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巡る巡るよ時代はめぐる~

2026年2月8日施行の第51回衆議院議員選挙。

開票直後から出口調査が示した圧倒的な地滑り、そして、「花」を付けることすらままならない野党第1党の惨状を前に、「当確」報道が鳴り響いて止まらない自民党の候補者たち。

結果的には、各メディアの大胆な予測すらはるかに上回る「316議席」という驚異的な議席数を自民党一党が確保する*1、という帰結となってしまった。

”右傾化”云々を嘆くコメントもSNSではチラホラ見かけたのだが、いわゆる「右か左か」といったイデオロギーで帰趨が決まるような選挙は、とっくの昔(たぶん1980年代くらい)に終焉している。

1990年代半ばの政権交代も、2009年の政権交代も、そして立憲民主党がちょっと躍進した何年か前の選挙も、勝敗を分けたのは護憲/改憲とか、安保云々、といった話ではなく、「古いものを守るのか、それとも現状を改革するのか」という一点のみ。そして、常に(ムード的に)「刺さる改革」を旗印に掲げた側が勝つ、というのがこれまで何度も繰り返されてきた歴史だった。

だから、思った以上に極端な結果になってしまったとはいえ、今回の勝敗自体に全く違和感はない。

「中道改革連合」に関しては、投票が近づくにつれ、”昭和”を追慕するようなイメージ戦略に走ったのがまさに致命的なダメージをもたらしたのではないかと思うし、これまで「改革政党」という看板で勝負していた各政党も、高市首相が「減税」を公約に掲げた時点で、それと差別化できるような何かを失った。

唯一今回「躍進」といえるような結果を残した政党が、公約逆張りで候補者の顔ぶれにも真新しさがあったチームみらいだけ、というのはまさにそれだけ自民党の「改革」政党としてのイメージが破壊的なまでに強かったことの裏返しだといえるだろう。

かくして、真冬の選挙は、自民党が憲政史上初めて3分の2超の議席を単独で確保し、維新と合わせた政権与党の議席は75%超(352議席)という壮絶な結果を残して幕を下ろすこととなった。

一つの政党が国会の一つの院の議席を独占することへの警戒感は当然ある。

ただ、個人的には、2000年代前半から政権交代期を挟んでずっと続いていた「民主党」の残滓がここで一掃されたのは、次の、新しい地殻変動の布石としては、ちょうど良かったのではないか、という気がしている。

元々、「民主党」は、自民党にいても全く不思議ではないようなエリートバックグラウンドのある方々と、労組色・市民運動色が強い方々が、何かよく分からないけどまじりあっている、という感じの政党だった。もちろん、その背景には「政権を取るためには細かい違いに目をつむる」というリアリズムがあったことは容易にうかがえるのだが、政権を追われて以降は、政権の対抗勢力になることを狙ったがための不自然なリベラル色の強さ、批判のための批判とも言いたくなるような不合理な政策主張の方がむしろ目に付く集団になってしまっていた。

今回の選挙では、比例候補擁立戦術のまずさもあって、当選した49名の候補者のほとんどが旧公明党系、という惨事にもなっているのだが、本来「中道」という看板がはまるのは旧公明党の方々くらいで、旧立憲民主党が「中道」を名乗ることへの違和感は強かったから、下手に救済されなくてよかったんじゃないかとすら思う。

そして、今回涙を呑んだ各候補者たちが、本当に自分の主義主張に近いところでしっかりまとまって、きちんと筋の通った主張をしていけるようになれば、すぐに挽回できるチャンスは回ってくるだろうとも思っている*2

思えば、小泉首相が「郵政解散」で296議席を奪った総選挙の次に行われたのは、民主党が地滑り的に308議席を獲得した政権交代選挙だった*3

次の選挙が3年後か、はたまた4年後、任期満了ギリギリになるかは分からないが、必ず歴史は繰り返し、また時代もめぐる*4

その時に何が起きるかを今から想像しながら、もうしばらくは続くであろう、”早苗劇場”を生暖かく見守るとともに、湧き上がる東証の上昇相場*5の恩恵をほっこりと味わえればな、と思っているところである。

*1:しかも比例候補者が足りず、一部の地域では他党に議席を譲りつつもこの数字

*2:逆に主義主張も指導もごった煮の「316」という議員を抱え込んでしまった自民党の方が、これからの4年間は遥かに険しい道のりになる。

*3:さらに、その次の選挙では再び自民党が294議席を奪っている。

*4:健康状態等も踏まえると、高市総理自体が4年間任期を全うできるかどうかは50/50だと思っており、そうなるとより昔見た景色につながってくる。

*5:気が付くと、年始に多くの経営者が「年末には」と予想していた(天井を探す一年の始まり - 企業法務戦士の雑感 ~Season2~)高値の天井を2月にして早々に抜けようとしているw




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