年をまたぐ瞬間のこの国は、いつもながら、やれ紅白が・・・等々盛り上がっていたようだが、今回もそんな騒がしさとは無縁の時を過ごし、箱根の駅伝すら一瞥もしないまま、ようやく週末になって戻ってきたばかり、という状況。
元旦から大震災に襲われ、翌日も航空機の重大事故、と、この世の終わりのような始まり方だった昨年に比べれば、今年は随分と穏やかな始まりのように思えるし*1、国内の総理交代に米大統領選と、大きなサプライズが相次いだ年が明けたことで、「今年は何が来ても驚かないぞ!」というムードすら漂っている気がする。
冷静に考えれば、米国での大きな地殻変動が世界に影響を及ぼし始めるのは、まさにこの2025年から、ということになるはずだし、静かに崩れつつあるお隣の大国で様々な問題が顕在化しても全く不思議ではない状況だから、ここからの365日弱の間にこれまで以上の大サプライズ、大どんでん返しが起きる可能性も十分にあると思うのだが、”本当に深刻なリスクのことは、起きるまで何も考えられない”というのが、大概の人間に共通する性だけに、その辺は気づいた人だけ備えをするしかないのだろうな・・・と思っている。
ちなみに、昨年は強気の予想のように見えて、7月に「日経平均最高値42,426円」というレベルにまで到達することは、どなたも予測できなかった、日経紙の新年恒例企画、「経営者が占う」シリーズ*2。
今年はさすがに20名全ての占い師、もとい大企業経営者が高値40,000円以上、という予測を出していて、一番高い予想では「48,500円」という数字まで躍っている*3のだが、それでも年の前半に、今の水準より低めの数字(36,000~38,000円あたりが標準レンジ)で最安値を付ける、と予想している方々が多いのは、不透明な米国の政策動向をにらんでのことか、それとも読者向けのリスクヘッジか・・・*4。
多くの方々が書いている絵は、年の初めに混乱して、その後しり上がりに良くなる・・・というシナリオだが、「出だしで躓いてもすぐに挽回できる」ような底力が今この国に残っているのかといえばなんとも言えない。
だから、個人的には、年内の早い段階で再び「最高値更新!」の水準まで到達してもらったうえで、あとは世界の混乱を横目に、国内景気だけで何とかそれを支えられるような展開が望ましいとは思うのだけれど、今できることは文字通り”占い”的な予想をすることしかないだけに、祈るような思いで明日の市場の始まりを見届けられれば、と思っているところである。