
座敷舞の お師匠さんは
教え方が
とっても上手
これまでずっと
つかみどころがなくて
意味不明で
手探り状態だった
動きを ドンピシャな 例えで
教えてくれる
そして とても
受け入れやすい言葉を 使われる
(時どき ドキッとするような
強い言葉も使われるけど)
例を挙げるなら
「こうした方が 素敵に見える」
とか
「乱雑に見えたら損よ」
とか
そんなふうに言われたら
いやでも 意識に残っちゃう
からといって すぐに
マスターできちゃう訳はなくて
何度も何度も 同じことを
言われ続けるけれど💦
でも、忘れてしまうのと
頭の隅に残るのとでは
雲泥の差
小さな角度の差が
先に行くほど 大きな違いを生むのと同じ
動作も ポイントの表現が にくい
「俯くんじゃなくて お腹を縮める」
とか
「襟の奥の方を すんっと伸ばす」
とか
「足で体を運ぶんじゃなくて
お臍が向きを変えるのに 足がついていく」
とか
これまで 見て 推測して
試行錯誤して それでも
なんか違って… 怒られて
というサイクルが
2ステップほど スキップできる
もしかしたら
もっと大きく 跳び越えてるかも
なにしろ お師匠さんの
言わんとしていることの
方向や意味が わかるというのは 大きい
「違う! そうじゃない!」 だけじゃなくて
どこをどうしたらいい と
動きそれぞれの
微妙なニュアンスを
言葉にしてくれるから
これまでの
そっちあっち むこうで
全てが済ませられてしまっていた
中世の暗黒時代から
一足飛びに
産業革命を跳び越えたような
心持ち
以前のお師匠さんの教え方は
見て真似をする というもので
言葉で 説明してくれるわけではないから
目で見たものを自分で
こういうこと? こうしたらいい? と
試行錯誤して 苦しんで
そして 身につける
だけど それが見当違いの方向だったりすると
また 一から いや
自己流で 動きを作っちゃっているから
マイナスからやり直し
そうやって ゆっくりゆっくりと進む
というのも 上達の
ひとつの道だと思う
自分で悩んだ分
厚みには なるのかもしれない
だけど
言われたことを
素直に受け取り 再現して
そのまま記憶できる能力って
幼少期にだけに備わった
特別なプレゼント
大人になると
いろんな雑念や
これまでの経験や知識が 邪魔して
理由や説明がないと
おいそれと 脳のゲートを
通り抜けてくれない
まったく新しい動きを、
体が 以前覚えた 別の動き
(これが 新しい動きを覚えるのを 阻害する)と
区別して
体に 覚え込ませなくてはならないので
こう動けばいいんだね、と
わかったからといって
さっと できるわけでもない
子供達の 何倍も 何十倍も かかる
だから
繊細で的確な言葉は
とても大きな 助け
だけど 以前の辛さがあるから
今の わかりやすさに
感動できる の かもね