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酉年に 『三千と一羽がうたう卵の歌』



『三千と一羽がうたう卵の歌』ジョン・カウリー著 デヴィッド・エリオット絵 杉田七重訳 192頁
2008年(原書初版)・2014年(翻訳初版)・小学校中級~


ニワトリって個人的には何かちょっと怖くって(追っかけてこられるイメージ!?)、ニワトリが出てくる話は興味わかなかったんです。でも、酉年だからか、図書館で「さあ、読んでください!」といわんばかりに目立つように置いてあって、そのアピールに応えて読んでみました。

≪『三千と一羽がうたう卵の歌』あらすじ≫
丘の上の養鶏場に暮らすジョシュのペットはメンドリのセモリナ。人間の言葉をしゃべるといってもだれも信じてくれないのは、セモリアが口をきくのはジョシュだけだったから。ビールがすきで、おこりっぽくて、おしゃれな老メンドリが語る生命の神秘と、新たな命の誕生をむかえる少年と家族の物語。(BOOKデータベースよりそのまま転載)

農場暮らしは『シャーロットのおくりもの』を思い出します。主人公ジョシュの家は養鶏場だからニワトリしかいないのだけれど。

【ココがポイント】
・子どもに安心して手渡せる児童書(まあ、大人にはちょっと物足りなくもあるのだけれど・・・ボソッ)
・ビール好きなメンドリがユーモラスで飽きさせない!(個人的にはちょっとイラっともするけど)
・メンドリの視点からの生命の話が、人間中心でなくてイイ。
・主人公のジョシュが、キツネ側に立っても物事を考えられるのがイイ。
・三千と一羽がうたう場面が圧巻!


ジョシュのお母さんは合併症で、赤ん坊が生まれるまで入院しています。命が生まれるって奇跡なんだなあ。命がテーマの本なのだけれど、実は個人的にはそこはあまり引っかかってこなくて。個人的には、主人公が10歳くらいの年で、本物のエンジン付きのボートを作り上げてしまうところに目がハートになりました。好きなことを極めるって素敵、そして、極められる環境が素敵すぎー。

ちなみに、この物語にもおばあちゃんが出てくるのですが、これが現代の子離れできない、過干渉タイプのいや~なおばあちゃんでして。娘のほうが大人で、ハイハイ、と聞き流している感じ。最後のほうには、実はおばあちゃんもいいじゃない!とはなるのですが、ジョシュが「どうしておばあちゃんはああなのか、もっとお母さん(娘)に優しくしてあげればいいのに」、と不満をぶつけたときの父親の返答がいいんですねえ。

「やさしさっていうのは、ひととおりじゃないんだ。おばあちゃんは愛情をたっぷり持って生まれてきた、だからこそ、人のことを心配しすぎてるんだろう。口うるさい人間っていうのは、たいがいそうさ。そういう人とうまくやっていくには、こっちも愛情たっぷりで接しないといけない。・・・・・・おじいちゃんが死んでから、おばあちゃんはものすごくさみしい思いをしていたんだ。おまえがもっといっしょにいる時間をふやしてやれば、喜ぶと思うぞ」

う~ん、私なら「ホント、ホント、いい加減子離れしてほしいよね!」とか言っちゃいそう。児童書読むと、毎度大人のあり方も学ばされるのでありました。




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