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GSMA、ミリ波普及や認知度向上図る「5G mmWave Accelerator Initiative」、ドコモなど参加

 GSMAは、5Gミリ波の普及や事業者間の情報共有を図る取り組み「5G mmWave Accelerator Initiative」を発表した。日本からはNTTドコモが参画する。

 同取り組みは、ドコモをはじめとした、通信事業者やクアルコムなどのベンダーが参画するもの。5Gの性能を最大限に発揮できる「ミリ波」の認知度向上やその使用事例、効率の良い手法などの共有、またミリ波を活用する事業者などへ情報を提供する。GSMAでは、これを5Gの拡大を支持する活動のひとつと位置づける。

 GSMAでは、5Gミリ波について、帯域幅の拡大やデータ通信の高速化、低遅延などのメリットがあることを挙げている。ミリ波と3.5GHz帯を組み合わせた場合、Sub6のみと比較して最大で35%のコスト削減が見込めるという。

 通信事業者ではドコモをはじめ、チャイナ・ユニコム、テレストラ、TIM、ベライゾンが、ベンダーからはクアルコムとエリクソンが参画する。

 ミリ波のメリットについての日常での事業と調査と教育の強化に焦点を当てたプロジェクトを主導し、2022年2月に開催予定のMWC バルセロナまでに第一段階の活動を終了するとしている。