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翌日は会津若松をぐるぐる回る。
この喫茶店が今回の旅の本命だったのですが、もう大満足でした。
カオスで美しい、あまりに魅惑的なお店です。


最寄り駅はJR只見線・会津鉄道の西若松駅。
私はレンタサイクルで市内を駆け回っていました。
訪れたのは7月中旬。天気に恵まれたのは大変ありがたかったのですが、暑さで死にそうになりながらの喫茶店巡りでした。
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近付いて、まず営業していることに心底胸を撫で下ろす(前日のこともあるからね……)。
「憩いと癒しと音楽の館」という謳い文句が、どうにもうさんくさいと感じるのは私だけでしょうか。
とはいえ、純喫茶においてはそれすらも魅力だ。
開口部と窓の間にはファラオのような立派な装飾品があり、目を惹きます。うわあ、凄い!
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置き看板には「美術の館」という文字。年季の入った風合いがナイスです。
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扉の脇には石像。このサイズ、凄くないですか!?
看板を抱えているのがお茶目です。
入り口前には、花を象った照明が。いかにも純喫茶っぽいけれど、石像とのギャップが面白い。
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扉前のガレージスペースには、絵画が飾られていたり、ドレッサーが置かれていたり、大きな造花があったりと、なかなかカオスな雰囲気で楽しい。
緑色のチューリップランプにもときめきます。
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あちこちに目をとられながら、いざ店内へ!



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以上! ……で終わっても良い位に、このカウンターまわりがあまりに魅惑的だと思うの。
素晴らしくないですか!? なんですか、この唯一無二な美しさ。
照明のハイセンスさに、まず度肝を抜かれます。
これ、明かりが実際に付いたらどんな感じなのでしょうか。
その向こうに、クラシカルなシャンデリアという取り合わせも美しすぎる。
机の天板は、木材であることを存分に活かした造形でかっこいいです。
卓上やカウンタ内には造花が華やかに彩りを添えていて、また素敵。
更には存在感を放つ金色の仏像!
ガレージがカオスだと書きましたが、この一角もカオスだよね。
でもちぐはぐな感じがするわけではなく、一体感を持って魅力を醸成しているのが心憎いです。
因みに天井部分も素敵だったりする。
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エキゾチックさも感じられる装飾が施されていて、うっとりいたします。きゃー!


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カウンターとそれ以外のテーブル席は壁で仕切られているのですが、その壁にはアーチ状の開口部がいくつも設けられていて、その造りにときめきます。
そんなアーチをくぐると、やっぱりカオス……!
印象的なのは、衣装みたいな服が飾られていること。
なかなか他では見ないよね。とりわけ、女の子用のものが華やかです。
花模様が美しい朱塗りの棚も存在感があります。中に飾られた漆器類も美しい。
その脇のピアノには、パンダのぬいぐるみに、寒い国のものっぽいふっわふわの出で立ちの人形、逆に暑い国のものっぽい木彫り人形、甲冑。
更にはエゴン・シーレの絵も並び、脈絡のなさがとんでもないです。いっそ潔い。
でもだからこそ、ワクワクさせられるなあ。
美しいシャンデリアも、赤い薔薇の造花を添えた街灯風のブラケットも、魅力的です。


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窓に面した客席部分は、多少はすっきりとしているでしょうか。
連なるシャンデリアが華やかです。
花の絵が何枚も飾られているのも美しいなあ。
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ぐるりと店内を回ってきて、シャンデリアがかかった入口近くへ。
燭台風のデザインが美しい一方、半分以上の照明が付いていないのが物寂しくもあります。
その物寂しさが退廃的なムードを醸成していて、ときめくのです。
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嗚呼、あまりに良い空間……!


さて、2階も見ていってねとおっしゃって下さったので、上がってみる。
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なんだか凄くゴージャスな空間なんですけど……! 金ピカだ!
五重塔の横に薔薇の造花を並べるセンスに脱帽します。やっぱり脈絡はないけれど、華がある。
鳥が描かれた屏風は、ただただ美しい。
純喫茶好きからすると、照明に心踊りますよね。
シャンデリアも、それ以外のペンダントライトも素敵です。
客席ではない空間なのですが、かつてはここも客席だったのでしょうか。
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上がらせていただいて、とても感謝しています。


「美術の館」という看板に嘘のない、ワクワクし、ときめく喫茶店でした。
アイスコーヒーのカップが角笛みたいな形だったことにも、歓声を上げる。
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