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人生相談【そんなこともアラーナ】ヨシタケシンスケ感想

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生きていると何にも悪いことをしていないのに、なぜか理不尽な思いをすることってありますよね。

【そんなこともアラーナ】では、そんなさまざまな具体的な質問に対するヨシタケシンスケさんの回答がたくさん詰まっています。

人生相談【そんなこともアラーナ】

すべてのお悩みに言えることですが、「うまくいくはずだ」という前提をまず疑いましょう(本書より)。
元気のない歴50年の著者が「元気のない人の考え方」で数々のお悩みに答えます。
美しい逃げ方、楽しいあきらめ方を、かわいいイラストと優しい語り口で提案。
「まあ、そんなこともアラーナ!」という受け入れ方をめざしましょう!
2025年10月刊

お悩み相談 そんなこともアラーナ|白泉社

はじめに

世の中には2種類の考え方がある

・元気のある人の考え方

・元気のない人の考え方

元気のある人

元気を問題解決に使える

環境を変えたり、自分を変えたりする。

結果、あきらめなければ、「いつか夢がかなう」とか「1度キリの人生を楽しもう」という発想になる。

世の中で「こういう考え方がいいんだよ」と言われているのは元気のある人の考え方

元気のない人

使えるパワーに限りがある

なるべく少ない労力で問題を紛らわせる必要あり

思い通りにならない現実の受け取り方を変えることで、しょんぼりした気持ちを減らすことが出来ないだろうかという発想。

問題に立ち向かうのではなく、問題から逃げて遠ざかることに軸足をおく。

 

「がんばれ」と言われると頑張れるタイプ

 

「がんばらなくていい」と言われて安心するタイプ

 

ヨシタケシンスケさんは、悩みの大きさ、自身の基準のズレは人によって個人差があるので、【そんなこともアラーナ】人生相談は、万人向けではないという前置きをされています。

 

1章から6章までの中から、私なりの(あ~わかるなぁ)とか(なるほど)とか思った内容をピックアップしてみました。

第1章 すべてのお悩みに言えること「うまくいくはずだ」という前提を疑う

自分のよいところより、悪いところを見てしまいがちです。

「自分のよさ」を知るにはどうすれば良いと思いますか?

 

私は「物事には何でも白黒つけなくてはいけない。そうすべきだ」と数年前まで本気で思っていました。

 

けれども、そうじゃないんですよね。

 

自分の良さというのも、良さだけを数えるのではなくって、良い所には悪い所もくっついてくるし、悪い所だけ数えることは出来なくて、良い所も、もれなくくっついてくる。

 

結局、それらをひっくるめて「自分」なんだ。ヨシタケさんはそういった内容をわかりやすく、説明されています。

 

たまに、イラスト付きでのってあるアラーナちゃんのアドバイスが私のお気に入り。

 

生きる希望とは、どのようなものでしょうか

 

「○○しなくてはいけない」で固めなくてもぜんぜんよくて、それこそ「なんとかならーな」みたいに気楽に構えていたらいいんだよ。「それでいいんだよ。」って言われている感じ。

 

「イヌとかネコとかを観察してみよう。」というアラーナちゃんのアドバイスが「うんうん。」と思いました。

 

悩みはなぜ生まれると思いますか

 

こちらの質問に対してヨシタケさんは2つの理由をあげられています。

 

1つめは、「やろうと思えばできることがあるから」

 

2つめは、「理想尾や目標に到達していない、まだありたい自分の姿ではないから」

 

悩みって解決策があることに気づいていたり、自分の中でもう答えが決まっている事が多いように思います。

 

それを人に相談し、自分で自分の気持ちを整理するっていうのがいいんですよね。

 

ヨシタケさんにとっての「ご自愛」とはなんですか

 

こちらの質問に対して、ヨシタケさん本人も回答されているのですが、私だったら何かなと考えた時、真っ先に思い浮かんだのは、自分の中で(こんなことしていていいのかなぁ)なんて思うようなことをしてもいいのだ。と思えること。

