以下の内容はhttps://jibunnnoikikata.hatenablog.com/entry/mouwakaretemoiidesukaより取得しました。


【もう別れてもいいですか】ネタバレ感想 垣谷美雨 中央公論新社

【PR】このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を利用しています。

  熟年離婚は妻から夫へ三行半を突きつける場合がほとんどだそうです。

離婚までに至る経緯を事細かく書かれた「もう別れてもいいですか」

どこにでもある家族のお話です。

【もう別れてもいいですか】簡単なあらすじ

58歳の主婦・澄子は、横暴な夫・孝男との生活に苦しんでいた。田舎の狭いコミュニティで、モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは、離婚して自分らしく生きる元同級生との再会だった。勇気を振り絞って離婚を決意するも、財産分与の難航、経済力の不安、娘夫婦の不和など、困難が山積。澄子は自分の人生を取り戻せるのか? 平凡な主婦による、不屈の離婚達成物語!

もう別れてもいいですか -垣谷美雨 著|電子書籍|中央公論新社 

 

【もう別れてもいいですか】作者:垣谷美雨 

   

1959(昭和34)年、兵庫県生れ。明治大学文学部卒。2005(平成17)年、「竜巻ガール」で小説推理新人賞を受賞し小説家デビュー。結婚難、高齢化と介護、住宅の老朽化などの社会問題や、現実に在り得たかもしれない世界を題材にした小説で知られる。著書に『リセット』『結婚相手は抽選で』『七十歳死亡法案、可決』『ニュータウンは黄昏れて』『夫のカノジョ』『あなたの人生、片づけます』『老後の資金がありません』『女たちの避難所』『夫の墓には入りません』『姑の遺品整理は、迷惑です』『うちの子が結婚しないので』などがある。

垣谷美雨 | 著者プロフィール | 新潮社

 

垣谷美雨さんの感想記事

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

jibunnnoikikata.hatenablog.com

 

【もう別れてもいいですか】あらすじとネタバレ感想 

はぁ〜スッキリした〜!

ずっと悶々としたままできていたのが、後半から一気に心が晴れやかになります。

垣谷さんの本は最後は必ず女性がハッピーエンド。

それが分かっていても、つい友達とお茶する感覚に陥り真剣に読んでしまいます。

 

不幸の目盛り

 

時には口にだして言えないような人間のいやらしさがにじみ出てくる場面も。

例えば…

無意識のうちにどちらがより不幸かと、不幸の目盛りを測ってしまう。そして自分の方がマシだと思うと安心する。そういういやらしさがいつまで経ってもなくならない。

友人とお茶をしながら話す中でこういった思いが出てきます。

そういう気持ちが心の中にあるって分かった瞬間なんだかとても嫌な感じに思いますが、人間は誰しもがそういった考えがあると思います。

だから泥沼の人間関係ドラマが人気だったりするんですよね。

 

近所の目

 

他人と比べてはいけない。そんな事分かってても人間なんだから比べてしまう。

そして田舎にいくほど、近所の目が気になってしまう。

外面が良い人ほど要注意なのかもしれません。

 

「他人には内情なんてわからんもんだよ。うちのダンナなんて外面の良さでは天下一品やもん」

主人公の澄子もそうですが、夫に自分の思っていることを伝えない人が多い。

それは言っても同じだからという理由もあります。

自分さえ我慢すればいい。と思っている人もいます。

夫はそれを良い事にやりたい放題。

 

我慢は絶対によくない。

どんなにちょっとしたことでも(これ言ってもいいかな)とか考えずに、自分の思いをしっかりと相手に伝えること。

これはとても大切ですが、それが出来たら悩まなくてもすむんですよね。

言えないから困ったもんです。

 

以前知人に、家族は誰かが我慢するのではなく、お互いが思いをぶつけ合い喧嘩する。そして最終的に家に戻ると言うのが理想の家庭なんだと教えて貰いました。

とにかく、ストレスは溜めないこと。

言えない場合は、少しづつ気持ちを言えるように、難しい場合はノートに気持ちを書くようにする。

そうすると自分が今何に怒っているのか、気持ちの整理が出来るので気分も落ち着くそうです。

試してみてください。

 

ややこしい

 

給食センターに勤めている澄子の仕事で老人福祉施設の食事の指示でバナナな切り方の指示書があります。

 

老人の健康状態に合わせて切っていくのですが、とにかくややこしい。

 

いちいちマニュアルを見る暇がないので頭に叩き込んでおくみたいなのですが、家に帰ってまでも切り方をイメージするなんておかしすぎると思いました。

 

ようやくなのか

いろいろとグジグジ考えている澄子にイライラしていましたが、ようやく具体的に預金を見て自立に向けて考え始めようとします。

 

それでも周りの意見や自分の状況をみると、一歩がでません。

結局いつもと同じうだうだで終わってしまうのでした。

 

噂話

 

