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ドコモ、信用スコアやスマホアプリを金融機関に提供する「レンディングプラットフォーム」

 NTTドコモは、金融機関向けに「ドコモ レンディングプラットフォーム」の提供を開始した。第1弾として新生銀行で導入される。

 「ドコモ レンディングプラットフォーム」は、金融機関が、ドコモ回線のユーザー向けに融資を提供する仕組みとして用意されたもの。いわゆる信用スコアになる「ドコモスコアリング」、スマートフォンアプリ「レンディングマネージャー」、ドコモの各種サービスとの連携という3つの特徴がある。

 このうち「ドコモスコアリング」は、ドコモが提供するサービスの利用状況などをビッグデータとして解析して、自動的にユーザーごとの信用スコアを算出し、金融機関側が融資時の審査に活用できる。信用スコアにあわせて金利、貸し出し枠が設定されることになる。なお、ドコモスコアリングの信用スコアは、ユーザーが融資サービスを申し込む際に同意することで算出され、融資の手続きだけに用いられるという。

 融資サービスのユーザー向けに提供される「レンディングマネージャー」は、借入~返済まで手続きできる。またマネーフォワードとの提携により、家計と借入状況を可視化した上で、最適な返済計画をアドバイスしてくれる。

 「ドコモ レンディングプラットフォーム」はdアカウント、ドコモ口座などとの連携もできる。たとえば融資された資金を、ドコモ口座アプリを使って、セブン銀行のATMで出金するという使い方もできる。