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今月の児童文学ピクニックは、流れで急きょ北鎌倉のカフェにて開催。
三男は、青空自主保育に通っていて、その活動時間中にやろうと思うと、これが直前に集合解散場所が変わるんですよ(涙)。自主保育あるある。
で、今回は急きょ六国見山に行くということで、北鎌倉集合解散。場所変更ゆえに来れなくなってしまった、みなさんゴメンナサイ。でも、こうなったら、北鎌倉を楽しもう!ということで、カフェを探したのですが・・・お目当てだったカフェは臨時休業だったり、なんと改装中で閉まっていたり、時間が早すぎて入れなかったり。
偶然(いや、必然!?)導かれるようにして、たどり着いたのが、東慶寺の入り口のところにあった喫茶吉野さんでした。落ち着い佇まい。レトロで薄暗い店の奥ではサイフォンが静かな光を放っていて、吸い込まれるように入っていきました。
知らなかったのですが、なんでも東慶寺は文学に大変ゆかりの深い寺だそうで。多数の文学作品に描かれていたり、境内には文学碑や文人の墓が多いんだとか。文人の墓には、あの岩波書店創業者の岩波茂雄氏も!岩波少年文庫サイコー!作ってくださって、ありがとうございます!!!
文学語るのに、ここ以上にぴったりな場所があるでしょうか!?そんな私たちが座ったのは、サンルーム側。金木犀やリスを眺めながら、ほぼ貸し切り状態で、のんびり長居させていただきました。

さて、今回のテーマは、‟ロードムービーにしたい児童文学 -旅せよ!少年少女!-”
いい児童文学における旅や冒険ってね、とある法則があるんです。それは・・・
‟行きて帰りし物語”
であること。
そう、『ホビットの冒険』に書かれている有名な言葉。どんなに冒険が魅惑的でも、どんなに待ち受けてる元の世界が変わらなくても、必ず戻ってくるんです。現実逃避じゃない。旅の中の困難を通じて、生きる力を得て、元の世界へ戻ってくる。自分を取り巻く環境は変わっていなくても、自分が変われば、生きていけるんですね。周りの問題じゃあ、ないんです。
ところが、最近の物語は、行きっぱなしで帰ってこないものも多いらしい。
こういうきちんとした。‟行きて帰りし物語”を読むと、いま自分の子がツライ目にあっていても、見守っていようと思えます。つい口出して、アドバイスしたくなるけれど・・・なんとかするのは、親や周りじゃない。本人しかないのです。もちろん、応援することはできるけれど。そこを混同しちゃいけない。その子が自分で乗り越える力を周りが奪っちゃいけない。
これ主人公や舞台を日本に置き換えて映画化したら面白いんじゃない?など妄想トークも炸裂でした。
今回は、来たかったのに場所変更により、来れなくなってしまった人も何人かいたので、後日初試みとしてZoomでオンラインピクニックをやってみようと思います!

町はあちらこちらに、金木犀の小さなオレンジ色の星たちが満開でした。
今回のテーマのリストが欲しい方は、Facebook『大人のための児童文学』ページからメッセージいただければ。