 

結局、言葉が違うだけで、ヨシタケさんと同じような内容でした。

 

何かしていないと、時間がもったいないような気持ちになったりするけれど、それでもいいのだということ。

第2章 生きづらさを抱えた人だけが放つ魅力

想像力が強すぎて、読書には向いていますが「生きること」には向いていないなと感じています。どうしたら楽に生きられるでしょうか。

 

この質問に対しての回答で、想像力が強すぎる方は、楽に生きられません(笑)と初めに書かれてあって、自分にも当てはまるので、(だよね)と笑ってしまいました。

 

私自身想像力が強すぎることに、不満はありませんが、ありすぎて色んな事をいっぱい考えて抱え込んでしまって、しんどいなぁって思ってしまうのです。

 

考え方次第というのはとても大きいです。

 

考え過ぎると良くないのは、たいていの場合、悪い方に膨らんでいってしまうこと。

 

そんな時私は、あるかどうかわからないことをずっと考えてしんどくなるのはもったいない。

 

だから、今やっていることを大切にして過ごそう。そう思って過ごしています。

 

6年前に亡くなった愛犬の存在が大きくて、ずっとさみしくつらいままです。

この空虚感には、どのような付き合い方があると思いますか?

 

ヨシタケさんは自身の「もしものせかい」を読むといいですよ。と書かれています。

 

読んだ事がないので、気になっているので図書館になければ、購入してみようと思っています。

 

 

寂しくて辛いというのは、残された世界ではとても辛いことです。

 

私も、小学生のころ飼っていた犬が亡くなったとき、とても辛かったです。

 

今でも愛犬のことを忘れたことはないですし、当時のことを思いだしたりもします。

 

ヨシタケさんの回答がいいなぁと思ったのは、仮に先に自身が亡くなってしまったときに、残された方は、寂しくて辛いはずなので、その寂しさを自分が引き受けたという考え方をされています。

 

まるで、冷凍うどんを解凍するように、時間をかけてゆっくりと、そして最後はほっかほかのうどんに変わっていく。

 

時間が解決するという事を聞いたことがあると思いますが、本当にそう。

 

そのものすべてを忘れるのではなくて、気持ちは薄れていくけれど、その出来事としてはずっと残っている。

 

それはその人にとって、大切なことなんだ。と思います。

 

アラーナちゃんのアドバイスが可愛くて、「大きな木を見に来ましょう」と書かれています。

 

たくさんの人のたくさんの気持ちに、その木になったつもりで、想いを馳せてみてはと書かれてあるのです。

 

確かに何百年もの歳月を生き続けてきた、大きな木を見上げたとき、私もその木が今まで見てきたことってどんなだったのかなぁと考えることがあります。

 

きっと何百年経っても、人の気持ちというものはたいして変わりはなく、人々は同じような事で悩み、考えているのだろうなと思い、「だったら自分も良しとしよう」と思うのでした。

 

起こっていないことを心配して、それに心がとらわれてしまうことがあります。

心配しても仕方がないと思うのですが、頭の中でふくらみます。

 

先ほどの想像力が強すぎる質問と似ていますが、私もすごく共感します。

 

ヨシタケさんも共感されているようで、頭の中でふくらんでしまう心配事って、消そう消そうと思うと余計に大きくなってしまうんです。

 

ヨシタケさんはたくさん心配すると、その心配事の起きる確率って、実際にちょっと減ると思うと回答されています。

 

そのために、予防したり、対策をとったりして、人間は日々成長している。

 

だから心配事がたくさんあれば、その予防策を考えることが出来るので、良しとしようということになるんですね。

第3章 友達がいなくても、1人で何かを楽しそうにやっている人がカッコいい

人生のたられば妄想をする時間が年々長くなっています。

どうしたらやめられるでしょうか。

 

たらればの話も考えてしまいます。

 

私はやめよう、と思っていたのですが、やめる必要はないんじゃないかとヨシタケさんはおっしゃっています。

 

