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商品探しから配送確認まで、Yahoo!ショッピングに対話型のAIエージェントが登場

 LINEヤフーは、ECサイト「Yahoo!ショッピング」で購入品の検討や配送予定日の通知などをAIが支援する「Yahoo!ショッピング AIエージェント」の提供を開始した。AndroidおよびiOSのアプリ版のほか、ブラウザでも利用できる。

実際の画面の例

商品探しも配送情報もAIにおまかせ

 Yahoo!ショッピング AIエージェントは、ユーザーのショッピングを包括的に支援するAIエージェント。OpenAIのAPIを利用している。ほしい商品を会話形式でヒアリングし、条件を整理してユーザーの要望に即した商品を提案する。

 商品情報の要約のほか、レビュー比較、条件に応じた提案を行うことでユーザーが商品をスムーズに選べる。「似たような商品が知りたい」「いつ買えばお得か?」という質問にも答えられる。

 注文後にも、配送予定日や注文履歴を会話形式で確認できる。過去の購入履歴を踏まえて「この間買った商品と似たようなものが欲しい」「以前購入した商品のもう少し安いものを知りたい」という要望に応え、次の買い物へつなげることも支援する。また、気になった商品を『お気に入り』登録しておくことで、後日価格が下がったタイミングでLINEから通知を受け取ることもできる。

従来のECの課題をAIで解決する

 日常に溶け込んでいるインターネットショッピング。しかし「漠然とほしいものがあるが、どれがいいかわからない」「どのように比較すればいいのかわからない」など、多くの課題があると、LINEヤフー コマースドメイン ショッピングSBU 統括本部長の杉本務氏は現状を説明する。

 Yahoo!ショッピング AIエージェントは、そうした既存のECサイトが抱える課題の解決を図る。ざっくりと商品のカテゴリーを伝えるだけでYahoo!ショッピングで取り扱われる商品をリストアップし、どんな選択肢があるかを教えてくれるうえ、比較表などを作ってくれるほか、直近で安い日や今日がどのくらいお得かをユーザーに教えてくれる。

LINEヤフーの杉本務氏
LINEヤフーの市丸数明氏

 「プロダクトは『UI』から『UX』になる」とコンセプトを説明するのは、LINEヤフー コマースカンパニー ショッピングSBU プロダクト開発本部長の市丸数明氏。求めるUX(ユーザー体験)は、ユーザーの数だけある。ひとつのUI(ユーザーインターフェイス)では、必ずしもすべてのユーザーの期待には応えられていなかったと語る。

 AIエージェントを通じて、ユーザーのショッピングを手助けすることで、ユーザーインターフェイスにとらわれない、ユーザー体験を届けることを狙う。ただし、必ずしもAIを使わなければいけないわけではなく「好きなタイミングで(AIを)離れてYahoo!ショッピングで買い物ができる」という体験を念頭に置いた設計になっている。

 当初はユーザーが入力した内容に基づいて回答を提示する機能のみを提供する。将来的には、購買履歴や会話内容をもとによりパーソナライズされた提案やカートの操作などユーザーの行動に合わせて補足情報やおすすめの提示、さらにはユーザーが検索する前に商品をおすすめする機能の提供も目指す。