
「もっと早くに知っていれば良かった」と思うようなリアル中高生の具体的エピソード15話を読みながら、どうしていけばいいのかが分かる本です。
【わたしはわたし。あなたじゃない。】あらすじ
相手とのバウンダリー(境界線)をきちんと自覚して、お互いの権利を尊重しよう。
そのためにはどうすればいいか一緒に考えていこうという本です。
友だち篇
苦手な子を誘う・誘わない どう決める?
最初に「こんなことがあったから聞いて欲しい」と問題のあった内容が書かれてあります。
中学2年生アイちゃんの話。
クラス替えがあったばかりの教室で、Aちゃんから映画に誘われたのは5人。
いつも一緒にいるメンバーもいればそうでない子もいたけど、仲良くなるチャンスだし、いいかと思ってたら。
Bちゃんから、誘ってないCちゃんも誘ったからって連絡が来て、Aちゃんは、Cちゃんの事が苦手だったから誘わなかったって分かってその後さらに、中止になったと嘘をついて解決しようなんてことになってしまい…それをまたCちゃんに話した子もいて!?
さぁ、どうする!?
その後、この会話のどこがポイントなのかが書かれてあり、その後相手との間に安全な境界線(バウンダリー)をどう引くかの解説がされます。
嬉しいのは、この本を読んでいる大人への解説も書いてあって、(こんな時どうすれば)という気持ちが和らぎます。
この他に、「男子同士のノリとか恋バナがしんどい」「親友の秘密を話してしまったら」エピソードがあります。
家族篇
ママってなんでも知りたがる!
大人には耳が痛い話もあります。
ここでは、中学1年生になるココちゃんの話。
ママはプライバシーなしで、勝手に部屋に入ってきたり、毎回何処に誰と行くのとか聞いてくる。
やることなすこと、全て把握していないと気がすまないみたい。
家族だからって、なんでも受け入れないといけないの?
他に「私の夢、私の進路。どうして応援してくれないの?」「まさかの妊娠。私はどうしたいんだろう?」があります。
学校篇
誰とでも仲良くしなきゃだめ?
中学1年生ナルくんの話。
学校がメチャクチャしんどい。
「誰とでもみんな仲良く」でイジメのないクラスを目標にしています。
ナルくんがしんどいのは、「誰とでも」というところ。
苦手な人もいるし、全員と仲良くなんてなれない。
それなのに、「誰とでも」仲良くしないといけないなんてしんどくて仕方がない。
先生は「誰とでも仲良くできるんですか?」
この他「おかしな校則にNOと叫びたい」「やりたいことがあるのに。先生に進路を反対された」があります。
恋愛関係篇
胸キュンしぐさ、無理すぎる・・
中学3年生ユキちゃんの話。
壁ドンやあごクイって女子全員好きなわけじゃない。
ドキドキする女子もいるけれど、しない女子だっている。
いきなり触られたりするのも好きじゃない女子だっている。
誰かこの気持ち分かって~
この他に「NOと言ってしまった。彼を傷つけたかな?」「「愛しているから」だと思っていました」があります。
SNS篇
我が家のスマホルール、厳しすぎ…
中学1年生ルルちゃんの話
楽しみにしていたスマホ。
ずっと我慢していたスマホ。
それなのに、パパとママから渡されたスマホルールは厳しすぎる。
ぼくのプライベート、ぜーんぶ見せなきゃいけないの?
なんでぼくだけ?
この他に「グループLINEの通知に困った」「俺のプライバシー、どこいった」があります。
巻末には、デートDVってなに?/デートDVチェッカー、しんどい時、困ったときの相談先が載せられています。
【わたしはわたし。あなたじゃない。】感想
親として当てはまる部分もあるし、自分が子供だった頃当てはまる内容もありました。
どれも似たような経験をしてきて、この本を読み、「もっと早くに知っておけば」と思うような内容が多かったです。
子どもの頃に受けた大人たちの理不尽なやり方。
知っていたら、反論出来た方法。
大人になった今、無意識に当時と同じことをしていた自分。
あんなに嫌だった事を、良かれと思って自分も同じようにやってしまっていたのでは?
そう思うとそんな自分の身勝手さに、情けなくなってしまいます。
だからこそ、1人でも多くの子どもたちや大人たちにこの本に出会って欲しいと思いました。