
昨日の青空自主保育は十二所果樹園に梅もぎに行きました~。もぎといっても、果樹園の人が棒でふるい落とすのをひたすら拾ってくんですけどね。まるで運動会の玉拾いかのようでした~。少し霧雨に降られたけれど、足元からドクダミが香り、道中には紫陽花がいっぱい。春が来るとここにもあそこにもこ~んなに桜があったのか!と驚くのと同様、6月になるとここにもあそこにも紫陽花があることに驚き、ニッコリしてしまいます。やっぱり紫陽花には雨が似合う。十二所果樹園、霊感が強い人は近寄れないそうなのですが、これでもかってくらい鈍感な私はしっとりと雨にに濡れた風景を満喫できました。鈍感、バンザイ。
そして、紫陽花を見るたびに思い出すのがこちらのお話↓

『青い花』安房直子作 南塚直子絵 岩崎書店
大好きな安房直子さんのお話、私は講談社文庫の『南の島の魔法の話』に収録されているほうで親しんでいたけれど、絵本も出てるんですね。
他のお話と同様、こちらも人間の悲しい性がさらっと描かれています。教訓的というのともまたちょっと違くて、でも我が身を振り返ってちょっとハッとさせられる、そんな物語。
貧しいけれど真面目な傘作りの若者は、ある日傘を持たない女の子を見つけ、デパートに一緒に生地を選びに行くんですね。デパートへというところが好き。デパートに似つかわしくない二人が賢明に生地を選んでいる、二人のワクワクが伝わってくるような気がします。真心こめて作った最初の青い傘。けれど、そのうち青い傘が大流行し、若者は多忙で嬉しい悲鳴。いつしか心を込めず、ただただ作っていった傘が町にあふれます。途中、最初に心を込めて作った傘の女の子が修繕を依頼に来るけれど、忙しい若者は顔も見ずに、放っておきます。「忙しい」って心を亡くすって字の通り。
そして、デパートの戦略で突然次は黄色の傘が大流行したとたん、若者は我に返ります。忘れていた心を取り戻し、女の子の傘を修繕して届けるのですが・・・。
心を込めること、感謝の気持ちを忘れないこと、ドキッとするお話です。