
食べすぎると危険 の その続き
ドイツで
チョコを爆食いし
紅茶をがぶ飲みして
未だ 貧血を治療していなかった
時分のお話
その頃 車で30分ほどの所にある
乗馬クラブに
ほぼ毎日通っていた
その日も
1時間みっちりレッスンを受け
(日本だと30minが1レッスンらしいけど、
ドイツはなんと2倍の1時間!)
馬の手入れと 馬房の掃除をして
いい汗かいて 今日はそろそろ帰ろうと
靴の底に
お馬の落とし物をつけていないのを
確認 OK
ちょっとダサめの愛車
BORAに乗り込んで
帰路についた
なんたって ドイツ
高速道路に制限速度はなく
だだっ広い平地の続く国土には
これまた幅の広い高速道路とも見紛うような
バイパスが縦横無尽に走っていて
はっきり言って
ドイツ国内で渋滞にあったことは
ほぼない
なのに その日は
車間がどんどん詰まってきて
ちょうど 帰り道
交差するバイパスを潜って越える
トンネルの
その
下りスロープ から
上りスロープになる
(中央が一番低くなる)
ちょうど 入り口あたりで
ぴたーっと車の動きが
止まってしまった
全長100mもない
下りと上りの坂道を
のろのろ ずるずる
ブレーキをずーっと踏み続けて
いたはずが
どんっ!
という音で 跳び上がった
意識がとんでたらしい
前の車がすぐ目の前
前の車のドアが開き
運転者がこちらに
やってくる
やっちまった!
よそ様の車に
ぶつかっちゃった
それも海外で
しっかりとブレーキを
踏んでいたはずが
ぼーっとして
力が抜けて
車は下り坂を するすると
そして どかん
だったんだろうなあ と 想像するような
余裕はまだない
なにしろ 車をぶつけた という
その現実に
体がぶるぶる震えだす
震えを止めようにも
ぷるぷるぷると
コントロールが効かない
とんとん と
窓を叩かれ
震える足で 車から降り
ぶつかった箇所を
一緒に見る
「ごめんなさい
申し訳ありません
Entschuldigung
Es ist meine Schuld
Tut mir Leid
Ich bin veraergert…」
うんぬん かんぬん と
思いつく限りの ドイツ語を並べて
謝りまくった
相手は 金髪の
まだ若い綺麗なお姉さん
車をチェックし
「ほとんど傷がついてないし
すぐに車検だから
そこで もし何か言われたら 連絡するわね」
と言われ 自分の連絡先を渡した
「何もなければ 連絡しないし
それに 心配しなくても大丈夫よ
かかったとしても
そんなに大きな金額にはならないはず」
自分の車がぶつけられたのに
なんでこんなに優しいの
顔も 声も 仕草まで 優しい
その後
綺麗なお姉さんから
連絡は来なかった
弁償はしなくてよくても
せめてお詫びくらいさせて と思ったけれど
なにぶん 気が動転していて
相手に自分の住所は渡しても
相手の住所を受け取るまで
気が回らなかった(このばかもん)
何しろ 初めて
震え上がるって体験 をした私
(渋滞で、その上
疲れてたってのは あるとは思うけど
貧血じゃなかったら
こんなとこで意識がとぶなんて
なかったはず)
要治療が出たら
すぐに 行かなきゃダメですね
という お話でした