
『白鳥とくらした子』(2002年)
シシリー・メアリー・バーカー作・絵 八木田宣子訳
THE LORD OF THE RUSHIE RIVER 1938
次回児童文学ピクニックのテーマが、絵本から活字本への移行期本(幼年童話)なので、幼年童話づいてる今日この頃です。
さて、『今日の一冊』なーんと、初版1938年です!読み継がれてきた美しい古典。
幼年童話なので、低学年向けですが、もう絵が美しいのですよ、これ。
シシリー・メアリー・バーカーの名は知らなくとも、フェアリーシリーズをポストカードなどで見たことある人は多いのではないかしら?↓

ストーリーは古典の王道って感じで、素直で性格の良い女の子が、いじわるなお手伝いさんに騙されて貧乏になり、白鳥の王さまのところに逃げ、かくまわれて暮らすというお話。やさしいお父さんは、お金を稼ぐために航海に出ているのですが、最後はもちろんハッピーエンド。
もう、展開が読めちゃうのですが、たまにこういう古典を読むとほっとするのですよ。
この時代だからこそ描けたストーリー。
それにしても、古い時代の挿絵には、芸術に関する“本気度”が感じられます。
今の(特に日本)のように、ちょちょっと絵がうまいから、絵本でも~、って感じじゃあないんです。デッサン、デッサン、ひたすらデッサンを積んだ画家が、子どもの目に耐えうるものを持ってくる。
低学年なら自分でも読めますが、読み聞かせてあげても。
絵が美しいので、プレゼントされても嬉しい幼年童話本です