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留守電・着信転送に対応したpovoとスマート留守電で、便利な「家電話」環境を構築

 月額0円で運用でき、24時間データ使い放題など便利なトッピングも用意されているpovoが、新たに留守番電話と着信転送に対応しました。

povoが着信転送に対応

 筆者はこれまで留守番電話や着信転送を提供していないahamoをデータ通信のメイン回線として利用しており、留守電のためだけに別途音声回線を契約して2回線で運用しているのですが、今回povoが留守番電話に対応したことで、音声回線をpovoに切り換えて月額料金を抑えられるようになりました。

 現在筆者はirumoの0.5GBプランを月額550円で契約、これにソースネクストのスマート留守電を319円で契約しているのですが、irumoをpovoに切り換えれば基本的にはスマート留守電の月額料金のみで運用できることになります。

 ただしpovoも常に無料で利用できるわけではなく、180日間にトッピングを利用しないと回線を止めるとの注意事項はあるものの、逆に考えれば180日間に1回トッピングすれば契約は続けられます。

 また、povoはタクシーの乗車料金やドーナツ、アイスクリームのギフト券などをセットにしたトッピングなどもキャンペーンとして時折実施しているため、こうしたキャンペーンをうまく運用すれば月額費用がほとんどかからずに運用できそうです。

 そして今回のpovoの留守電・着信転送対応を受けて筆者が新たに考えたのが、povoを自宅の固定電話代わりに運用する方法。筆者宅は固定電話回線を引いていないのですが、仕事で自分の携帯電話とは別に家の電話回線が必要になるケースも多々あり、自宅に置きっぱなしの携帯電話回線を契約しようかな、と考えていたところに、Povoの着信転送開始が見事にハマりました。

 具体的にはpovoを新たに契約した上で、povoの着信転送サービスを使ってスマート留守電を設定します。スマート留守電は留守電の音声や文字起こしを指定したメールアドレスに送ってくれる機能があるため、これを仕事用のメールアドレスに紐付けることで、外出時でも自宅への留守電を文字起こしや音声ファイルで確認できる、という仕組みです。

指定された電話番号に転送設定

 一般的な固定電話を契約するよりも外出先でも内容を確認できるのがとても便利。「03」などの市外局番で始まる固定電話ならではの番号が利用できない、という違いはありますが、一昔前は「固定電話でないと登録できない」なんてこともあったものの、最近は固定電話の代わりに携帯電話の番号を登録することも珍しくはありません。

 最近では詐欺電話の被害なども増えていますが、基本は留守電に任せてその内容をテキストや音声ファイルで確認する、という仕組みにするとセキュリティ対策にもなります。筆者の携帯電話にもよく海外からの詐欺電話がかかってくるのですが、文字で読むと詐欺なのは一目瞭然なので、余計な電話に対応しなくて済むという点でも愛用しています。

留守電の内容をテキストで確認できる
ユーザー登録すると音声ファイルとテキストをメールでも確認できる

 ほかにも、PTAなどの学校関係で電話番号を登録しなければいけないけれど両親それぞれで電話内容を確認したい、という使い方にもおすすめ。スマート留守電をオプションサービスとして提供しているMVNOもありますので、留守電を便利にしたいという人はぜひお試しください。