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分散型テクノロジーと住宅の未来

インフラは「集中」から「分散」へ向かう

先日、こんなニュースがあった。

水処理、人口減地域は家庭ごとに 自治体判断で切り替えへ法改正案

www.nikkei.com

まずは下水道からだが、いずれは上水も合わせての見直しになっていくのではないかと思う。

WOTAという水を再利用する設備を併用すれば、使用した水の98%が再利用できるとしたら、100Lの水を供給すれば最大5000Lの水を使えることになる。 過疎地では歩行者も少なく自動運転もしやすいと思うので、過疎地域では上水道も廃止して、週1回自動運転の給水車で水を届けに行き、後は再利用しながら1週間その水を使い続けるみたいな。

ライフラインで言えば、もともとガスはプロパンガスがある。 電話はもはや無線のほうが一般的だし、インターネットも、一般家庭レベルでは5Gのホームルーターでも十分だしスターリンクもあるという時代になりつつある。

今の住宅は、いろんな管やケーブルでインフラに繋がっているが、徐々に繋ぐことは必然ではなくなってきている。

水を家庭で循環させるという現実とリスク

ただ、下水の専門家の友人が言うには、水再利用システムを一般人家庭で使わせるのは危険が伴うので、国として推奨していくことは難しいのではないかという話であった。

浄化槽のように水を使い捨てるのであれば、仮に適切な下水処理がされていなくても外に垂れ流すだけで済む。

けれども水を再利用していると、処理がされていない汚染された水を飲んでしまうことになる。 そうなると感染症が発生するようなこともありえる。

今のように意識の高い企業や個人が使っている分には、テクノロジーの限界がきちんと理解されているのでメンテナンスもきちんとされる。 けれども一般家庭で同じようにWOTAのようなものを広めてしまうと、フィルター掃除もろくにされずに事故が発生し、「こんな危険なシステムをなぜ推奨したんだ」ということになりかねないのでは、、と。

わが家の自立度

ちなみに我が家は新築時に合わせて太陽光パネルと家庭用蓄電池を導入した。 なので、万が一災害で外部から電気が供給されなくなってもある程度電気が使えるようになっている。

また、空調の必要性が低い春秋の時期はほぼ電気を買わないこともある。

余談:家庭用蓄電池の限界

太陽光パネルは5.5kW、蓄電池は9kWh。 コンロはガスではなくIHだが、ガス乾燥機を入れるため都市ガスも引いており、給湯もガスを使っている。 なのでオール電化住宅ではない。

東京近郊だが、今の時期は暖房を使っていると晴れた日でも日没から22時を回る頃にはもう蓄電池残量は20%(下限)になっている。 なのでもし停電になったら、エアコンは諦め加熱調理は全て日照時にすれば何とか「電気のある生活」を維持できるかなぁ?というくらい。

とても前述の設備容量では、オフグリッドで暮らせるほどではない。 ただ、まだ拡張可能性を残している。

戸建てという「拡張可能な住宅」

戸建住宅のメリットとして勝手に設備を増強できる点がある。

今後、ペロブスカイト太陽光が実用化したら発電カーポートを作ってみることもできるし、新しい設備を自己判断で取り入れることができる。 水道インフラが崩壊しても、WOTAのようなソリューション導入もしやすいだろう。

マンションで後からやろうとしても、区分所有者同士で話し合って合意を取っていく必要がある。

今だとZEB対応マンションだーとか言う新築マンションがあるが、新築時の「最新」から進歩することはそうないだろう。 大規模修繕のようにいずれ絶対に必要になるものでもなく、ほとんどの人は興味がない。

分散化が進むとき、住宅は分岐する

ライフラインに関する技術が激変しているが、大きなトレンドとしては「分散型」に向かっている。

今後日本のインフラは朽ちていき、いよいよ今までのルールではどうしようもないとみんなが認めて分散型で再構築されていくと予想しているが、その時に意思決定のしづらい既築マンションは遅れを取ることになるだろうと思う。

今住宅を買うとすると、マンションを選ぶか一軒家を選ぶかで10年後のエネルギーやライフラインのコスト、質は大きく変わるのではないだろうか。




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