コニー・コンヴァース、カレン・ダルトン、ジュディ・シル、素晴らしい歌を残してどこかに消えていく人になれたらよかった。
色々な人や景色や季節が私の身体を通り過ぎていくような感覚だ。過ぎ去っていったものは輝かしいのにもう私には引き止める力がないし、これから起こることすべてにすでに倦んでいる。だって、受け入れなければならないことが多すぎる。変化に抗うよりも受け入れることが楽だと思っていたが、受け入れるということは変化することなので、結局コストはかかるのだとわかった。忌まわしきこの脳と付き合う方針がようやく固まってきたと思ったら内臓や骨の調子も悪くなって、内臓や骨と向き合う方針を固める日々。
仕事とバンド活動だけが自分の恒常性を維持しているような生活、とはいえフルメンバーでのバンド活動はあまりできていない。色々な生活の変化に揉まれて今まで通り活動できない他のメンバーが、戻ってみたいと思うときに戻れるように私がここを守るんだ、という気持ちがちょっとある。別に守ってくれと頼まれたわけではないから恩着せがましいかもしれない。でも最近は疲弊することも多くなってきた。そんな中、今休んでいるメンバーから、みんなに会いたいよ〜というメッセージがきたときは嬉しかった。というか、そのメンバーだって私がいる場所を私が入る前からずっと育ててきた人なので、持ち回りで守っていけたらいいよね、と思う。
グスタフ・マーラーは「伝統とは火を守ることであり、 灰を崇拝することではない」と語ったらしい。私はいつも何かが燃えているようにしか生きられず、燃え尽きてしまったらどなたかその灰から埋火を掘り出して、守ってください。