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【また明日】 群ようこ 幻冬舎 あらすじとネタバレ感想

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誰にでも起こりえるどこにでもある人たちの話というところが読みやすくておもしろい。

自分だけじゃない、幸せそうに見えたあの人もみんな自分の思い描く人生ではなかったけれど、それなりに頑張って生きてきた。

「また明日」そう言って人生を楽しめるお話。

【また明日】かんたんなあらすじ

平凡なサラリーマン家庭に育った、ヤヨイ。いいところのお嬢様、ユリコ。体が大きく、心も広く優しい、マスコ。お調子者でおっちょこちょいな大工の息子、カツオ。ヤヨイの隣家の息子、タカオ。同じ小学校で学んだ5人は、大人になりそれぞれの道を歩んで一度はバラバラになったが、還暦近くなって再会した。会わない間に、それぞれ大人になったところもあり、変わらないところもあり……。

昭和30年代〜平成の終わりまで、ささやかなようでいて、いろいろあった人生を生きてきた5人の物語。

誰もが自分の半生を投影できる、「普通の人」を描き続けてきた群ようこ、真骨頂の感動長篇。

『また明日』群ようこ | 幻冬舎

 

人生は本当にわからないもの。

人それぞれだけれど、1人1人違った人生があります。

そして言える事は今までよく頑張って生きてこれたということ。

そう自分を褒めたくなります。

【また明日】作者:群ようこ

1954(昭和29)年、東京都生れ。六回の転職を経て、本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め、1984年『午前零時の玄米パン』を刊行、独立する。『トラちゃん』『鞄に本だけつめこんで』『膝小僧の神様』『無印おまじない物語』『ネコと海鞘(ほや)』『またたび回覧板』『飢え』『ヤマダ一家の辛抱』『ビーの話』『小美代姐さん花乱万丈』『きもの365日』『平林たい子伝 妖精と妖怪のあいだ』『かもめ食堂』『しいちゃん日記』『ぢぞうはみんな知っている』『おんなのるつぼ』『れんげ荘』『パンとスープとネコ日和』『おとこのるつぼ』『ゆるい生活』『じじばばのるつぼ』『うちのご近所さん』『子のない夫婦とネコ』など著書多数。

群ようこ | 著者プロフィール | 新潮社

 

【また明日】あらすじとネタバレ感想

まず、表紙が面白い。

小学生の頃に撮った写真と還暦を迎えた写真。当時と同じ格好で写る5人。

仲良し5人組だったのかなぁと思いきやそうでもなかったあの頃。

還暦を迎えた主人公たちのそれぞれの人生が描かれています。

 

ヤヨイ

5人の中で一番平凡でちびまる子ちゃんのような存在だったヤヨイ。

1人っ子で両親に大切に育てられました。

同居こそしていませんでしたが、裁縫上手な母は、姑か選んできた相手ではなかった為、姑に嫌われ肩身の狭い思いをしていました。

毎回突然やってきては姑にイヤミを言われる。

その度に夫がかばってくれたおかげでなんとかやり過ごすことが出来ていました。

そんな平凡だけどのんびり育ったヤヨイ。

 

中学生になり隣に住むサエキくんと同級生になりますが、あまり話すこともありません。

その代わりに女の子がいなかったサエキくんのおばさんには可愛がってもらっていました。

 

小・中学生の頃のヤヨイの子供心がとてもよくわかる書き方で、(こうやって読むと子どもの気持ちがとてもよくわかるのに、当事者になると分かっているつもりになって、なんで向き合う事をせず、子ども心が分からなくなるんだろうなぁ)と思いながら読みました。

 

当時の母親、父親それぞれの気持ちも今になっては分かる気がします。

 

結局どの時代に生まれてきても、親というのは同じなのかなという気持ちもしました。

 

ヤヨイの人生の中で一番気になったのはやはり駆け落ちした母親の事です。

 

こういう事は経験してみないと本人の気持ちは分かりません。

想像し思う事はできても、どう考えても同じ気持ちにはなれないのです。

 

ヤヨイの家族はそれぞれ思う事があったのだと思いますが、結局お互いの気持ちを最後まで話せることは出来ませんでした。

話せた方が良かったのかどうかも誰にも分かりません。

 

