ニュース

気象庁、大雨や噴火を伝える緊急速報メールを廃止へ

 気象庁は、大雨や噴火を伝える「気象等及び噴火に関する特別警報の緊急速報メール」(緊急速報メール)を12月末にも廃止する。

 気象庁では緊急速報メールは、対象の市区町村が記載されていないため、住民の避難をうながす情報としては不十分と説明。危険でない地域にも配信されるなど、かえって混乱を招くという声もあったとしており、12月末にも大雨と噴火を伝えるものは廃止される。

 一方で、緊急地震速報や津波警報、大津波警報の緊急速報メールの提供は今後も続く。大雨と噴火の緊急速報メール廃止後は、民間の防災アプリや自治体からの情報が代替手段となり、同庁ではその普及拡大を進めるとしている。

 気象庁が協力し、大雨や洪水などの危険度情報を配信するサービスは、アールシーソリューション(アプリ名:PREP)、ゲヒルン(特務機関NERV防災アプリ)、島津ビジネスシステムズ(お天気JAPAN)、日本気象(お天気ナビゲータWEB)、ヤフー(Yahoo! JAPANアプリ)から提供されている。