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ドコモ、店舗独自のクーポンや情報を配信できる「スーパー販促プログラム」

 NTTドコモは、dポイントやd払い加盟店の販売促進活動を支援する「スーパー販促プログラム」の提供を開始した。

 スーパー販促プログラムは、加盟店からユーザーに対してd払いアプリなどでメッセージやキャンペーン情報などを配信できるプラットフォーム。ユーザーや加盟店によるアプリの設定は不要で、ユーザーは、対応する店舗でにdポイントカードの提示やd払いの利用で「メッセージメニュー」に登録される。

 加盟店は、メッセージメニューに登録されたユーザーに対して加盟店独自のメッセージやクーポンを配信できる。配信先をユーザーの利用状況や年齢、性別、地域といった属性で設定でき、再来店率の向上や個人に向けた特定の商品の紹介など、より効率的な販促活動につなげられる。

 独自のメッセージの作成や配信対象の設定などは、スーパー販促プログラム内のダッシュボードから行える。

 テキストは1通あたり全角500文字まで。チラシとして登録できる画像は、店舗が用意した画像のほかにもダッシュボード内のテンプレートも利用できる(21年4月頃提供予定)。

 配信できるクーポンの種類としては、レジでスマホの画面に映し出して利用する「提示型」や条件を満たしていれば自動適用される「決済連動型」、1度きりの使用に向いている「もぎり型」に加えて決済完了時に次回以降の利用分として提供される「決済完了画面配信」が用意される。

 配信できるコンテンツは順次拡大予定という。

 ダッシュボードやパーソナライズ技術は、フライウィールにより開発された。d払いとdポイントという異なる2つの仕組みの顧客行動、決済情報などのデータを一元化。顧客データを柔軟にドコモが持つ多様なシステムに連携させることで、加盟店のニーズにマッチするターゲティング設定に対応した。さらに顧客行動からユーザー一人ひとりの加盟店への関与度合を判定し、目的に応じた自動配信を実現したという。

2020年11月のドコモ新サービス発表会より