最後は安心したような辛かったことが流された気持ちになれて少しホッとしました。

タカユキ

ヤヨイとは隣の家ということで、小・中と同じ学校でしたが、同じ方向に帰る時一緒に帰るだけでも「付き合ってる」と変なうわさが流れるのでお互いに何とも思っていなくても気をつかって、時間をわざとずらして帰るようなことをしていました。

そういえば私も中学生の頃、近所の同級生の男子とは話もしなかったなぁ。

読みながら当時の自分を思い出して懐かしくなりました。

 

タカユキの人生の中で一番気になったのは結婚生活。

浮気したタカユキ。

自分勝手てプライドが高い奥さんと向き合わずに逃げた所に腹が立ちました。

あの家庭じゃ誰だって息がつまります。

 

だんだんと話会える雰囲気もなくなってしまったけれど、それまでに向き合える時間はありました。

 

お互いを思いやるという事は見て見ぬふりをする事じゃない。

自分がされて嫌な気分になること。

相手にしてほしい事をお互いに具体的に話し合うことが、大切な事だと思いました。

 

1人だけではダメで双方が歩み寄らないと成り立たないことですが…

 

どこの家庭でもほんのちょっとしたことなのですが、どちらかが、グッとガマンしてしまって気持ちを言わなくなる。

そのガマンが積もりに積もってどんな形になって爆発するかは誰にもわかりません。

本人すら分からないのだと思います。

最悪の結果になる前に、言いたい事があれば、その場ですぐにいう。

感情を隠さないこと。

それが出来れば誰も苦労しないのかもしれませんね。

これといって何もなく平和に過ごせる家族は、それだけで幸せなのだと思います。

ユリコ

5人の中で一言でいうと、(えーとこの子)。ちびまる子ちゃんでいうと花輪くんの女の子バージョン。

美人でお金持ちで頭が良くて性格もいい。

なかなかいないけれど、公立の学校に1人いたりするタイプ。

当然私立の学校へ行ってしまうのですが、ユリコの母親が出来た人でまたすばらしい。

どこか1つ欠点でもないのかと思う位素敵な人でした。

そんなユリコの人生の中で一番気になったのはやはりユリコの兄の事。

 

家族であっても、どれだけ親しい友人であってもこの痛みはやはり本人達でしか分からないのだと思います。それぞれの思いは違っても兄を想う気持ちは同じ。

 

乗り越えていけたのは強いなと思いました。

そして犬たちの存在。彼らの癒しがあったのは確かだと思います。

カツオ

5人の中で一番勉強が出来ず、先生に怒られてばっかりだったやんちゃな男子。

そんな彼ですが、大人になって一番幸せに過ごしているのではと思いました。

小学生の頃から自分は大工になると決めていた所は勉強が出来なくても自分の事をよくわかっているし自分の将来のことを小さいころから決めているなんてなかなかいてないものです。

結局自立出来、楽しく過ごせる事が一番なのですから。

カツオの人生の中で一番気になったところは、家族皆が仲良い事。

子どもはいませんが、夫婦仲良く周りと上手に暮らしているところが良いなぁと思いました。

マスコ

遺伝とはいえ、とにかくデカいと言われてきたマスコ。

物心つくころから周りにデカいと言われ、うまく聞き流して気にしていないのかな。と思うくらいそんな素振りを見せず、とにかく人に優しいマスコ。

そんなマスコでしたが、デカいと言われることを、内心メチャメチャ気にしている所が(やっぱりそうだよね)と思いました。

そんなマスコですが、高校の先生のアドバイスでみるみるうちに痩せてメチャメチャ綺麗になります。

マスコの人生の中で一番気になったのは、夫と考え方のギャップ。

3男くんがとてもいい味だしていて、しっかりした子だなと思いました。

誰もがコンプレックスを持ち、気づかれないようにと必死で生きている。

思った事は、相手が誰であろうとハッキリと伝えるべきだと私は思います。

還暦からの再会

そんな5人がひょんなことで、皆で集まることに。

それこそ何十年ぶりに5人が集まりそれぞれの経験してきた人生を語りあう場面は私も5人の人生を読んで知っているので、(うんうん、そうそう)と会話に入っているようでした。

還暦を迎え、自分たちもいつどうなるか分からない。

だからこそ、今を大切に生きている。

やりたい事は後伸ばしにせずに今を大切にしている5人。

最後の「じゃ、また明日」という言葉にどこかなつかしいまっすぐなあの頃の子どものような感じがしました。

 

 




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