噂好きの人との飲み会なんて怖い。怖すぎる。私ならそんな飲み会にいかず、自分が快適な方向に持っていきますが、もし自分が同じ境遇なら澄子と同じように思い悩むのかなぁ?とふと思ってしまいました。

 

自分が居心地よければそれでいい。たったそれだけなのに…

 

人の目や噂を気にして前に進めないのは時間がもったいないと思うのでした。

考え過ぎてしまうと行動するのに時間ががかってしまうので、「すぐやる」これが大切です。

 

娘たち

澄子には2人の娘がいます。

 

長女の望美は現実主義。母親の澄子や妹を見ていると結婚の意味が分からないそう。

妹の香奈は結婚したものの、仕事に家事や育児を全部受け持ち見ていて辛そう。

 

周りをよく見ている長女望美にさえ、自分の思いを伝えられないでいる澄子。

 

夫と離婚したいなどと、娘に言うべきではないと思う。

事後報告でいいのではないか。

 

私はすぐにでも言った方がいいと思いながら読んでいました。

冗談で娘に「お父さんと離婚したいと思ってるとか」と言われ、気弱な愛想笑いをするところは、正直しっくりきませんでした。

 

年代の違いもありますが、私は望美が思う気持ちと似ています。

 

澄子とは歳も違い、同じ田舎でもまた違いますが、年齢や環境、考え方でこうも違うのだと思ってしまいました。

この本を読んでいて、同じ様な話を聞いたり熟年離婚があるのは実際にこういった本での内容があるからなのだと知りました。


どうして…

高校の時に親友だった美佐緒が離婚したという噂が流れます。

詳しい話が聞きたい為、東京へ行く事にする澄子ですが、ここでもまた夫の「絶対にダメやからな」という言葉に従います。

これにはびっくりしてしまいましたが、何十年と結婚生活を送り、夫にこき使われていると思考回路がおかしくなってしまうものかと思ってしまいました。

 

ダンナに抱きしめられたいと思う人、おる?

旦那にこき使われてきた妻たちの女子会の中でこう聞いてみようと思う澄子。

結果はきくまでもありませんが、結婚とは結婚の意味を考えたとき今までガマンしてきた感情が相手にたいして恨みつらみが強くなるぱっかりで、この行き場のないドロドロとした感情だけが残り、その感情から解放されるには、離婚しかないのだと澄子は思うのでした。

とうとう

実家の母親が調子悪いことにし、嘘を重ね家を出た澄子。

夫のいない頃を見計らって荷物を取りにきたのでしたが、夫が帰ってきてしまいます。

さすがにここは読みながらドキドキして(見つからないで)と心の中で叫んでしまっていました。

それにしても、田舎の弁護士に相談しても興味本位で見られたり、「女は」と下にみられることにも驚いてしまいました。

相談にきているのにそんな言い方をされると、頼れる相手が誰もいないと思ってしまい「二度と来るか!!」ってなりますよね。

いいぞ!澄子

今まで行動もせずウジウジと考えてばかりいた澄子が行動を起こしてからは本来の澄子として自分の気持ちをはっきりと相手に伝えていくようになります。

 

澄子のパート先のバナナの切り方もややこしすぎるので、上司に具体的にこうして欲しいというと、「そうなのよねぇ」と早速変更してくれました。

 

そして特に私がスッキリしたのは、娘香奈の夫に対しての言葉。

自分と同じ道を進んで欲しくないという思いや娘を想う気持ちは流石です。

人間、考え方次第で良い方向にも悪い方向にも持っていけるのですね。

自分の気持ちが言えなくても

その場で自分の気持ちを言えなくても後から伝えたってかまわないと思います。

香奈のように若くて夫婦関係の修復がまだ間に合うのであれば、「あの時どう思ったのか」、「どうして欲しかったのか」、具体的に相手に伝えるということ。

 

相手に依存するのではなく自立し、お互い協力し合うことが夫婦として大切な事なのだと私は思っています。

澄子のように何十年も経ってしまうとなかなか難しいです。

気付いた時から直していければと思います。

夫へ感謝

私と澄子は時代が少しだけ違います。

社会も少しは変わってきました。

父親は家事は出来ませんが、それ以外の事は母親に協力していたと思います。

そして私の場合も夫が協力してくれていました。

 

人生は人によって異なります。

 

私は澄子やその友人たちのような女性が多くいること、その理由も本から学びました。

こういった事はその状況を知らないと分かりません。

この本でその実態をしり、改めて夫に感謝出来ました。

この先の事は分かりませんが、私は夫と協力しあって共に残りの人生を過ごしたいです。

 

実際に経験しないと分かりにくいものですが、本での体験は人生の体験となります。

 

今の自分に出来ることを考えてみる。

この本で知る事でもいい。

読んで行動することでもいい。

とにかく行動しよう。

そう前向きに思える本でした。

 




以上の内容はhttps://jibunnnoikikata.hatenablog.com/entry/mouwakaretemoiidesukaより取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14