それは、「もし、とかあのとき、」とかと自分を見つめ直す時間になるからなんだそうです。

 

妄想好きの方はその妄想を文章やイラストにするのがおすすめ。

 

考えるだけじゃなくて、表現するということですね。

 

もしかしたら、昔の偉人たちも同じように心配性で、「たられば」ばかり考えていてその頭の中にある「もやもや」を作品として表現し、現在に残る偉大な作品を作っていたのかもしれません。

 

まわりの影響を受けやすいので「人は人、自分は自分!」と気持ちでは思っているつもりですが、やっぱり振り回されてしまいます。

これは自分に自信がないからでしょうか。

 

その人の中にある「価値観」や「考え方」「捉え方」というのは難しいものです。

 

性格にもよるし、なかなか変えられるものでもありません。

 

私も質問者のように「ふりまわされるのはよくないんだ」と知らない間に考えることがあって、ヨシタケさんの回答に(なるほど)と思いました。

 

回答はこんな感じです。

 

ある意味、いろんなことにふりまわされ続ける人のほうが、一番強いような気もするんです。

ワカメとかコンブみたいに、地面に一か所くっついていれば、あとはもう流れに身を任せる。

 

いい考え。

 

何かに例えてみるって、具体的で面白いですよね。

 

海藻みたいなイメージで生きる。

 

芯の部分だけは変わらないけれど、後は世の中の流れに身をまかせる。

 

これなら、やっていけそうです。

 

第4章 やりたいことがみつからなくても、「どうしてもやりたくないこと」が1つあれば、いい

読む時間がなくても、気になる本や雑誌を買っても良いのでしょうか。

 

これは、私も間違いなく「はい」です。

 

本を読まなくても、手もとにあるだけで、いつでも読めるし気になるというのは、好きになるかもしれないし、(勝って良かった)と良い事がたくさんついてくるように思うから。

 

後興味ある質問では、仕事でミスした時の立ち直り方法や、趣味や好きなことで生計を立てていけるのだろうか。といった質問が4章にはありました。

 

好きな事で生計というのもそうですが、答えというものは、正直誰にも分からないよなぁと思います。

 

それでも、(こうなればいいな)といった目標は忘れずに今やりたい事を必死にやっていればいつか結果として残していけるのかな。って。

 

何をするにも、結局最後は数字や結果になるけれど、生活に支障がなく、自身の生活水準を保ちつつ、好きな事が出来るというのは素晴らしいことではないかと思っています。

 

第5章 人類初の冷静な親を目指す必要はない

子どもが絵本を読まず、図鑑ばかり読んでいます。

絵本を好きになってもらいたいのですが、どうしたらいいのか…

 

私が親だとまた違うのかもしれませんが、第3者目線だと、図鑑いいじゃないですかと言いたいです。

 

自分の子どもが集中して読んでいるなら(おぉぉ~!!)と思います。

 

ヨシタケさんの回答の一部はこんな感じ。

 

「物語をたくさん摂取すれば、人間的な価値が向上するとはかぎらない」っていうことをまず知って頂きたいのと、このお悩みに限らず、親しい人が好きなものを否定しない、きちんと尊重するってすごく大事なことだと思うんです。

 

本当にそう思います。

 

私はつい、自分の価値観で物を言いがちですが、否定しないというのは大切です。

 

それだけで、まず安心なんですよね。

 

わかっちゃいるけど…です。

 

自分にも他人にも厳しすぎる娘(20代)の先行きが心配です(孤独な人生を送るのではと)少しでも、寛容になってもらうには

 

こちらの質問も質問に対する回答もよくわかります。

 

ヨシタケさんや質問者さんと同世代の私も、子どもを心配する親の気持ちはたまらなく分かります。

 

っで、その子どもに寛容さを求めるのであれば、まず親自身が子どもの生き方自体に寛容になる。

 

これは、もうほとんどの人が体験済みなのではないだろうか。と思っています。

 

