時59分まで、ゴルゴ13が、ビッコミというサイトで全話無料公開中です(全話読むには要登録)。↓
この中で、私が昔、飛び飛びに読んだ中でも好きな、「いにしえの法に拠りて」を紹介します。
「いにしえの法に拠りて」あらすじ
MI5の副局長、カークは、ゴルゴを亡きものにしようと、彼が受けた依頼を察知、その先で罠を張る。決め手は音速で飛ぶ弾丸より速い、照準用レーザー。ゴルゴは、間一髪難を逃れるが、レーザーが片眼に当たってしまう。時間がたてば治る負傷だったが、それを待っては依頼が遂行できない。ゴルゴはヒントを探るために、イラクのパラアスリートを訪ねる。
みどころ
イラクのパラアスリート
眼を負傷したゴルゴが、いかに依頼を遂行するか、そしてカークに報復をするか、というところ。
ヒントを貰いに行く、イラクのパラアスリート、カセムさんが個人的に気に入ってます。
記者と偽り、ゴルゴは彼の射撃を見せて貰うのですが、その時に、「日本の民間人にしては銃に慣れてるみたいだけど?(大意)」と鋭いツッコミを食らいますw。もちろん、ゴルゴは少しも慌てずごまかすわけですが(ごまかしと言っても、ウソは言ってないんですよね。)
カセムさんは、ゴルゴからの報酬(取材費)を、十分な年金? が出てるからと断り、自分が障碍を負った時の話をします。「こんな目に自分をあわせたやつを、ハムラビ王の前に引っ立ててやりたい」。これがラストの伏線になります。
気前のいい依頼人、篤志家としてのゴルゴ
ゴルゴ13は毎回、莫大な額の報酬を貰いますが、それはどこに行ってるの? って昔いっとき話題になってたような記憶があります。その報酬の行方の一端がわかるのが、この話。
眼を負傷したゴルゴは、自分が援助した医者のもとにいきます。医者はゴルゴを出資者としか知らず、夜間にもかかわらず診察します。
たぶん、こういうクリニックをあちこちで持ってる、というか出資しているのでしょうね。ひょっとしたら、今回の眼科医が応じられなかったときにそなえ、同じ街に、もう一つくらいあったかも、とすら思ってます。
受け取っては貰えませんでしたが、カセムさんへのお礼もかなりな額になるようだし、目が効かない状態に対応するための装置(と言っても、射撃のためのものとはわからないような物)を開発してくれた、秋葉原のおっちゃんへの支払いの札束も厚かった。(ただここで、ゴルゴの去った後「ニセ札っ」とおっちゃんが言ってる意味がわからないのですが。目が悪いせいでニセ札をゴルゴが渡してしまったということなのか、ニセ札かもしれないと思って疑ってるだけなのか、よくわかりません……)。
また、ゴルゴが匿名で、赤十字の要人を動かすほどの、莫大な寄付をしてもいることも書かれます。むろん慈善からしてるのではなく、自らの最強の地位を、保つための動きではありますが。
出るものは出てく稼業なのですね。
いにしえの法の意味
タイトルの「いにしえの法」というのは、もうお分かりの方がいると思いますが、「目には目を、歯には歯を」で有名な、ハムラビ法典のことです。今の目から見ると、残酷な規定ですが、当時としては、「やられた以上の報復は許さない」という、過剰報復を防ぐ法だったそうです。
これを引用したカセムさんは、ある意味高潔な人だと私は思っています。(元パイロット(士官)なので、それなりに学があるのでしょう。)
今となっては、な描写
2002年が舞台なので、携帯電話がまだガラケー(か、ネット機能もなかったかも)(爆)。懐かしい。
そしてカセムさん、ゴルゴからのお金貰っとけばよかったのに………(泣)。この翌年、イラク戦争が起きています。
先のことはゴルゴでもわからないのです。
では。
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