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ほとんど足音たてずにやってくるもの


『日ざかり村に戦争がくる』(2013年)ファン・ファリアス作 宇野和美訳 堀越千秋画 福音館書店

今日の一冊も戦争文学からコチラ↑

昨日ご紹介した『ヒットラーのむすめ』の舞台が現代から戦争時代を振り返ったものに対し、こちらは1930年代のスペイン内戦が舞台。子どもの目から見た戦争を描いています。そんなに残酷な場面は出てきません(最後のほうに少しだけ)。なぜなら、この日ざかり村は戦地にはならなかったから。それでも、戦争はやってきた。

≪『日ざかり村に戦争がくる』あらすじ≫
スペインの片田舎の小さな村に住む主人公の少年は、ある日戦争が始まったと聞かされる。だが村では銃声一つしない静かな日々が続く。やがて、パンやたばこが届かなくなり、男たちが村からいなくなっていく。戦争に行きたくない少年の父親は、山に隠れるが……。いつのまにか忍び寄り、人々の暮らしを侵していく戦争の恐ろしさを、静かな筆致で訴えかける。スペインを代表する児童文学者フアン・ファリアスによる名作。(福音館書店ホームページよりそのまま転載)

字も大きめ、たったの86頁という短い本。でも、心に残る。小学校高学年から。

子どもたちの知らない間に、戦争は日ざかり村に入りこんできていた。
ゆっくりと、なにくわぬ顔をして、ひたひたとしのび足で。(P.22)


急に世界が変わるわけじゃない。知らない間に、日常生活の色んなことが、少しずつ少しずーつ変わっていって、気づいたらすごいことになってる。気付かないうちに、っていうところがコワイ。

印象的だったのは初めて兵隊が村にやってきたときの、主人公の男の子の言葉

いいほうか、悪いほうか、思い出したくない(P.28)

そう、子どもには関係ない。味方か敵かなんて。どちらも同じ。最後の言葉も考えさせられます。悲惨な場面は苦手だけれど、戦争の実態を知りたいときにおすすめです。



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