Kindleの「アプリから本を購入できない」問題をちょっとだけ解決した

　筆者のスマートフォンの使い方は、音楽を聴くか読書をするかのどちらかであることがほとんど。

　この数年は特に……、というかもとからあまり外出しないのですが、輪をかけて外に出なくなったことでスマートフォンで本を読むことが多くなりました。かつては小説は紙の本で読むというのがこだわりでしたが、積み重なる本と減っていく居住スペースの圧力に屈し、すっかり電子書籍派に。

　どこでも購入できてスペースもいらず便利と思っていましたが、ここ数カ月でアプリ内のストア機能が削除されてしまいました。理由はグーグルによるポリシーの改定。「Amazon Kindle」では「アプリ機能一部変更のお知らせ」としてアプリ上から購入できなくなった旨が通知されます。新ポリシーではグーグルの提供する課金システムが必須とされており、つまり30％の手数料の支払いを回避するための措置ということと考えられます。

　これまではアプリ上で本を購入してすぐに読書を開始、という使い方だったのでなかなかこの使い勝手の急変には慣れません。せめてもの工夫ということでAmazon Kindleのショートカットをホーム画面のドックに登録して凌ぐことにしました。

ブラウザで開いたストア（左）では購入できるが、Kindleアプリ（右）では購入できない旨が記載されている

　普段遣いのブラウザでKindleストアのショートカットを作成し、ドックにKindleアイコンと並べて配置。さすがに同じアプリ上から、とまではいきませんが一旦ホームに戻ってアイコンをタップすれば、すぐにストアにいけるので多少なりともマシというものです。

　グーグルのサポートページによると今回のポリシー変更は、デジタル商品の購入に限られており物理的な商品や公共料金の支払いなどは、影響を受けないとのこと。デジタル商品なので、他社の電子書籍アプリやデジタルミュージックなどもKindleと同様の対応を取っているものもあるようです。

　100点満点の満足というにはまだ遠い応急処置的な対処法ですが、当面の間はこの使い方に落ち着きそうです。