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証券担保ローン、全額一括返済しました

こんにちは、株もっちーです。

火曜日は、身近なネタの日です。

証券担保ローン、全額一括返済しました

以前こちらの記事で、証券担保ローンを100万円だけ試してみたことを書きました。

kabu-motty.hatenablog.com

本日、全額一括返済しました。

返済は一瞬。

「返済が完了しました」と画面に表示され、ローン残高が0になった。

ありがとうも何もない、シンプルな表示でした。

振り返り:実際の損益を計算してみると

構造としてはシンプルでした。

  • 借入額:100万円
  • ローン金利:1.9%(変動)
  • 運用先:QQQI(カバードコールETF)
  • QQQIの分配利回り:約10%

最初の記事では「年間8.1万円の利益」と書いていましたが、これは税引き前かつ価格変動なしという理想的な前提での話でした。

実態を3ヶ月ベースで計算してみます。

項目 計算 3ヶ月(100万円あたり)
QQQI価格下落(−7%) −7.0万円
分配金(税引き前10% × 3/12) +2.5万円
分配金(税引き後 × 0.72) 7.2% × 3/12 +1.8万円
ローン金利(1.9% × 3/12) −0.5万円
実質損益 約 −5.7万円

分配金をもらっていても、元本が7%下落しているのでトータルはマイナスです。

カバードコール戦略のETFは、最初の記事でも「下落局面では基準価格が減る(NAV Erosion)」と書いていたとおりで、それがまさに起きた形です。

もちろん、今後回復する可能性もゼロではありません。
ただ、借入金でレバレッジをかけた状態で元本が下落するのは、心理的なストレスが大きいです。

そしてもう一点。

分配金に毎回課税されることで、複利の力も削がれます。

税引き前のイメージ 税引き後の現実
年間スプレッド 8.1% 5.3%
年間利益(100万円) 8.1万円 5.3万円

特定口座で受け取る分配金は毎回20.315%が引かれます。
VOOのようにキャピタルゲイン狙いで保有し、課税を繰り延べる戦略と比べると、この差は長期で大きく効いてきます。

なぜ返済したのか

大きな理由は2つです。

① 元本下落 + 課税で、実質はマイナスだった

分配金10%の利回りは魅力的に見えますが、元本の−7%下落を加味するとトータルは約−5.7万円。
そのうえ分配金は毎回課税されるため、税引き後スプレッドは年率5.3%にとどまります。
「ローンを組んでまでやる旨みがあるか」と問われると、正直厳しいという結論になりました。

② 借りている感覚がない、は危険サイン

最初の記事でも書きましたが、自己資本と混ざってしまって「借りている感覚があまりない」というのは、やっぱり危険だと感じました。 信用取引のように維持率が可視化されているわけでもないので、リスク管理が自己責任になりすぎる。

今の相場環境(円高方向への動きや米国株の不透明感)も含めて、「無理にレバレッジをかける局面ではないな」と判断しました。

お金に色はないので

QQQIはそのまま保有して、待機資金から返済。

結局、待機資金を証券担保ローンで金利払って保有していただけと考えることもできますね。

そう考えると、全くやる意味がないですね。

これはいわゆるメンタルアカウンティング(心理的会計)の罠でもあります。

「ローンで借りたお金」と「待機資金」を別々の財布として心理的に切り分けてしまうことで、「QQQIに投資して分配金を稼いでいる」という感覚になっていた。でも実際はお金に色はなく、待機資金をそのままQQQIに回せばよかっただけ。ローンを使うことで金利というコストだけが純粋に増えていた、ということになります。

投資判断においては、お金の「出どころ」で価値が変わるわけではない、と改めて実感しました。

証券担保ローンを使ってみた総評

項目 評価
借りやすさ ◎ すぐに融資された
金利 ○ 1.9%は低め
リスク管理のしやすさ △ 自分で管理する必要がある
精神的な負荷 △ じわじわ気になる
利益 △ 少額では旨みが薄い

いざとなれば数百万円を即調達できる手段がある、とわかったことは収穫です。

たとえば子どもの教育資金が想定外に増えたけど株を売りたくない、という場面では使えそう。 「攻め」ではなく「守り」の選択肢として頭の片隅に置いておく、くらいがちょうどいいかもしれません。

他人に積極的におすすめはしないですが、一度経験する価値はあったと思っています。

まとめ

  • 証券担保ローン100万円を約3ヶ月運用して、一括返済しました
  • QQQIの価格が−7%下落し、分配金を受け取っても実質約−5.7万円のマイナスだった
  • 税引き後の年間スプレッドも5.3%にとどまり、ローンを組んでまで続ける旨みが薄かった
  • 「手段として知っておく」価値はある。でも今は使わなくていい

以上、短命に終わった証券担保ローン実験のご報告でした。

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