
『多文化に出会うブックガイド』(2011年)
世界とつながる子どもの本だなプロジェクト編集 読書工房
今日の一冊はコチラのブックガイド。ブックガイドなので、色んな本の紹介が載っていて、見ているだけで楽しい。
今月の児童文学ピクニックのテーマは『異文化理解 -隣のあの子ー』にするのですが、もうこのブックガイド持って行けばそれで終了でいいんじゃないかな、なんて(笑)。
ただね、こちらのブックガイド、中身は絵本と児童書なのに図書館で置いてあった場所は、児童書のブックガイドのコーナーではなく、一般書のコーナーにあったんです。モッタイナイなあ。児童書のほうと両方に置けばよいのになあ。
多分ね、異質なものに出会ったとき‟コワイ”とか‟排除したい”と思うのは、ごくごく自然な感情なのではないかな。それが、良い悪いは別として。外国人に対して差別をするのは、大体その地域から出たことない人のほうが多い。知らないものだから、コワイ。ほら、子どもたちが好きなセカオワも歌ってました↓
「知らない」という言葉の意味
間違えていたんだ
知らない人のこと
いつの間にか『嫌い』と言っていたよ
何も知らずに
知ろうともしなかった人のこと
どうして「嫌い」なんて言ったのだろう
流されていたんだ
「知らない」ことは怖いから
醜い言葉ばかり吐き出して誤魔化して
自分のことまで嫌わないで
(『プレゼント』より抜粋)
って。異質なものは知らないものであることが多い。知らないものはコワイ。
だから、小さい頃から絵本や児童文学通じて、異質なものに触れ合うっていうのには大きな意味がある気がするんです。異質なものって、知ってみれば‟憧れ”に変わったりするから。
そんな異質から生じた壮絶なイジメを、‟憧れ”に見事に転換させた児童文学がコチラ↓

『ディダコイ』ルーマー・ゴッテン著 猪熊葉子訳 評論社
読み応えのある名作!
私自身は小学校3年生のときに読んだのですが、あのときホントに理解してたんかいな?ジプシーと白人の混血児のキジィは壮絶なイジメにあい心を閉ざしているのですが、見守る周りの大人の姿勢がもうね・・・!これは、大人が読んだほうがいい物語。見守るって、支えるってどういうことなのか。ああ、こんな大人になりたい、としみじみ思う。
異文化への偏見さえ取れれば、知らないということはコワイことではなく、ワクワクすることに転換するハズ!
まだまだ知らない味(←え、そこ!?)があると思うと、もうね。食欲の秋、私は常に異文化の食にワクワクしてます(笑)。