さぁ、一番大事と言ってもいい時期です。ここの一年間は大切に指導していく必要があります。
強くなるということがテーマなので少々キツイかもしれませんがやっていく必要があります。さらには前期と後期に分けられ、後期になると精神的な面の比重が大きくなってきます。
まず4年生はトータル、稽古を沢山した子が強くなります。特に前期までの期間にたくさん竹刀を振って、たくさん足を動かした子が伸びます。
更に試合で勝つには対人競技のため、ある程度の試合練習も必要ですが、多くすると良くありません。まずは自分の剣道がしっかり出来る。ということに重きを置きます。
4年生は前期(4月~10月)と後期(11月~3月)に分けます。
前期は試合よりは稽古で打ち込みや追い込みをたくさんします。試合経験と言うよりは自分の剣道をしっかり見つけ、相手に合わすのではなく自分の剣道に引き込むようにします。
①追い込み
縦の追い込み面
やはり前でとらえるという練習です。左足で押し出すことを意識しましょう。
また、打ち込みや稽古で限界突破をし精神的にも追い込みをしていきます。
②打ち込み
空いたところを瞬時に捉える練習と気持ちや構えを抜かない様にします。また2分間戦えるようスタミナを作っていきます。
注意点はまず、先生が元立ちにたつ。(張って構える。中心をキープさせる)
次に、正しく数を打てるように打ち込みさせる。
竹刀を沢山振らすように意識してもとに立ちます。
③相面
後は試合を視野に入れるので相面の稽古をドンドンします。ここで重要なのは先生が元立ちに立つ事です。出来れば先生が子供と同じサイズに竹刀を使う事。出頭面で勝てるタイミングと負けるタイミングを教えます。何度も何度もひたすら相面をさせてください。ただひたすら相面を繰り返し、タイミングを確認したら次に攻め合いからの相面い移行し、ただやみくもに打って行く面を卒業させてください。
それと並行し、すぐ打てる足を作る練習も兼ねています。
④最小限の技(面と小手に対する応じ技)
試合は相手がいますので相手の攻撃にも最低でも防御、出来れば応じ技があれば有利に進められます。まずは面に対する応じ技は面返し胴と払って引き面で十分です。
この時点で面は返し胴は完璧でなくても問題ありません。理由は4年生の面は不十分なため面返し胴が決まりにくいですし、待ち剣を誘発するので練習ではできる。というレベルで十分です。払って引き面は試合でも使えるようにやっていきます。
小手に対する応じ技は抜き面と返し面をさせます。どちらか得意な方でもいいので試合で出来るように教えていきます。
この場合は前へ攻めるを意識させます。前で返す、前で応じるが必須です。
技の数を増やすと選択肢が増え、迷います。あくまでも面を主体としますので、相手が小手攻め出来た時に対応できるように少ない技で対処します。
⑤試合稽古(出稽古や練成会)
基本的には格上とさせます。たまに同級生とさせる。これは勝ち切ることが目的です。
また、相手と剣道が出来るようにします。猪突猛進で自分勝手ではなく相手の起こりや間合いをしっかり理解することが大切です。
稽古でももちろんの事、練成会でたくさん試合経験を積ませます。
大体ここまでが~10月までですね。(スポ少交流大会市予選まで)
※①②③は2年生ぐらいから始めてもい位ぐらいです。
そして後期(年末、年明けぐらい)からは稽古量だけで強くなるには限界があります。
ここで大事なのは稽古量+考えて剣道することです。精神的な部分ですね。
これが大変!稽古の目的や挑戦、テーマ、なんで?どうして?が大切になります。
今までは出された稽古をこなすだけで、そこまで頭を使わずにひたすら言われたことを反復していたらよかったのですが、ここからは+αが求められます。
また如実に生活態度が剣道に出ます。本当に出ます。なので剣道と生活習慣両方を監視しなければなりません。
また、この時点で面返し胴をきっちり仕上げていきます。理屈を理解し、メカニズムを知ってもらいます。攻めるから相手が打ってくる。そこを返し胴を打つ。ってな具合です。
その他の技も一緒です。なんでこの技が打てるのか?考えて剣道するという部分ですね。
試合でも何で負けたのか?なんで打てないのか?じゃあどうすればいいか?挑戦できるのか?挑戦を怖がるのか?今日の稽古のテーマは?ということがちゃんと考えれるようにしていかないといけません。
4年生の前半までで武器を装備した状態です。さぁその武器を上手に使えるようにする時期が4年生の後半です。要は相手と「試合」が出来る。自分勝手の剣道とは決別です。
理想は練習量を落とすことなく、全ての稽古で考えて剣道出来れば5年生に上がっても勝てるようになります。
5年生ではひとまず、勝てないことが出てきますが初心に戻る事です。具体的には構えは大丈夫か?左手の位置。左足はどうだ?ヒカガミを曲げない。・・・等
要は勝つ剣道に移行しがちなんです。早さを求めて上体だけで打って行ったり、自分から打たず相手に合わせたりと勝利至上主義発想になりますので、原点に戻ることも大切です。詳しくは指南書5年生で書きます。
とにかく4年生の時期はとても大切で、ほぼほぼその子のスタイルが確立します。土台はある程度ここで出来上がります。もしかすると小学生期で一番しんどい一年かもしれません。だからこそ大事に大事に過ごす必要があります。また踵痛など怪我もここから出てきます。しっかりサポートや身体のメンテナンスにも注意を払わないといけません。やることが多いです。それでもやるから強くなります。
さぁ、剣道楽しみましょう。