
チョコレート・ピース
すべてのピースがつながって、読後にチョコレートとコーヒーで、「ホッと」一息したくなるあったかい物語でした。
チョコレート・ピース
12ピースある章は、それぞれ短いエピソードで、青山さんにしては?だなと思いながら読んでいたら…
やっぱり繋がってた~!!
見事に。
しかも、(あ~そういうことね)と納得。
バラバラに思えたピースが繋がって、甘くもあり時に苦く感じられる、そんなチョコレートの味を楽しむかのように、読んでいて楽しかったです。
何気ない日常生活も、違う視点から見てみると面白い。
単純だな私。
けど、それでいーのだ。
自然なたちふるまい
小説だけど、素敵なエピソードがありました。
そのエピソードが息子や娘と重なって、目頭が熱くなりました。
恥ずかしいけれど、やっぱり大切な事は、言葉で伝えなきゃって思ってしまいました。
自然と人に親切に出来る。
そんな素晴らしい行動が出来る人になってくれてありがとう。
素直に嬉しいです。
あのとき
ひょんなことから相手の胸の内を初めて知る。
当時の出来事を振り返り、(あの時あの人はこう思っていたんだ)と事実を知る。
真実を知ったとき、ようやく何かこう、読んでいてモヤモヤしていた気持ちが、腑に落ちたといった感じでした。
そうして自分の過去を振り返ってみると、今まで私が生きてきた中で、勘違いや、すれ違いってどれだけあったんだろう。と思いました。
(あの時…)
自分本位で、勝手な憶測で過ごしてきたけれど、本当はそうじゃなかった事ってたくさんあったんだろうな。
自分の何気ない一言で人を傷付けたことって多々あるんだろうな。
反対に人を勇気づけたりした事もある。
そうやって人生を振り返ったとき、決して悪いことばかりじゃなかったはず‥そう信じたい。
これからは、相手の気持ちを大切にして、もっと自分の言葉に責任を持って、言葉そのものを大切にしようと思いました。
知っているのと、分かっているのは少し違う
たくさん知って、たくさんわかったりわからなかったりしながら、何度でも花開いていけばいいのよ。春は何度でもくるから
(いい言葉だな)と思いました。
これは主人公のピアノの先生が教えてくれた言葉ですが、そういった人生の先輩のような人がいるというのは、とても幸せな事だと思います。
私自身もそういった方がいます。
辛い時には寄り添い、悩んだとき、背中を押してくれる人。
人生の中で出会えば幸せです。
出会いというのは不思議なものです。
タイプは違うけれど、似ている
おっとりしたお母さんと、快活な多津子さん。
タイプは違うけれど、体に通う血の流れ方みたいなものが、なんだか似ている。
そうそう、これこれ。
こう言う事を言いたいし、書きたい。
けど、書けない。
姉妹ではないけれど、母と伯母を見ていると、タイプが違う。
けど似ているんです。
私の友人にも、タイプが違うけれど、なんだか似ているみたいなのってあるんです。
そういう所が価値観っていうのかもしれません。
しなければならないという考え方
「そうでなければならない」「そうしてはいけない」って、思ってた。
自分に対しても、相手に対しても。
それが100%正しいからって。
けど、そうじゃなかったと気づいたのは遅かった。
何でも早く気づけるというのは頭がいいなと思ってしまう。
私自身、本当は良くないと頭では分かっていても、実行できない。
けれど、それは気づいていないのと同じことだと思う。
どれだけ後から反省しただろう。
同じ過ちを繰り返さないように、気をつけて生きていきたい。
誕生日
「あぁ、また1つ歳をとってしまう…」
こう思ってしまう時は20代から30代になるとき、30代から40代と代が変わる時に特に思ってしまいます。
誕生日は両親から大切な命を授かった日。
そして、子どもたちが私たちの所に産まれてきてくれた日。
命をありがとう。
生まれてきてくれて、ありがとう。
感謝の気持ちで満たされる日なのです。
最後のエッセイ
2つのチョコレート、良かったな。
誰にだって大切で苦い思い出はある。
そんなやっぱりチョコレートみたいに、甘くて苦くて固いようでもろくて…
人の心って分からない。
分からないけれど、あったかい。
考えて悩んで、思い浮かべては考え直したり。
相手の喜ぶ顔が見たくて頑張って、喜んでくれたら、今までの努力なんかどっか吹っ飛んで。
人の心は分からないから良いのかもしれない。
やっぱり人間っていいな。そう思ったのでした。