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Yahoo!防災速報の「防災タイムライン」、地震や津波に備えるための新機能

 ヤフーは、同社が提供するスマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」における「防災タイムライン」で、地震や津波に備えるための新機能の提供を開始した。

 新機能は、「Yahoo!天気・災害」(Web版)の「防災タイムライン」でも利用できる。

 「防災タイムライン」は、事前に情報を入力することでユーザーに合った防災行動を確認でき、災害警戒時における防災行動開始のタイミングとともにプッシュ通知が届く機能となっている。

 「防災タイムライン」に地震や津波に備える機能が加わり、自宅周辺の地震や津波の想定危険度や避難先を確認できるようになった。避難先は災害の種類によって異なるため、水害や地震、津波発生時に適した避難先も確認・登録できる。

 ヤフーは、新機能提供の背景として、大地震が発生する懸念の高まりを挙げている。2022年1月に公開された地震調査委員会の資料によると、南海トラフ巨大地震の発生確率は40年以内で90%程度になっているという。

 本機能は、防災科学技術研究所の監修のもと開発された。地震の想定危険度は、防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」で公開されている「表層地盤増幅率」を使用。津波の想定危険度は、各都道府県が公表している最大クラスの津波浸水想定区域をもとに表示される。

水害・地震・津波の想定危険度確認画面
避難先の確認画面