この歳になると、自分に関心を持つ。

 

これがいいのではないかと私自身思って生活しています。

 

小さな子どもが犠牲になった事件や事故のニュースを見ては、とても落ち込んでしまいます。しまいに、自分の子どもをちゃんと大人になるまで育てられるかが不安にまでなってしまいます。

 

もう、子どもを想う親の気持ちそのものですね。

 

ヨシタケさんも親あるあるな不安だと書かれています。

 

私の場合、子どもの一番心配していることを、自分の母親に「(子どもは)大丈夫なん?」と聞いてくるところが嫌で嫌で仕方がありませんでした。

 

言い換えると、子どもに何かあった時、「あなた(親)の責任やで。」と言われているような気持ちになるのでした。

 

朝出かけると、毎日無事に帰ってきてほしい。と思っていても、どうなるかなんて誰にも分からないのに、念押しされると、どうすることも出来なくて、余計に辛くなることが多々ありました。

 

母親からすると、心配だからこそ伝えていたのだと分かるのですが、私が言ってもらいたかった言葉は、そうではなくて、ヨシタケさんがいうような「どうすることもできないことはあるけれど、一日一日を大切にするしかないんだよ」そうやって、いつか自分が悲しい側に行く可能性もあるからこそ、その日まで、今を大切にする。そう言って欲しかったと思っています。

 

第6章 人が生きていく以上、ワクワクは減る

年々、歳をとることが怖くてたまりません。

そんなことありませんか?

どう考えて生きていけばいいかと思っています。

 

先日歩いて銀行へ行こうとしたところ、信号が黄色の点滅から赤色に変わるまでに、横断歩道を渡りたくて、何年かぶりに走りました。

 

ところが、走っているつもりなのに、足がうまく動いてくれないのです。

 

なんだか膝がカクカクしたような感じで、なんとか渡ったのですが、歳を取るというのはこういうことか。と実感した出来事でした。

 

40代、50代というのは、体力もなくなってくるわけで、こういった経験をすると確かに歳を取るのが怖くなるのだろうなと思いました。

 

誰でも通る道なので、そこはもう順番なんでというヨシタケさんのように、慣れていくのが恐怖がまぎれるのかもしれませんね。

おわりに

たくさんの悩み相談に答えられてきたヨシタケさん。

 

「幸せ」や「喜び」についての悩みが多いということで、人間が生きていく上でそれらは何なのかを描かれています。

 

この回答、私自身腑に落ちていて好きな部分です。

 

「幸せ」はもとに戻せると思えること。

例:ケンカしても泣かなおりできたり、病気になっても健康に戻れること。

 

「喜び」は何かが今と変わっても大丈夫だと思えること。

例:新しい環境や新しい生活など。

 

あなたにとっての居場所は必ずあるということ。

居場所は1つではないということ。

人生相談【そんなこともアラーナ】まとめ

こどもから大人までの悩みの相談をヨシタケさん目線で書かれた本。

 

「わかるわかる」と思う質問や、「そういったことで悩んだりもするんだな」と感じたり、ヨシタケさんのナイスな回答など、どれも勉強になりました。

 

私が感じたことは、不安というものは、知らないから、先が見えないから心配するので、少しでも不安に思っていることについて調べてみる。「知っていれば不安は目減りする」ということ。

 

そして、生活していく上で一番大切なこと。

 

それは、自分の考えを言語化する力を養うということ。

 

親子でも家族でも、自分の思っていることを上手く言葉にして表現できないから、コミュニケーションが上手くいかず、ケンカになってしまうことがとても多いと日々感じています。

 

子育てを終えようとしている今、反省しているのは、「もっと子どもたちに、自分を語る機会を増やしてあげたかった。」ということです。

 

成人してからも、まだまだ親子の関係は続きます。

 

なかなか難しいのですが、私は相手にもっと興味を持つ。

 

否定から入らず、相手が自分を語りやすい環境にすることを心掛けてみようと思いました。

 

 




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