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【ローマの休日】のあらすじと感想

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何不自由なく過ごされていると思われたアン王女は実は激務に悩まされていたのでした。

 

聡明さをうかがわせる広い額。くっきりと秀でた眉。深い輝きをたたえた切れ長の大きな瞳。まっすぐ通った鼻筋。笑うと誰もを魅了する紅い唇。

 

娯楽といえば映画だった時代、人々はスクリーンに彼女がいるだけで、心を奪われたのだと思います。

 

ローマの休日

主な登場人物

アン王女

ヨーロッパ某国、最古の王家の王女。

19歳。

小さい頃から公務については教え込まれ、どんなに気分が落ち込んでいても、公式の席につくと、まるで機械のように正確に同じ笑顔を作ることが出来てしまう。

欲しいものは、自由。

ジョー・ブラッドレ―

アメリカン・ニュースサービス社の新聞記者。

 

アーヴィング・ラドヴィッチ

CRフォトサービスのカメラマン

マーモント将軍

アン王女の側近

ヴァレベルグ伯爵夫人

アン王女の側近

マリオ・ディラーニ

美容師

 

ローマの休日】のあらすじ

アン王女は、ヨーロッパ最古の王室の一員として、親善旅行の最初の地、ロンドンを訪れます。

 

その後、アムステルダムにてビルの寄贈式と船の進水式に列席。

次の訪問地はパリにて貿易に関する諸会議に出席、各国を訪問後、最後となる地がローマとなりました。

 

ローマに着き最初の公務は王女歓迎の式典にでること。

 

親善旅行中はどの国でも夜は舞踏会。毎晩何人もの招待客を紹介され笑顔でその国の言葉で挨拶をし笑顔を絶やさない。

 

ドレスの下につけるパニエは細い腰をより一層しめつけられるし、舞踏会は退屈そのもの。

 

自分が踊りたいパートナーと踊れる自由はなく、側近たちが熟慮の上に決定したリストに従い来賓たちと踊るだけ。

 

身分の高い者に限られているので、王女の相手は父親と同年代かそれ以上の男性ばかり。

 

学校にも通ったことがないので、同年代の友人もおらず、悩みを聞いてもらう相手もいないのでした。

 

王女のこなすべき義務は、決められたことをキチンとこなすこと。

 

アン王女はとうとう激務に倒れてしまうのでした。

 

アン王女と同じ年の娘がいるのですが、想像するだけで気が滅入ります。

脱出成功

ベッドに入った王女は疲れのあまりヒステリック気味。

医者に鎮静剤を打たれた王女ですが、窓から眺める自由の向こう側へ行くため、もうろうとしながらも、隙を狙って大使館から抜け出してしまいます。

 

ジョーとの出会い

疲労と鎮静剤が効いている為、道端で眠りこんでいた彼女ですが、アメリカ人新聞記者ジョーと出会い、寝ぼけ眼ながらきちんとした見なりと教養がある彼女を不思議がり、ジョーは自分の下宿先へと連れていくのでした。

 

ひょんなことから、王女を家に連れてきてしまったジョーは自分を人が好過ぎるとしながら、適当に王女の会話に付き合うのですが、フィクションとはいえ、ジョーに見つかって良かったと毎回思ってしまうのでした。

 

王女の方はというと、突然王女がいなくなったので、慌てふためくのですが、ジョーの方は泊めた女性が王女と気づきます。

 

自由の世界へ

1人で歩くアン王女の後をつけながら、タイミングを見計うジョー。

 

アン王女と言えば、長すぎる髪を切りたいと美容室へ。

美容師に「もっと」と長い髪をどんどん切ってもらいます。

 

日本でもヘプバーン・カットはすさまじい人気になりました。

 

ローマの休日トリビア

ローマ市の中心にあるトレヴィの泉では、撮影時34度という暑さ。

汗でメイクが流れ出し、俳優たちはワンカットごとに顔を洗いに行ってたんだそう。

 

やりたいことを全部やってみない?一緒に

 

ローマ名所めぐり

ジョーは独占スクープを狙い、アン王女と偶然鉢合わせたふりをし、証拠写真を撮るためカメラマンのアーヴィングを呼び、ローマの名所をアン王女と巡ります。

 

ジョーが王女をスクーターに乗せてコロッセオに向かう所は楽しそうでした。

 

カフェに入り、王女は高いシャンパンを、ジョーはお金がないので安いアイスコーヒーを注文します。

映画ではアン王女はブラウスの第一ボタンをはずしていて、開放感が表現されています。

アーヴィングとのやり取りもおもしろい。(気づけよ)と言わんばかりのシチュエーションでしたが、どんなことにもハラハラしているアン王女のしぐさが可愛すぎる。

 

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の「真実の口」では、あの有名なシーン

 

「嘘をつくと差し入れた手を食いちぎられるんだ」

 

ジョーが手を入れ、悲鳴をあげ、必死で助けようとし、冗談だったというシーンはほのぼのしてしまいます。

 

アーヴィングとの分け前も決まったことで、ジョーは名所をアン王女とめぐるのですが、ジョーと王女の間にはいつしか淡い恋が芽生えるのでした。

 

別れ

そんな中、船上パーティの会場で秘密警察に踏み込まれ、アン王女は自ら大使館へと戻ります。

 

車中で熱い抱擁を交わすアン王女とジョー。

 

身を切られるような辛さに耐えながら微笑むアン王女に、ジョーも精いっぱい微笑み返すのでした。

 

ローマの休日

ローマ最後の記者会見に出席したアン王女。

 

彼女はジョーが新聞記者であったことを知ります。

 

記者会見で、ジョーはアン王女の事を記事にしないことを密かに告げます。

 

アーヴィングもまた、撮った写真を王女にプレゼントします。

 

すべてをさとったアン王女。

 

王女はジョーに、「So happy」と告げます。

その言葉には、「うれしく思います」という意味と「幸せでした」という意味が込められているのでした。

 

2人は万感の思いを眼差しに込め見つめ合います。

 

いずこも忘れがたく、よしあしを決めるのは困難…

いえ、ローマです。

今回の訪問は永遠に忘れることはできないでしょう

 

 

そうして2人は別れるのでした。

 

ローマの休日トリビア

記者会見でのシーンは、本物の貴族や新聞記者をエキストラにして出演。

臨場感が半端ないですね。

 

記者会見に使用されたのは、ナポリの王族のローマでの私邸だったというブランカッチョ宮殿。

 

 

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